広島県の高齢者のバス・タクシー券は、市ごとに中身が違います。福山市は75歳以上の全員に年7,000円分の「おでかけ乗車券」、呉市は70歳から市内の対象バスが1乗車100円です。広島市は要支援・要介護の65歳以上に年2,500円か5,000円の利用券、東広島市は世帯全員が市民税非課税の一人暮らしなどの70歳以上に100円券100枚を出しています。
- 福山市「おでかけ乗車券」:10月1日時点で75歳以上。バス・タクシー共通券5,000円分とバス専用券2,000円分。はがきを出しそびれても、2027年3月末まで窓口で申請できます
- 呉市「バス優待制度(敬老優待)」:70歳以上。市内の対象路線が1乗車100円。MOBIRY DAYS(モビリーデイズ)の登録が前提です
- 広島市「要支援・要介護高齢者外出支援交通費助成」:65歳以上の要支援者は2,500円、要介護者は5,000円の利用券
- 東広島市「高齢者割引乗車券」:70歳以上で、世帯全員が市民税非課税。100円券を100枚
合わせて読みたい7件・横にスクロール
中国地方のフェリー|広島〜松山6,000円、徳山〜大分3,950円、隠岐・小豆島・釜山交通・移動
広島県のタクシー配車アプリ|GO・Uber・DiDiが使える20市町と手配料【2026年】交通・移動
広島市の撤去自転車の保管所|西区扇で10時半〜19時、手数料2,200円と持ち物【2026年】手続き・窓口
広島県の免許自主返納|日曜は免許センター、経歴証明書1,150円・タクシー1割引手続き・窓口
広島の観光地の駐車場|平和公園は専用なし・宮島口20分200円、尾道・鞆の浦の料金【2026年】交通・移動
広島から宮島・江田島への船|宮島口200円・小用1,130円、車はフェリー【2026年】交通・移動
広島のパスポート申請・受け取り|日曜は広島市旅券センター、10年用9,300円【2026年】手続き・窓口
広島県4市の高齢者のバス・タクシー券の比較(広島市・福山市・呉市・東広島市)
年齢だけで受け取れるのは福山市(75歳以上)と呉市(70歳以上)で、広島市は要支援・要介護の認定、東広島市は世帯と市民税の条件が付きます。申請は、市から届く申請書・はがきを返送するか、市役所・支所の窓口で行います。

| 市 | 対象 | 受け取れるもの | 申請 |
|---|---|---|---|
| 広島市 | 65歳以上の要支援・要介護の人 | 利用券 年2,500円(要支援)・5,000円(要介護) | 6月中旬に届く申請書を返送 |
| 福山市 | 10月1日時点で75歳以上 | 乗車券 年7,000円分 | 7月上旬に届くはがき。10月〜3月末は窓口 |
| 呉市 | 70歳以上 | 市内の対象バスが1乗車100円 | 70歳の誕生月の2か月前から窓口 |
| 東広島市 | 70歳以上・世帯全員が市民税非課税など | 100円券100枚 | 窓口(随時)。翌年からは郵送で更新 |
届く時期は、福山市が9月末ごろ、東広島市が7月下旬(更新分)、広島市が8月以降に順次です。呉市は申請から2〜3週間で、専用のICカードと資格確認カードが簡易書留で届きます。
広島市の外出支援交通費助成:要支援・要介護の65歳以上にタクシーチケットなど年5,000円まで
広島市の外出支援交通費助成は、9月1日時点で市内に住む65歳以上の要支援者に年2,500円、要介護者に年5,000円の利用券を交付します。前年の所得が一定以上の人と、障害者公共交通機関利用助成の対象の人などは外れます。助成の期間は毎年9月1日から翌年8月31日までです。
利用券は、次の中から1つを選びます。広島市と契約しているタクシー事業者で使えるタクシーチケット、似島汽船の乗船券、金輪島会の乗船券、乗合タクシーの回数券(美鈴が丘・大塚西・口田・中野と中野東・可部と亀山・福田・戸坂の各地区)です。
申請書は、対象の人に毎年6月中旬ごろ届きます。記入して同封の返信用封筒で返すと、市が所得と要介護度を確かめたうえで、8月以降に順次、利用券を郵送します。一度申請すれば、変更や取り下げをしない限り翌年度以降も同じ内容で自動的に続きます。
