広島県で家に太陽光や蓄電池を付けるときの補助は、市町で中身がまったく違います。広島市には太陽光そのものの補助がなく、蓄電池は1台3万円です。一方、呉市は太陽光と蓄電池を同時に付けると合わせて70万円台になる例を出していて、東広島市の蓄電池の補助は2026年7月14日に受付を終えました。
- ほとんどの市町は、工事の契約・着工より前に申し込み、交付の決定を待ってから契約する順番。府中町だけは工事が終わってから申し込む
- 呉市・福山市・東広島市・廿日市市の太陽光の補助は、売電の固定価格買取制度(FIT)の認定を受けないことが条件
- 市の補助のうち国の交付金を使う制度は、同じ設備で国の補助と重ねて受けられない
合わせて読みたい7件・横にスクロール
広島の帯状疱疹ワクチン助成2026|広島市・福山市・呉市・東広島市の自己負担は2,600円〜、期限は3月31日手続き・窓口
広島のインフルエンザ予防接種助成|高齢者は1,400円から、非課税世帯は無料【2026】手続き・窓口
広島県の子ども医療費助成|通院1日500円・高校生まで、広島市と福山市は2027年1月から医療・病院
広島の子どもの予防接種|定期は無料、任意の助成は福山・東広島【2026年度】手続き・窓口
広島県の出産給付は一時金50万円+10万円|4市の申請先と期限【2026年】補助金・お金
中国地方のフェリー|広島〜松山6,000円、徳山〜大分3,950円、隠岐・小豆島・釜山交通・移動
広島の高齢者バス・タクシー券|福山は年7,000円分、呉は1乗車100円【2026年】交通・移動
広島県で太陽光・蓄電池の補助を選ぶときの目安
- 太陽光の額を大きく受けるなら:福山市(1kWあたり10.5万円、5kWまで)・呉市(1kWあたり7万円+最大5万円)・廿日市市(1kWあたり7万円まで)
- 今ある太陽光に蓄電池だけ足すなら:呉市(定額5万円)・広島市(1台3万円)・府中町(1台5万円まで)
- 人口減少区域の家なら:東広島市(太陽光が1kWあたり7万円に上がる)
- 窓の断熱も一緒に直すなら:国の先進的窓リノベ2026に、広島県が最大9万円を上乗せ
広島県7市町の太陽光・蓄電池の補助を一覧で比べる
2026年度の太陽光の補助は、福山市が1kWあたり10.5万円で最も高く、広島市は太陽光そのものを対象にしていません。受付の状況は、各市町の公式ページに出ている最新の時点の数字です。
| 市町 | 太陽光 | 蓄電池 | 受付の状況 |
|---|---|---|---|
| 広島市 | 補助なし | 1台3万円 | 490台中198台(9月30日) |
| 呉市 | 1kWあたり7万円+最大5万円 | 価格の1/3+5万円 | 残り4,400万円(10月16日) |
| 福山市 | 1kWあたり10.5万円(5kWまで) | 費用の1/3 | 予算の上限間近(9月25日) |
| 東広島市 | 1kWあたり5万円まで | 7月14日に終了 | 太陽光は残り約945万円(10月15日) |
| 三原市 | 1kWあたり5万円(上限15万円) | 費用の1/3(上限5万円) | 太陽光の残り12件(9月末) |
| 廿日市市 | 1kWあたり7万円まで | 費用の1/3(1kWhあたり5万円まで) | 残り約1,795万円(9月7日) |
| 府中町 | 1kWあたり2万円まで | 1台5万円まで | 2027年3月31日まで |
暮らしに要る日用品は、通販でも探せます。
申し込みの締め切りは、呉市・廿日市市が2026年11月30日、福山市が2027年1月8日、広島市・東広島市(太陽光)が1月29日、三原市が2月26日、府中町が3月31日です。どこも予算や台数に達した時点で、締め切りの前でも受付を終えます。出典:各市町の公式ページ(2026年10月27日確認)、広島県「令和8年度省エネルギー・再生可能エネルギー等に係る補助制度」。
広島市:蓄電池・エネファーム・V2Hが1台3万円
広島市の家庭用スマートエネルギー設備等設置補助金は、蓄電池・家庭用燃料電池(エネファーム)・V2H充放電設備が1台3万円で、3つ合わせて490台を募集し、9月30日時点で198台の申請です。受付は2027年1月29日(必着)までで、台数に達すると締め切ります。
