広島県の4市では、出産後1年未満のお母さんと赤ちゃんが、助産師のケアを宿泊・日帰り・訪問で受けられる産後ケアを、市の負担つきで使えます。宿泊は福山市と東広島市が1日3,750円、呉市は2026年度の自己負担が1泊2日7,500円です。広島市は1泊2日11,136円の利用料金について、2026年度は半額を補助すると案内しています。上の子を預けたいときの一時預かりと、ファミリー・サポート・センターの料金・申込とあわせて、広島市・福山市・呉市・東広島市を並べました。
- 産後ケアは「託児」ではなく、お母さんの休養と授乳・育児の相談のための事業です。赤ちゃんだけを預ける使い方はできません
- 市民税非課税世帯と生活保護世帯は、4市とも産後ケアの自己負担が0円か減額です
- 保育園の一時預かりは、園ごとに事前の登録や面談が要ります。急に使う日に備えて、先に登録しておくと慌てません
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広島の産後ケアと一時預かりの選び方
- 家族の手助けが無く、夜も含めて休みたい:宿泊型の産後ケア(4市ともあり。福山市・東広島市は審査や面談のうえで市が利用を決定)
- 授乳の相談だけを短く受けたい:広島市の通所型(短時間)、福山市の日帰り型(2時間)、呉市の母乳育児支援(1時間以内・自己負担なし)
- 家事を手伝ってほしい:東広島市の産前・産後ママヘルパー(1回1時間30分・500円)
- 上の子を保育園で預けたい:各市の保育園の一時預かり(福山市の公立は1日1,700〜2,200円)
- 送り迎えや短い時間の預かりを頼みたい:ファミリー・サポート・センター(広島市は1時間700円、呉市は600円から)
広島4市の産後ケアの料金と利用できる日数
産後ケアの宿泊型は、福山市・東広島市が1日3,750円、呉市が2026年度の自己負担で1泊2日7,500円、広島市が1泊2日11,136円(2026年度は半額を補助)です。日帰り・通所型と訪問型は1回500〜3,409円です。市の名前から、その市の節へ移れます。
| 市 | 宿泊型 | 日帰り・通所型 | 訪問型 |
|---|---|---|---|
| 広島市 | 1泊2日11,136円(2026年度は半額補助) | 1日3,409円・短時間2,200円 | 1回2,200円 |
| 福山市 | 1日3,750円 | 7時間1,750円・2時間1,000円 | 1回1,000円 |
| 呉市 | 1泊2日7,500円(料金15,000円の半額) | 7時間1,875円・3時間900円 | 1回900円 |
| 東広島市 | 1日3,750円 | 1回1,000円 | 1回500円 |
通信費も見直すなら、料金プランと利用条件を確かめられます。
金額は市民税課税世帯の額です。呉市は、案内の料金(宿泊1泊2日15,000円など)の半額が2026年度の自己負担なので、半額にした額を載せています。広島市は料金表に、2026年度(2027年3月31日まで)は利用料金の半額を補助すると添えています。東広島市は、表の額に、2027年3月31日までの期間は利用料の半額を助成していると添えています(宿泊の2泊3日の例は合計11,250円)。払う額は、利用の承認を受けるときに各市で確かめてください。利用できる日数は、広島市が通所型あわせて7日まで、福山市・呉市・東広島市は宿泊・日帰り・訪問を合計して7日(東広島市は宿泊7日・日帰り5回・訪問3回)までです。出典:広島市・福山市・呉市・東広島市の産後ケア事業のページ(2026年10月27日確認)。
広島で選ぶときの事情
福山市の日帰り型・訪問型は対象の母子ならだれでも使えますが、福山市の宿泊型と東広島市の産後ケアは、保健師などの面談を経て市が利用を決めます。申し込んだ日から使えるとは限らないので、出産前から相談しておくと日程を組みやすくなります。広島市は宿泊型・通所型なら妊娠8か月(28週)から、福山市の宿泊型は出産予定日の1か月前から申請できます。
申込の窓口が市で分かれています。広島市は区の地域支えあい課(こども家庭センター)と電子申請、福山市は日帰り・訪問を市の公式LINEか紙の申請書で、呉市はこども家庭センター「えがお」の電子申請、東広島市はこども家庭課(すくすくサポート)です。福山市は、宿泊・日帰り・訪問のどれも、前年の所得を申告していないと使えません。
訪問型は自宅に助産師が来るので、駐車場の用意が要ります。広島市・福山市は、駐車場が無いと民間の駐車場の料金を別に払うと案内しています。キャンセル料も市で違い、福山市は前々日17時までに連絡が無いと、宿泊型で7,500円がかかります。
