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山口県13市の子ども医療費|18歳まで窓口負担なしは10市

山口県13市の子ども医療費の記事のサムネイル(診察室で医師に相談する親子の写真に題名)

山口県13市の乳幼児・子ども医療費助成(福祉医療費受給者証)を比較。18歳の年度末まで窓口負担なしは10市、萩市は小学生以上に月1,000円の負担、岩国市・山陽小野田市は中学生まで。所得制限、申請の期限、県外受診の払い戻しも市ごとにまとめました。

山口県で子どもが病院にかかったときの医療費は、住んでいる市が出す「福祉医療費受給者証」で窓口の支払いがなくなります。ただし、何歳まで使えるか、窓口でいくら払うかは市ごとに違います。県内13市の2026年度の制度を並べると、18歳の年度末(高校3年生相当)まで保険診療の窓口負担がないのは10市です。萩市も18歳まで対象ですが、小学生以上は1つの医療機関ごとに月1,000円(入院は月2,000円)を払います。岩国市と山陽小野田市は中学3年生までです。

市ごとの対象年齢・自己負担・申請のしかたと、県外で受診したときの払い戻しをまとめました。

山口県13市の子ども医療費助成の一覧

13市のうち11市が18歳の年度末まで助成し、そのうち萩市を除く10市は保険診療の窓口負担がありません。入院時の食事代、予防接種・健診、差額ベッド代など、保険がきかない費用はどの市も対象外です。

山口県13市の子ども医療費の早見図。18歳の年度末まで窓口負担なしは下関市・山口市・宇部市・周南市・防府市・下松市・光市・長門市・柳井市・美祢市の10市。萩市は18歳の年度末まで対象で、小学生以上は通院1医療機関あたり月1,000円・入院月2,000円(薬局は負担なし、就学前は負担なし)。岩国市と山陽小野田市は中学3年生までで高校生年代は対象外。入院時の食事代など保険がきかない費用はどの市も対象外、県外の医療機関ではいったん支払い住んでいる市に払い戻しを申請
山口県13市の子ども医療費:何歳まで、窓口でいくら払うか(山口県・県内13市の公式ページから作図、2026年10月4日確認)。図解:この街手帖 編集部
市対象窓口の負担担当の電話
下関市18歳の年度末までなし083-231-1928
山口市18歳の年度末までなし083-934-2803
宇部市18歳の年度末までなし0836-34-8330
周南市18歳の年度末までなし0834-22-8460
防府市18歳の年度末までなし0835-25-2348
下松市18歳の年度末までなし0833-45-1836
光市18歳の年度末までなし0833-74-3009
長門市18歳の年度末までなし0837-23-1187
柳井市18歳の年度末までなし0820-22-2111
美祢市18歳の年度末までなし0837-52-5228
萩市18歳の年度末まで小学生以上は月1,000円0838-25-3259
岩国市中学3年生までなし0827-29-5074
山陽小野田市中学3年生までなし0836-82-1175

萩市の負担は、通院が1医療機関あたり月1,000円、入院が1医療機関あたり月2,000円で、保険薬局では払いません。町(周防大島町・和木町・上関町・田布施町・平生町・阿武町)は、この表に入れていません。町に住んでいる場合は、町の担当窓口に問い合わせてください。

18歳の年度末まで窓口負担なしの10市

下関・山口・宇部・周南・防府・下松・光・長門・柳井・美祢の10市は、0歳から18歳の年度末まで、保険診療の自己負担分を全額助成します。就学前は「乳幼児医療」、小学生からは「子ども医療(こども医療)」と制度の名前が変わりますが、受給者証を医療機関の窓口で見せる使い方は同じです。

下関市:小学生以上は申請なしで受給者証が届く

下関市は、乳幼児・小中学生・高校生等のどれも所得制限がありません。高校生等は2025年12月診療分から通院も助成の対象になり、18歳の年度末まで自己負担がなくなりました。就職している人など、高校に通っていない同じ年代の子も対象です。