蓄電池は、国のZEH支援事業の対象として登録された未使用の製品で、機器と工事費の合計が20万円以上、太陽光発電かエネファームにいつも接続して充放電できる1kWh以上のものが対象です。設置工事の着工前に申請して、交付の決定を受けます。賃貸住宅に住む人も、自分が住む部分に付けるなら申請できます。出典:広島市「家庭用燃料電池、家庭用蓄電池、V2H充放電設備の補助制度について」(2026年10月9日更新)。窓口は温暖化対策課(082-504-2185)です。
2026年度からは、居間の全ての窓を断熱窓に替える工事に1件3万円の補助も加わり、60件の募集に対して9月30日時点の申請は12件です。広島市「断熱窓の補助制度について」
呉市:太陽光と蓄電池の同時設置で78万3千円の例
呉市の住宅用太陽光発電設備等設置費補助金は、太陽光が1kWあたり7万円(上限63万円)に1kWあたり2万円(上限5万円)を足した額、同時に付ける蓄電池が価格の3分の1(10kWh分まで)に5万円を足した額です。市の例では、5.5kWの太陽光で40万円、100万円・6.5kWhの蓄電池で38万3千円、同時に付けると78万3千円になります。
対象は自分が住む戸建ての居住専用住宅の屋根で、1kW以上10kW未満、FITの認定を取らず、発電した電気の30%以上を家で使うことが条件です。ほかの補助金を受ける設備は対象になりません。受付は2026年5月25日から11月30日までの先着順で、交付の決定より前の購入・契約は対象外です。10月16日時点の予算6,780万円の執行率は35%で、残りは4,400万円です。出典:呉市「太陽光発電設備・蓄電池(家庭向け)の補助金のご案内」、呉市「補助金予算執行状況のお知らせ」(2026年10月19日更新)。
すでに屋根に太陽光がある家に蓄電池だけを足す場合は、別の家庭用蓄電池設置費補助金で定額5万円です。こちらの予算は100万円で、10月16日時点の残りは65万円です。呉市「蓄電池(家庭向け)の補助金のご案内」
呉市はほかに、エコキュート1台3万円、断熱窓(工事費の25%、上限10万円)の補助もあり、申請期間は2026年11月30日まで(予算がなくなり次第終了)です。呉市「省エネ・再エネ等についての補助事業」
福山市:太陽光は最大52万5千円、蓄電池は同時設置だけ
福山市の家庭向け創エネ・蓄エネ設備導入補助金は、太陽光が1kWあたり10.5万円(5kWまで)、蓄電池が設備費と工事費の3分の1で、蓄電池は補助を受ける太陽光と同時に付ける場合だけが対象です。蓄電池の費用は、1kWhあたり15.5万円(税抜き)までが補助の計算に入ります。
申し込みは2027年1月8日までで、福山市電子申請システムか郵送で受け付け、市役所への持ち込みはできません。市は、8月20日に申請額が予算の9割を超えたと知らせ、9月25日の時点でも太陽光・蓄電池とも受付を続けています。予算を超えた日の申請は抽選です。FIT・FIPの認定を受けた設備は対象外で、発電した電気の30%以上を自家消費し、市の交付決定のあとに着工します。出典:福山市「2026年度家庭向け創エネ・蓄エネ設備導入補助金交付事業について」(2026年10月7日更新)。
東広島市:太陽光は受付中、蓄電池は7月に終了
東広島市の住宅用太陽光発電設備導入補助金は、費用の3分の1と、1kWあたり5万円(人口減少区域は7万円)のどちらか低い額で、10月15日時点で予算1,872万4千円のうち944万9千円が残っています。人口減少区域は、志和町・福富町・豊栄町・河内町・安芸津町の全域と、八本松町・高屋町・黒瀬町の一部の小学校区です。
受付は2027年1月29日までです。国の交付金を使う制度なので、同じ設備に国などの補助を重ねることはできず、FIT・FIPも使えません。工事の契約日が2026年4月28日以前のもの、交付の決定より前に着工したものは対象外です。出典:東広島市「住宅用太陽光発電設備導入補助金について」(2026年10月15日更新)と申請の手引き。
蓄電池(費用の10分の1、7kWh未満8万円・7kWh以上10万円まで)・エネファーム・V2Hのスマートハウス化支援補助金は、申請額が予算の上限に達し、2026年7月14日に受付を終えました。東広島市「令和8年度スマートハウス化支援補助金制度について」
三原市:購入・着工の10日前までに申請
三原市の脱炭素社会推進事業補助金は、住宅の太陽光が1kWあたり5万円(上限15万円)、蓄電池が費用の3分の1(上限5万円)で、購入や工事の着工の10日前までに申請します。9月末時点の残りの件数は、太陽光12件、蓄電池11件です。