一時預かりの料金は、福山市の公立保育施設のように市が決めている所と、広島市のように園ごとに違う所があります。0歳6か月から3歳未満の未就園児は、月10時間までの「こども誰でも通園制度」も使え、福山市は市の公式LINEから認定の申請を受け付けています。こども誰でも通園制度(福山市)
広島市:産後ケアは宿泊・通所・訪問の3つ、2026年度は半額を補助
広島市の産後ケアは、市民税課税世帯で宿泊型が1泊2日11,136円(1日延長ごとに5,568円)、通所型が1日3,409円、短時間(3時間)と訪問型が2,200円で、2026年度は利用料の半額を市が補助しています。非課税世帯と生活保護世帯は0円です。双子・三つ子でも料金は変わりません。
対象は、広島市に住む産後1年未満(子の1歳の誕生日の前日まで)のお母さんと赤ちゃんで、流産・死産から1年未満の人も使えます。宿泊型は産後6か月までから産後1年未満までに広がり、通所型には3時間の短時間利用ができました(受け入れる時期は施設ごとに違います)。通所型は1日・短時間をあわせて7日(多胎は14日)までです。
申請は市の電子申請システムで、宿泊・通所型は妊娠8か月(28週)から、訪問型は出産後からです。利用承認通知書が届くまでおおむね10日かかり、届いたら事業者一覧の施設に自分で予約します。前々日の17時までに連絡せずに変更・中止するとキャンセル料がかかります。相談先は各区の地域支えあい課です。広島市産後ケア事業(宿泊型・通所型・訪問型)
保育園などの一時預かりは、市が認可した園で行い、パートなどの勤めやリフレッシュなら月9日まで、保護者の病気・出産などの緊急時は原則14日までです。料金・対象年齢・時間は園ごとに違います。使う前に、一時預かりのオンライン予約システムで利用者登録をして、園で面談を受けます(オンラインに対応していない園は電話)。予約の枠は毎月21日に翌月分が公開され、希望日のおおむね4日前まで申し込めます。一時預かり事業について(広島市)
広島市ファミリー・サポート・センターの料金は、平日7時〜19時が1時間700円、それ以外の時間と土日祝が900円で、2人目からは半額です。依頼会員になれるのは、市内に住み0歳から小学6年生の子がいる人で、入会金・会費は無料です。申し込みのときに40分ほどの説明があり、顔写真2枚と本人確認書類を持っていきます。問い合わせは事務局(082-246-4455)か、中区以外は各区の地域子育て支援センターです。ファミリー・サポート・センター(一時預かり・送迎等)(広島市)
出産のときに受け取る給付と申請先は、広島県の出産給付の記事にまとめています。
福山市:日帰り7時間1,750円、宿泊は審査のうえ1日3,750円
福山市の産後ケアは、市民税課税世帯で日帰り型(7時間)が1回1,750円、日帰り型(2時間)と訪問型が1,000円、宿泊型が1日3,750円です。生活保護世帯と、産婦と配偶者がともに非課税の世帯は0円です。宿泊・日帰り・訪問を合わせて1回の出産で7日(多胎は10日)まで使え、日帰り7時間は3日、2時間と訪問は2日までです。
日帰り型と訪問型は、市内に住む産後1年未満の母子ならだれでも申し込めます。日帰り型(7時間)は赤ちゃんを助産師に預けて個室で仮眠を取れ、お母さんの昼食が付きます。申請は市の公式LINEか、紙の申請書をネウボラ推進課(天満屋福山店7階)に出します。前々日の17時までに連絡せずに中止すると、日帰り7時間で3,500円、2時間と訪問で2,000円のキャンセル料がかかります。
宿泊型は、家族から十分な手助けが受けられず、心身の不調や強い育児不安がある人などが対象で、審査があります。出産予定日の1か月前から、地域担当の保健師に相談して申請します。2泊3日なら3,750円×3日で11,250円です。相談は健康推進課(084-928-3421)か、松永・北部・東部・神辺の各保健福祉課です。産後ケア事業(福山市)
公立の保育施設の一時預かりは、3歳未満が1日2,200円・半日1,100円、3歳以上が1日1,700円・半日900円で、きょうだいで同じ日に使うと2人目からは安くなります。三吉・西・柳津・川口・ふたばの5つの保育所は一時預かり専用で、LINEで2週間前から予約でき、月14日まで使えます。そのほかの公立施設は月5日までで、3時間の短時間利用(給食ありで3歳未満900円)もあります。私立の園は料金と日数が園ごとに違います。一時預かり事業のご案内(公立保育施設)(福山市)
福山市ファミリー・サポート・センターは天満屋福山店8階の子育て応援センター「キッズコム」の中にあり、入会は火曜〜土曜(祝日を除く)に窓口で受け付けています。依頼会員になれるのは、市内に住む0歳から小学6年生の子の保護者で、入会金・年会費は無料です(084-932-7285)。「事業について」福山市ファミリー・サポート・センター
