2026年度から高校の授業料を支える国の就学支援金は所得制限がなくなり、公立高校は年11万8,800円の授業料がまかなわれ、私立高校には年45万7,200円まで出ます。広島県内の私立高校なら、年収目安350万円未満の世帯は県の補助と合わせて年60万円までと入学金18万円まで軽くなります。授業料以外の教科書代などに使える県の奨学給付金は、公立高校の申請の最終期限が2026年12月18日です。広島県で高校生がいる家庭が使える給付と貸付を、対象・金額・申請先で並べました。
- 就学支援金は年収にかかわらず使えますが、申請しないと支援を受けられません。公立高校はe-Shienで申請します
- 奨学給付金は年収目安490万円未満の世帯まで広がりました。毎年度の申請が必要で、公立は県教育委員会、私立は県の学事課(申請は学校経由)が窓口です
- 広島県高等学校等奨学金と福山市の誠之奨学金は、返す必要のある無利子の貸付です
合わせて読みたい7件・横にスクロール
広島の帯状疱疹ワクチン助成2026|広島市・福山市・呉市・東広島市の自己負担は2,600円〜、期限は3月31日手続き・窓口
広島のインフルエンザ予防接種助成|高齢者は1,400円から、非課税世帯は無料【2026】手続き・窓口
広島県の子ども医療費助成|通院1日500円・高校生まで、広島市と福山市は2027年1月から医療・病院
広島の子どもの予防接種|定期は無料、任意の助成は福山・東広島【2026年度】手続き・窓口
広島県の出産給付は一時金50万円+10万円|4市の申請先と期限【2026年】補助金・お金
中国地方のフェリー|広島〜松山6,000円、徳山〜大分3,950円、隠岐・小豆島・釜山交通・移動
広島の高齢者バス・タクシー券|福山は年7,000円分、呉は1乗車100円【2026年】交通・移動
広島県の高校の授業料支援と奨学金の選び方
- どの家庭も:就学支援金の申請(学校の案内に従ってe-Shienで)
- 県内の私立高校で、年収目安350万円未満:広島県の授業料等軽減補助金(就学支援金と合わせて年60万円まで、入学時納入金18万円まで)
- 年収目安490万円未満で、教科書代・学用品代も助けてほしい:奨学給付金(公立の非課税世帯は年14万3,700円)
- 公立高校で、授業用のパソコンを家で買う非課税世帯:学びの変革環境充実奨学金(2万5,600円)
- 給付で足りない分を借りたい:広島県高等学校等奨学金(無利子、年収目安910万円未満)や福山市の誠之奨学金
広島県で高校生が使える支援の金額と申請先
返さなくてよい支援は、授業料の就学支援金・県の授業料等軽減補助金と、授業料以外に使う奨学給付金の3つで、それぞれ別々に申請します。
| 制度 | 対象 | 金額 | 申請先 |
|---|---|---|---|
| 就学支援金 | 所得制限なし | 公立年11万8,800円・私立年45万7,200円まで | 学校の案内でe-Shien |
| 授業料等軽減補助金 | 県内の私立・年収目安350万円未満 | 就学支援金と合わせて年60万円まで | 在学する私立高校 |
| 奨学給付金 | 年収目安490万円未満 | 公立年3万5,930〜14万3,700円・私立年3万8,000〜15万2,000円 | 公立は県教育委員会・私立は学校 |
| 学び奨学金 | 公立・非課税世帯 | 2万5,600円 | 県教育委員会 |
| 県の高校奨学金 | 年収目安910万円未満 | 月1万8,000〜3万5,000円の貸付 | 県教育委員会 |
暮らしに要る日用品は、通販でも探せます。
奨学給付金は全日制・定時制の額で、通信制は別の額です。年収の目安は、両親のどちらか一方が働き、高校生1人(16歳以上)と中学生1人の4人家族の場合です。出典:広島県教育委員会「高校生等奨学給付金」、広島県学事課「私立高等学校等の教育費負担軽減制度の御案内」、文部科学省「高校生等への修学支援」(2026年10月27日確認)。
広島で選ぶときの事情
広島県の支援は公立と私立で窓口が分かれ、公立高校は県教育委員会の教育支援推進課(082-222-3015)、私立高校は県の環境県民局 学事課(082-513-2755)が受け付けています。公立の奨学給付金は保護者が電子申請(LINEからも入れます)か紙で申請し、私立は学校が配る書類で学校に出します。
県の授業料等軽減補助金は、広島県内に本校がある私立高校に通う場合だけが対象です。県内から他県の私立高校に通うと対象外になり、就学支援金は通学先の県で申請します。一方、奨学給付金は保護者が広島県内に住んでいれば、他県の学校に通っていても広島県に申請します。
公立高校の奨学給付金は、2026年度は申請を3回に分けて締め切り、第3回が10月30日、最終期限が12月18日です。10月30日より後の申請も受け付けますが、給付の時期が遅くなります。私立高校の奨学給付金は、2026年度の一般分の受付をすでに終え、家計急変の世帯だけが12月25日まで申請できます。
就学支援金:2026年度から所得制限なし、公立は授業料が実質無料
高等学校等就学支援金は、2026年度から世帯の年収にかかわらず受けられ、支給の上限は公立が年11万8,800円、私立(全日制など)が年45万7,200円、私立の通信制が年33万7,200円です。2026年3月31日に成立した改正法で所得制限がなくなりました。お金は家庭ではなく学校が受け取り、授業料に充てます。高校生等への修学支援(文部科学省)