小中学生と高校生等は原則として申請がいらず、毎年3月末に次の年度の受給者証が届きます。乳幼児は出生や転入のときに申請が必要で、出生日の翌日から60日以内に申請すれば出生日から、転入した月のうちに申請すれば転入日から助成が始まります。県外で受診したときの払い戻しは、支払日の翌日から5年以内に申請します。市は、子ども医療費の財源にボートレースの収益金を使っていると案内しています。

担当はこども家庭支援課 給付係(083-231-1928)です。乳幼児医療費の助成(下関市)・子ども医療費の助成(小学生・中学生)(下関市)・子ども医療費の助成(高校生等)(下関市)

山口市:受給者証は電子申請でも申し込める

山口市のこども医療費助成は、2024年10月1日から高校生世代まで広がりました。拡大を発表したときの市の資料では、父母の所得に関わらず助成するとしています。受給者証はオレンジ色で、毎年8月1日に更新され、続けて受け取れる人は自動で更新されます。

乳幼児は出生日から60日以内に申請すれば出生日から、転入は転入日の翌日から14日以内か転入した月の末日までに申請すれば転入日から助成が始まります。窓口は保険年金課と各総合支所・地域交流センターなどで、電子申請もできます。県外で受診したときは、受診日から2年以内に払い戻しを申請します。担当は保険年金課 福祉医療担当(083-934-2803)です。

乳幼児医療費助成制度(山口市)・こども医療費助成制度(山口市)・こども医療費助成制度の対象拡大について(山口市、2024年7月の記者発表資料)

宇部市:木曜は19時まで窓口で受け付け

宇部市は、市に住むすべての18歳までの子どもの医療費の自己負担分を助成すると案内しています。受給者証の有効期間は毎年8月1日から翌年7月31日までで、乳幼児医療から小学校入学で子ども医療に切り替わるときは手続きがいりません。

申請は市役所1階の子ども・子育て窓口(毎週木曜は19時まで)か各市民センター、オンライン(LOGOフォーム)、郵送でできます。出生は出生日から60日以内、転入は転入した月のうちに申請すると、その日から助成が始まります。県外受診の払い戻しは、申請から2〜3か月ほどで口座に振り込まれます。担当はこども政策課(0836-34-8330)です。子ども医療(宇部市)・乳幼児・子ども医療パンフレット(宇部市、2026年2月版)

周南市:2024年4月から高校生年代まで無料

周南市は2024年4月1日から対象を高校生年代まで広げ、保険診療の医療費を無料にしています。助成されるのは、未就学児は2割、小学生以上は3割の自己負担分です。毎年7月末に受給者証が届き、小学生以上は自動で更新されます。乳幼児は毎年所得の判定があるため、所得の申告をしていない人や転入した人は手続きがいります。

出生は60日以内、転入は14日以内に申請すると、その日から助成が始まります。紹介状なしで大病院を受診したときの初診料・再診料は対象外です。担当は子育て給付課 給付担当(0834-22-8460)です。乳幼児・こども医療費助成制度(周南市)

防府市:2024年10月から中高生の医療費も無償

防府市は、2024年10月から中学生・高校生年代の医療費の無償化を始めました。小学校入学から高校卒業相当の学年の3月末までが「子ども医療費助成」の対象で、高校に在籍していることは条件ではありません。県内の医療機関では、原則として自己負担は発生しません。

市外から転入した子や、まだ受給者証を持っていない子は申請が必要で、申請が完了した月の1日から資格が始まります。乳幼児は、出生日から60日以内、転入した月のうちに申請を終えると、その日から助成されます。窓口は市役所本館1階1番窓口で、担当は子育て推進課 こども給付係(0835-25-2348)です。福祉医療費助成制度案内(防府市)・子ども医療費助成制度(防府市)

下松市:乳幼児も子どもも所得制限なし

下松市は、就学前の子を県の制度か市独自の制度で所得制限なしに助成し、2024年8月からは子ども医療費助成を高校3年生年代まで、所得制限なしで広げました。更新日は毎年8月1日で、7月末ごろに新しい受給者証が届きます。