呉市:宿泊は1泊2日15,000円の半額、母乳の相談は自己負担なし
呉市の産後ケアは、宿泊型が1泊2日15,000円(以後1日7,500円)、日帰り型が7時間3,750円・3時間1,800円、訪問型が1回1,800円で、2026年度は、この額の半額が自己負担です(宿泊なら1泊2日7,500円)。委託施設で乳房ケアを受ける母乳育児支援(1時間以内)は自己負担がありません。生活保護世帯と市民税非課税世帯は、さらに減額されます。
対象は、呉市に住民票がある産後1年未満の母子で、医療行為が要らない人です。宿泊・日帰り・訪問を組み合わせて最大7日まで使えます。申請は電子申請で、母子保健コーディネーターが体調や育児の様子を確かめたうえで、委託先の病院・助産所と調整して利用承認通知書が届きます。利用開始日の前日10時までに連絡せずに変更・中止すると、利用したものとして自己負担額がかかります。申込・問い合わせはこども家庭センター「えがお」(0823-25-3597)です。呉市こども家庭センター(呉市)・呉市産後ケアのご案内(令和8年度版)
保育所の一時預かりは、急病・介護・育児疲れ・パート勤務・冠婚葬祭などのときに、1か月14日以内で受け入れています。実施施設の一覧はくれ子育てねっとにあり、問い合わせはこども施設課(0823-25-3174)です。特別保育(一時預かりなど)(くれ子育てねっと)
呉市ファミリー・サポート・センターの料金は、平日7時〜19時が1時間600円、土日祝とそれ以外の時間・年末年始が700円です。依頼会員は、呉市に住むか市内に勤め先があり、0歳から中学3年生の子がいる人で、生後56日までは自宅での授乳・おむつ替え・沐浴の補助も頼めます。市内に住み市内で働く人は、1歳以上の子の宿泊を伴う見守り(24時間サポート、1時間600円)も使えます。入会の窓口は「くれくれ・ば」(レクレ4階、0823-25-4122)と「ひろひろ・ば」(広市民センター3階、0823-73-7272)です。呉市ファミリー・サポート・センター 会員の条件・サポート内容(くれ子育てねっと)・援助活動の流れ・利用料金(くれ子育てねっと)
東広島市:産後ケアは面談のうえ利用、家事を頼めるママヘルパーも
東広島市の産後ケアは、日帰り型が1回1,000円(5回まで)、宿泊型が1日3,750円(7日まで、2泊3日なら合計11,250円)、訪問型が1回500円(3回まで)です。市は、2027年3月31日までの期間は利用料の半額を助成していると案内しています。市民税非課税世帯と生活保護世帯は免除です。
対象は、市内に住む産後1年未満の母子で、家族から十分な家事・育児の手助けが受けられず、体調や育児に不安がある人です。こども家庭課に連絡すると、保健師・助産師が窓口か家庭訪問で面接し、市が利用を決めます。日帰り型は1回5〜6時間で、赤ちゃんを預けて部屋で休め、お母さんの昼食が付きます(きょうだい・父親は参加できません)。問い合わせはこども家庭課(すくすくサポート、082-420-0407)です。産後ケア事業(東広島市)
産前・産後ママヘルパー派遣は、ヘルパーなどが自宅に来て、食事の準備・洗濯・掃除・買い物や、授乳・おむつ替え・沐浴・上の子の世話を手伝う事業です。1回1時間30分で、市民税課税世帯は500円、非課税世帯・生活保護世帯は0円です。産前は母子健康手帳の交付から出産まで15回、産後は6か月まで15回(多胎は1年まで30回)使え、2027年3月31日までは利用料の半額を市が助成しています。産前・産後ママヘルパー派遣事業(東広島市)
保育所の一時保育は、原則として平日8時30分〜16時30分で、西条東保育所や市内の私立保育園などが受け入れています。申し込みは各保育所へ直接します。一時保育(東広島市)
保育園に入って預ける場合の申込の締切は、広島の保育園2027年4月入園の記事にまとめています。
広島の産後ケアでよくある質問
広島市の産後ケアで、赤ちゃんだけを預けることはできますか?
いいえ、広島市は「お子様の預かり希望での利用はできない」と案内しています。産後ケアはお母さんの休養と育児の支援のための事業で、福山市・呉市も託児が目的の事業ではないとしています。赤ちゃんを預けたいときは、ファミリー・サポート・センターや一時預かりを使います。
里帰り先で出産しても、住んでいる市の産後ケアは使えますか?
呉市は、利用日に呉市に住民登録がある人なら、里帰り先の自治体から産後ケアの委託を受けている施設を使っても助成を受けられます(県内・県外あわせて7日以内、利用前に必ず相談)。ほかの市は、里帰り先で使えるかを申請の前に各市の窓口で確かめてください。里帰り先で産後ケアを利用される皆さんへ(呉市)
公式情報確認:2026年10月27日(日本時間)。料金や時間は変更されることがあります。