利用券の種類を変えたいときは、住んでいる区の区役所福祉課高齢介護係か、市役所の高齢福祉課の窓口で手続きします。届いた利用券と、本人確認の書類(マイナンバーカード・運転免許証・介護保険被保険者証など)を持っていきます。問い合わせは、高齢者いきいき活動ポイント事業等コールセンター(082-512-0290、平日8時30分〜17時15分。8月6日と年末年始を除く)です。要支援・要介護高齢者外出支援交通費助成(広島市)
65歳以上の全員が対象の市の仕組みとしては、健康づくりや地域の活動でスタンプを集め、1ポイント100円の奨励金(上限1万円)を受け取る「高齢者いきいき活動ポイント事業」があります。外出支援交通費助成と併用する人は、奨励金の上限が要支援者で7,500円、要介護者で5,000円になります。高齢者いきいき活動ポイント事業の概要(広島市)
市の助成とは別に、広島電鉄は定期券として、70歳以上の人だけが買える「シルバーパス」を売っています。アプリ・Webで自分で買えば、年齢を証明するものは要りません(定期券販売窓口では年齢の登録か証明が要ります)。定期券について(広島電鉄)
福山市のおでかけ乗車券:75歳以上に年7,000円分
福山市は、10月1日時点で市内に住む満75歳以上の人に、バス・タクシー共通券5,000円分とバス専用券2,000円分の「おでかけ乗車券」を交付します。年齢と住所のほかに、所得などの条件は付いていません。使えるのは10月1日から翌年9月30日までで、乗るか降りるかのどちらかが福山市内なら、協定を結んだ事業者のバス・タクシーで使えます(高速バスは不可)。1回の乗車で使う枚数に制限はなく、お釣りは出ません。
対象の人には7月上旬に申請のはがきが届き、郵送で申請した人には9月末ごろ乗車券が届きます。はがきを出し忘れた人も、10月1日から翌年3月末までは窓口で申請して交付を受けられます。2026年度分は2027年3月末までです。窓口には申請はがき(無ければ本人の身分証明)と印鑑(または受け取りのサイン)を持って行き、代理の人は自分の身分証明も持って行きます。
窓口は、市役所本庁舎3階の高齢者支援課、松永・北部・東部・神辺の各保健福祉課、鞆・沼隈・新市・内海・芦田・加茂の各支所、水呑・熊野の各分室、山野分所です。問い合わせは高齢者支援課いきがい支援担当(084-928-1064)です。高齢者の交通費を助成します(おでかけ乗車券)(福山市)
泊まりを伴う移動なら、行き先の近くの宿も探せます。
呉市のバス優待制度(敬老優待):70歳から市内のバスが1乗車100円
呉市の「バス優待制度(敬老優待)」は、満70歳以上の人が市内の広電バス・瀬戸内産交(沖友線)・呉市生活バスの対象路線に1乗車100円で乗れる制度で、MOBIRY DAYS(広島電鉄の乗車券サービス)への登録が必要です。高齢者紙おむつ購入助成券、心身障害者(児)紙おむつ購入助成券、福祉タクシー乗車券、障害優待のバス優待を受けている人は対象外です。
以前の「いきいきパス(敬老)」は、PASPYが2025年3月29日に終わったため使えなくなり、3月30日からこの形に切り替わりました。いきいきパスに残ったチャージ額は、呉市内の広島電鉄の営業所の窓口で、2027年3月31日まで払い戻しを受けられます(手数料無料、代理の人も可)。
申請は、満70歳になる誕生月の2か月前から、市役所本庁舎1階の高齢者支援課か各市民センターで受け付けています。100円になるのは、70歳の誕生月の1日からです。MOBIRY DAYSに登録していない人は、申請から2〜3週間後に専用ICカードとバス優待資格確認カードが簡易書留で届きます。持ち物はマイナンバーカードなど本人確認ができるものです。
すでにMOBIRY DAYSのICカードやアプリを使っている人は、それを持って申請すると、2〜3週間後に資格確認カードが郵送され、今のカード・アプリで100円になるのは、そこからさらに2〜3週間後です。本人と家族以外が窓口で手続きするときは委任状が要ります。