受付は2027年2月26日まで(先着順)で、窓口か郵送で申し込みます。国や県などの補助を受ける場合は、その額を引いた費用に一律2分の1をかけて計算します。宅配ボックスや家庭用エネルギー管理システム(HEMS、上限2万円)も対象です。出典:三原市「令和8年度脱炭素社会推進事業補助金のご案内」(2026年10月1日更新)。
廿日市市:契約の前に申請、審査に1か月ほど
廿日市市の住宅用太陽光発電設備等導入促進補助金は、屋根の太陽光が1kWあたり7万円まで、蓄電池が費用の3分の1で1kWhあたり5万円までで、受付は11月30日までです。9月7日時点で、予算3,990万円のうち1,794万6千円が残っています。
申請は必ず設置の契約の前で、審査に1か月ほどかかり、交付の決定のあとに契約して、2026年12月31日までに工事を終えます。蓄電池だけの設置と、17.76kWh以上の蓄電池は対象外です。発電した電気の30%以上を自家消費することが条件で、設置した翌月から1年間の電気の使用量を報告します。ソーラーカーポートも費用の3分の1が対象です。出典:廿日市市「令和8年度住宅用太陽光発電設備等導入促進補助金」(2026年9月9日更新)。
府中町:工事が終わってから1年以内に申請
府中町の住宅用再エネ等設備導入促進補助金は、太陽光が1kWあたり2万円まで、蓄電池とエネファームが1台5万円までで、ほかの市町と違って工事と支払いが終わってから申請します。申請日から1年前までに契約・完了した設備が対象で、受付は2027年3月31日までの先着順です。
太陽光は自分が住む戸建ての屋根などに付ける1kW以上10kW未満の設備、蓄電池は太陽光かエネファームの付帯設備で、ふだんから充放電する1kWh以上のものです。出典:府中町「令和8年度 府中町住宅用再エネ等設備導入促進補助金」(2026年3月19日更新)。
国の補助・広島県の上乗せとの組み合わせ
国の「住宅省エネ2026キャンペーン」は、窓の断熱改修(先進的窓リノベ2026事業)や高効率給湯器の設置(給湯省エネ2026事業)などが対象です。10月26日時点の予算に対する申請額の割合は、先進的窓リノベが31%、給湯省エネが53%です。キャンペーンは、国費が入っている自治体の制度とは併用できないと案内しています。住宅省エネ2026キャンペーン
広島県の「家庭におけるエコ窓普及促進補助金」は、先進的窓リノベ2026の交付が決まった県内の住宅に、国の交付額の3分の1か9万円の低い方を上乗せします。申請は工事をした施工事業者が行い、住宅の持ち主に還元します。受付は2027年1月31日までです。広島県「家庭におけるエコ窓普及促進補助金について」
広島で太陽光・蓄電池の補助を使うときの事情
- 呉市・福山市・東広島市・廿日市市の太陽光の補助は、国の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」などを使う制度で、FITの認定を受けないことが条件です。呉市・福山市・廿日市市は、発電した電気の30%以上を家で使うことも求めています。売電を中心に考える家は対象から外れます。
- 先着順の制度が多く、福山市・呉市・三原市・廿日市市は、予算を超えた日の申請を抽選で決めると書いています。
- 申し込む時期が市町で逆になります。府中町は工事のあとに申請し、ほかの6市は契約や着工の前に申請します。三原市は10日前まで、廿日市市は審査に1か月ほどと、余裕の取り方も違います。
- 蓄電池だけの補助があるのは、広島市・呉市(既設の太陽光につなぐ場合)・府中町です。福山市と廿日市市は太陽光と同時に付ける場合だけ、東広島市の蓄電池は2026年度の受付を終えています。
よくある質問
広島市で太陽光パネルを付けると補助はありますか?
いいえ、広島市の2026年度の家庭向けの補助は、蓄電池・エネファーム・V2H(1台3万円)と断熱窓(1件3万円)で、太陽光パネルそのものは対象になっていません。
市の補助と国の補助は両方もらえますか?
国の交付金を使う市の制度は、同じ設備で国の補助と併用できません。東広島市はそのことを明記していて、呉市はほかの補助金を受ける設備を対象外にしています。三原市は、国や県の補助を受けると、その額を引いた費用で計算します。
工事が終わってから申請できますか?
府中町は工事と支払いが終わってから申請します。広島市・呉市・福山市・東広島市・三原市・廿日市市は、契約や着工の前に申請し、交付の決定を受けてから工事を始めます。
公式情報確認:2026年10月27日(日本時間)。補助の金額や予算の残りは変更されることがあります。