支援を受けるには、対象の生徒全員が申請する必要があります。広島県の公立高校は、県教育委員会からの案内に従ってe-Shienシステムで申請し、申請しないと支援を受けられないと案内しています。秋季入学者には、県教育委員会から申請の案内(オレンジ色の封筒)が郵送され、期限は案内に書かれています(2026年度は10月30日まで)。私立高校は在学する学校の案内で申請します。高等学校等就学支援金(広島県教育委員会)
高校をすでに卒業したことがある人や、3年(定時制・通信制は4年)を超えて在籍している人などは対象になりません。
私立高校は県の補助で、授業料等が年60万円まで軽くなる
広島県内の私立高校に通う生活保護世帯と年収目安350万円未満の世帯は、県の授業料等軽減補助金で、就学支援金と合わせて年60万円(月5万円)まで授業料等が軽くなり、入学時納入金も18万円まで補助されます。授業料に加えて、施設整備費・実習費など授業料に当たる費用も対象です。入学時納入金は「入学時納入金−5,650円」が18万円に満たないときはその額で、5,650円は自己負担です。
補助金も就学支援金と同じく学校が受け取り、授業料等から差し引きます。申請はすべて入学後で、手続きは私立高校から連絡があります。対象の学校は、県のページに一覧があります。私立高等学校等授業料等の負担軽減について(広島県)・私立高等学校等の教育費負担軽減制度の御案内(広島県学事課)
奨学給付金:年収目安490万円未満まで、公立は12月18日が最終期限
高校生等奨学給付金は、教科書代や学用品代など授業料以外の教育費に使う返済不要のお金で、2026年度から年収目安490万円未満の世帯まで対象が広がりました。保護者が広島県内に住み、生徒が就学支援金の対象であることが条件で、毎年度の申請が必要です。
公立高校(全日制・定時制)の年額は、住民税非課税の世帯(年収目安270万円未満)が14万3,700円、年収目安270万〜380万円未満が4万7,900円、380万〜490万円未満が3万5,930円、生活保護(高等学校等就学費)を受けている世帯が3万2,300円です。通信制は5万500円・1万6,830円・1万2,630円です。1人の生徒につき年1回、通算3回(定時制・通信制は4回)までです。
公立高校の2026年度の申請は電子申請か紙で受け付け、振込先の通帳の写しと、保護者全員の2026年度の課税(非課税)証明書を撮影して添えます。第1回は7月31日、第2回は9月30日、第3回は10月30日の締切で、最終期限は12月18日です。広島県高校生等奨学給付金(広島県教育委員会)・通常給付の申請手続(広島県教育委員会)
同じ申請で、公立高校の授業で使うパソコンを家庭で買った住民税非課税の世帯などに2万5,600円を出す「学びの変革環境充実奨学金」もまとめて申し込めます。学びの変革環境充実奨学金(広島県教育委員会)
私立高校(全日制など)の年額は、非課税世帯が15万2,000円、年収目安270万〜380万円未満が5万670円、380万〜490万円未満が3万8,000円です。2026年度の一般分の受付は終わり、失職・倒産・死亡などで2026年1月以降に収入が大きく減った家計急変の世帯だけ、12月25日まで学校を通じて申請できます。私立高等学校等奨学給付金のお知らせ(広島県)
広島県高等学校等奨学金:無利子で月1万8,000円から借りられる
広島県高等学校等奨学金は、年収目安910万円未満(4人世帯)の家庭の高校生に、無利子で学資を貸す制度で、国公立は月1万8,000円(自宅外2万3,000円)、私立は月3万円(自宅外3万5,000円)です。給付ではないので、卒業後に全額を返します。
高校生が申し込む在学募集は毎年度4月から12月までで、学習状況が良いこと、保護者が県内に住むこと、成人の保証人を2人立てることなどが条件です。中学3年生向けの予約募集は毎年度9月上旬からで、入学準備金(5万・10万・15万円から選ぶ)も借りられます。返還は、貸付が終わってから6か月の据置のあと、最長10年です。広島県高等学校等奨学金(広島県教育委員会)
福山市の誠之奨学金:高校生に月2万円・4万円を無利子で貸付
福山市は、市内に住む高校・高専の生徒に「誠之(せいし)奨学金」を無利子で貸しています。月額は国公立2万円、私立4万円で、入学準備金(5万〜30万円を5万円単位で選ぶ)もあります。出身中学校の校長の推薦が必要で、ほかの奨学金を受けていないことが条件です。返還は卒業の6か月後から、借りた期間の倍の期間で行います。福山市の奨学金制度について(福山市)
2026年度の当初の募集は終わり、追加募集を11月30日まで学事課(本庁舎13階、084-928-1169)で受け付けています。郵送や支所では受け付けていません。福山市奨学資金、誠之奨学金奨学生の募集(福山市)
広島県の高校の授業料支援でよくある質問
広島県の公立高校の授業料は、2026年度は申請しなくても無料になりますか?
いいえ、所得制限はなくなりましたが、就学支援金の申請は必要です。広島県教育委員会は、申請が無い場合は支援を受けられないとして、e-Shienでの手続きを求めています。
広島県内の私立高校に通うと、授業料はいくら軽くなりますか?
就学支援金だけで年45万7,200円までです。生活保護世帯と年収目安350万円未満の世帯は、県の授業料等軽減補助金と合わせて年60万円まで、入学時納入金も18万円まで補助されます。
奨学給付金と就学支援金は、別々に申し込むのですか?
はい、別々の制度で、それぞれ申請が必要です。就学支援金は学校の案内でe-Shienから、公立高校の奨学給付金は県教育委員会の電子申請か紙で、毎年度申し込みます。
公式情報確認:2026年10月27日(日本時間)。料金や時間は変更されることがあります。