出生は60日以内、転入は14日以内に申請すると、その日から適用されます。申請はオンラインか窓口でできます。受給者証を見せずに支払ったときも、その月のうちなら医療機関で払い戻しを受けられる場合があります。担当はこども未来課 こども政策係(0833-45-1836)です。福祉医療(乳幼児医療費助成制度)(下松市)・福祉医療(子ども医療費助成制度)(下松市)

光市:通院・入院・歯科・調剤が対象

光市は2024年8月診療分から対象を高校生年代まで広げ、所得制限もなくしました。通院・入院・歯科・調剤薬局が対象で、乳幼児医療費は県と市の共同事業、県の制度の対象にならない乳幼児と子ども医療費は市が単独で助成しています。

出生は60日以内、転入は転入日の翌日から15日以内に申請すると、その日から助成が始まります。郵送でも申請できます。受給者証は毎年8月1日から翌年7月31日までで、受給中の人は自動で更新されます。担当はこども政策課(0833-74-3009)です。乳幼児・子ども医療費助成制度(光市)

長門市:所得制限は2024年4月からなし

長門市は、子ども医療費助成の所得制限を2024年4月からなくし、小学1年生から18歳の年度末までを対象にしています。乳幼児も所得制限はなく、県の制度の所得基準を超える世帯は市が単独で助成します。入院・通院(歯科・調剤を含む)の自己負担相当額が助成の範囲です。

乳幼児は、出生日から60日以内、転入した月のうちに申請すると、その日から助成が始まります。受給者証は毎年8月1日から翌年7月31日までで、所得が公簿で確かめられる人には7月下旬に自動で届きます。担当は子育て支援課(0837-23-1187)です。乳幼児医療費助成制度(長門市)・子ども医療費助成制度(長門市)

柳井市:申請しないと対象でも助成されない

柳井市は、未就学児の乳幼児医療を2020年10月から所得制限なしにし、小学生から高校生等(18歳の年度末まで)の子ども医療も所得制限を設けていません。通院・入院とも助成の対象です。

市は、申請しないと対象であっても助成を受けられないと案内しています。助成は早くても申請した月の初日からで、市民として生まれた子は出生日から60日以内の申請で出生日にさかのぼります。郵送での申請もできます。担当はこどもサポート課(0820-22-2111、内線324)です。医療費助成制度(乳幼児用)(柳井市)・医療費助成制度(子ども用)(柳井市)

美祢市:高校生年代は2024年10月から対象

美祢市は、乳幼児用(0歳から就学前)とこども用(小学生・中学生・高校生年代)の2つの受給者証で、保険診療による通院・入院・調剤の自己負担分を市が負担します。所得制限はどちらもありません。高校生年代は2024年10月1日から対象に加わりました。

出生から60日以内に手続きを終えると出生日から対象になります。受給者証の有効期間は原則8月1日から7月31日までです。担当は子育て支援課(0837-52-5228)です。福祉医療費助成制度(乳幼児用・こども用)(美祢市子育て応援サイト つぼみねっと)

萩市:18歳まで対象、小学生以上は月1,000円の負担

萩市は高校卒業年齢まで助成しますが、小学生以上は通院で1医療機関あたり月1,000円、入院で月2,000円を窓口で払います。保険薬局での負担はありません。乳幼児(0歳から就学前)は自己負担も所得制限もありません。

所得制限があるのは高校生等だけで、父母の市区町村民税所得割額(税額控除前)の合計が136,700円以下の世帯が対象です。中学生までは所得制限がありません。就職や婚姻で保護者の扶養から外れた場合は対象外です。

新規の申請は、市役所の子育て支援課か各総合事務所の市民窓口部門、支所・出張所に備え付けの申請書を出します。更新は原則として手続きがいらず、毎年7月下旬に新しい受給者証が届きます。転入した人など、萩市で所得が確かめられない人は所得課税証明書がいります。担当は子育て支援課(0838-25-3259)です。乳幼児・子ども医療費助成制度(萩市)・乳幼児・子ども医療費助成制度の案内(萩市)

中学3年生までの2市:岩国市と山陽小野田市

岩国市と山陽小野田市の子ども医療費助成は、小学生と中学生が対象で、高校生年代はこの制度に入っていません。中学生までは、どちらの市も保険診療の自己負担分を助成します。