チャージは、バスの車内か広島電鉄の営業所で現金でできます(ATMでは不可)。MOBIRY DAYSが使えるほかのバスや路面電車も、一部の路線を除いて正規運賃の1割引です。資格確認カードを呉市立美術館・大和ミュージアム・市営の温水プールなどで見せると、料金の割引を受けられます。問い合わせは高齢者支援課(0823-25-3139)です。バス優待制度(敬老優待)を利用しよう!(呉市)
東広島市の高齢者割引乗車券:非課税世帯の70歳以上に100円券を100枚
東広島市の「高齢者割引乗車券」は、市内に住む70歳以上で、一人暮らしか高齢者等世帯、かつ世帯の全員が市民税非課税の人に、1枚100円の券を100枚交付します。高齢者等世帯は、世帯の全員が65歳以上・18歳未満・身体障害者手帳などを持つ18歳以上65歳未満・40歳以上65歳未満の要介護者などのどれかに当たる世帯です。障がい福祉課のタクシー乗車助成券を受けている人は対象外です。
券の利用期間は8月1日から翌年7月31日までの1年間です。タクシーもバスも、運賃100円ごとに何枚でも使え、端数は現金で払います。使えるのは、乗るか降りるかのどちらかが東広島市内のときと、指定の事業者だけです。バスでは、ICOCAなどのICカードやMOBIRY DAYSとは併用できず、予約制の高速バスにも使えません。乗るときは名前と年齢が分かるもの(介護保険被保険者証・マイナンバーカードなど)を持っていきます。なくしても再交付はできません。
初めての申請は随時で、地域包括ケア推進課か各支所・出張所の窓口に、本人確認ができるものを持っていきます(印鑑は不要)。転入した人は、前の住所での所得の証明書が要ることがあります。一度交付を受けると翌年度以降は自動で更新され、条件に合えば7月下旬に簡易書留で届きます。送り先の変更や辞退は、毎年6月30日までに届け出ると次の年の郵送に反映されます。問い合わせは地域包括ケア推進課高齢福祉係(082-420-0984)です。高齢者割引乗車券(タクシー・バス)(東広島市)
広島でバス・タクシー券を使うときの注意(MOBIRY DAYS・使える事業者)
広島県では2025年3月にPASPYが終わり、バスの乗車券はMOBIRY DAYSに移ったため、呉市の100円乗車はMOBIRY DAYSの登録が前提で、東広島市の紙の券はMOBIRY DAYSと一緒には使えません。MOBIRY DAYSの払い方は広島の路面電車・バスの払い方の記事にまとめています。
タクシーで使える券は、どの事業者でも使えるわけではありません。広島市のタクシーチケットは市と契約している事業者だけ、東広島市の券は交付のときに渡される「指定事業者一覧」の事業者だけです。乗るときに、券が使えるかを乗務員に確かめます。
島や郊外の足も、市の助成の対象に入っています。広島市は似島・金輪島への船の乗船券や、7地区の乗合タクシーの回数券も選べます。呉市は倉橋・川尻・安浦などの生活バスも100円の対象ですが、仁方小須磨線は2026年10月1日から、下蒲刈地区の生活バスは2026年4月1日から休止しています。
年齢を数える日も市で違います。広島市は9月1日、福山市は10月1日の時点の年齢で、呉市は70歳の誕生月から、東広島市は70歳になれば随時申請できます。
よくある質問
呉市のMOBIRY DAYSのICカードをなくしたら?
ICカードは広島電鉄の営業所の窓口で再発行します(ICカード代500円と再発行手数料210円は自己負担。呉市の窓口では扱いません)。バス優待資格確認カードは、高齢者支援課か各市民センターで再発行し、1週間ほどで郵送されます。その日のうちに必要なら高齢者支援課で手続きします。
広島市の利用券を、タクシーチケットから乗合タクシーの回数券に変えられますか?
区役所福祉課高齢介護係か市役所の高齢福祉課の窓口で変えられます。手元に届いた利用券と本人確認の書類を持っていきます。
東広島市の割引乗車券を郵便局で受け取れませんでした。
簡易書留の保管期間を過ぎた人には、受け取る窓口(本庁か支所・出張所)を書いた通知が後日届きます。その通知と本人確認ができるものを持って受け取りに行きます。
公式情報確認:2026年11月1日(日本時間)。料金や時間は変更されることがあります。