岩国市:所得制限なし、財源は再編交付金

岩国市は、就学前の乳幼児医療費助成と、小中学生のこども医療費助成のどちらも所得制限がありません。乳幼児は山口県の制度の所得判定をするため、転入した人などは父母の課税証明書かマイナンバーカードがいります。こども医療費助成は、再編交付金を基金に積み立てて行っている事業です。

受給者証は自動で更新され、毎年7月末までに新しいものが届きます。200床以上の病院(岩国医療センターなど)に紹介状なしでかかると、夜間・休日も含めて選定療養費がかかり、これは助成の対象外です。担当はこども家庭課 医療費助成班(0827-29-5074)です。乳幼児医療費助成制度(岩国市)・こども医療費助成制度(再編交付金事業)(岩国市)

山陽小野田市:所得の申告をしていないと乳幼児は受けられない

山陽小野田市の子ども医療費助成は、小学1年生から中学3年生までが対象です。受給者証は毎年8月1日から7月31日まで(中学3年生は3月31日まで)で、自動で更新されます。乳幼児医療は、父母が所得の申告をしていないと所得の判定ができず、受給できないと市は案内しています。

出生は60日以内、転入は転入した月のうちに申請すると、その日から対象になります。窓口は子育て支援課、山陽総合事務所市民窓口課、埴生支所、南支所です。担当は子育て支援課 子育て支援係(0836-82-1175)です。乳幼児医療費助成制度(山陽小野田市)・子ども医療費助成制度(山陽小野田市)

山口で選ぶときの事情

山口県の受給者証が使えるのは県内の医療機関だけで、県外で受診したときはいったん支払い、住んでいる市で払い戻しを申請します。県外の病院にかかったときは、領収書が払い戻しの手続きに必要です。

  • 就学前の医療費助成は、山口県と市町が共同で行う「福祉医療費助成制度」の1つです。県の制度の対象は、父母の市町村民税所得割の合計が136,700円以下の世帯の就学前の子です。長門市・下松市・柳井市・光市などは、この基準を超える世帯の子も市の単独事業で助成しています。
  • このため、所得制限がない市でも、就学前の子は受給者証の更新のときに所得の判定があります。転入した人や所得の申告をしていない人は、課税証明書やマイナンバーの提出を求められます。
  • 市が出す受給者証は「福祉医療費受給者証」が正式な名前で、防府市や山口市は「カク福(カクフク)」という呼び名も案内しています。
  • 財源の説明も市で違います。岩国市は再編交付金を積み立てた基金で、下関市はボートレースの収益金も活用して子ども医療費の助成を行っています。
  • 夜に子どもの具合が悪くなったときは、県の小児救急医療電話相談(#8000、または083-921-2755)が毎日19時から翌朝8時まで受け付けています。

福祉医療費助成制度について(山口県)・山口県小児救急医療電話相談(#8000)

引っ越し・出産のときの申請と注意

出生のときは、多くの市で出生日から60日以内に申請すると、生まれた日にさかのぼって助成されます。転入のときは、転入した月のうち(周南市は14日以内、光市は15日以内)に申請すると転入日から助成が始まり、遅れると申請した月からになります。

学校や保育園・幼稚園でのけがは、日本スポーツ振興センターの災害共済給付の対象になるため、受給者証を使わずに受診します。交通事故など相手のいるけがも、原則として受給者証は使えません。どちらも各市が手続きの方法を案内しています。

家庭ごとに対象になるかどうか、所得の判定がどうなるかは、表にある各市の担当窓口に問い合わせてください。

公式情報確認:2026年10月4日(日本時間)。料金・営業時間は変更されることがあります。

利用する前に知っておきたいこと

対象・回数
各市に住み健康保険に加入している子(生活保護受給・施設入所などは対象外)。萩市の高校生等は父母の市区町村民税所得割額の合計136,700円以下の世帯

場所・アクセス

施設・会場
山口県13市の乳幼児・子ども医療費助成(福祉医療費助成制度)

情報源・掲載について

確認に使用した公式情報:

情報確認日:2026-10-04

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