東京都のベビーシッター補助(一時預かり利用支援)は、理由を問わず1時間2,500円(夜22時〜翌7時は3,500円)まで、子ども1人につき年144時間まで使えます。保育園に通っている子や育児休業中の家庭も対象で、事前の申請はいらず、利用後に区へ申請します。
シッターのほかに、保育園などの一時預かりとファミリー・サポート(ファミサポ)があり、世田谷区はほっとステイと未就学児のファミサポが無償、足立区・大田区の施設の一時預かりは1時間500円です。世田谷区・練馬区・江戸川区・足立区・大田区の5区で、対象年齢、1時間の料金、登録と申請の締切を比べます。
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東京5区のシッター補助・一時預かり・ファミサポの料金一覧
ベビーシッターの補助は5区とも1時間2,500円(夜22時〜翌7時は3,500円)まで、子ども1人につき年144時間までです。区で違うのは対象年齢と、施設の一時預かり・ファミサポの料金です。
| 区 | シッター補助の年齢 | 施設の一時預かり | ファミサポ(1時間) |
|---|---|---|---|
| 世田谷区 | 小学3年生まで | ほっとステイは保護者負担なし | 未就学児は無償、小学生500円(10月から) |
| 練馬区 | 小学3年生まで | 乳幼児一時預かり 3時間1,500円(0歳2,000円) | 平日900円、土日祝1,000円 |
| 江戸川区 | 未就学児(最初の50時間は全額補助) | 無償の園あり(月5回まで) | 800円(年14時間分は無償) |
| 足立区 | 未就学児と学童待機の小1・2 | 一時保育 1時間500円 | 平日日中500円、土日祝800円 |
| 大田区 | 未就学児 | キッズなルーム 1時間500円 | 平日日中800円、ほかは900円 |
障害のある子は、足立区を除く4区でシッター補助の対象が小学6年生まで広がります。上限が年288時間になるのは、4区ではひとり親家庭・多胎児・障害児、足立区では多胎児です。
東京都のベビーシッター補助は「誰でも型」と「待機児童型」の2つ
「一時預かり利用支援」は理由を問わず使え、保育園や幼稚園に通っている子、育児休業中の家庭も対象です。都が区市町村の負担軽減の費用を補助する仕組みで、5区はいずれも実施区市町村の一覧に入っています。補助の上限は子ども1人1時間あたり、7時〜22時が2,500円、22時〜翌7時が3,500円です。ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)(東京都福祉局)
補助の対象は、都が認定した事業者の「純然たる保育サービス」の料金だけです。入会金・会費・交通費・キャンセル料・保険料・おむつ代は対象外で、家事の手伝いや兄弟の送迎も含みません。都の補助要綱の別表に、上限額と年144時間(障害児・ひとり親家庭・多胎児は288時間)が定められています。令和8年度 一時預かり利用支援補助要綱(PDF)
2026年10月1日の利用分から、1人のシッターが満1歳以上の兄弟姉妹2人までを預かっても補助の対象になりました。シッターが保育士か看護師で、場所が自宅、保護者が書面で同意し、事業者も同意していることが条件です。0歳の子は含まれません。
もう一つの「事業者連携型」は、保育園に入れなかった待機児童の家庭などが対象で、助成券を使うと、どの時間帯もシッターを1時間150円で利用できます。利用は月曜〜土曜の7時〜22時で、保育標準時間の認定なら1日11時間・月220時間までです。事業者から請求される料金の大半を都と区が払う形で、助成は非課税所得のため確定申告は要りません。ベビーシッター利用支援事業(事業者連携型)(東京都福祉局)
都の一覧(2026年9月8日更新)では、5区のうち世田谷区・大田区・足立区・江戸川区が事業者連携型を実施し、練馬区は一覧にありません。
世田谷区:ほっとステイは保護者負担なし、ファミサポも未就学児は無償に
世田谷区は2026年4月から、ほっとステイや保育園の一時保育など一部の一時預かりを、全世帯を対象に区独自で無償にしました。ほっとステイは美容院やカルチャー講座など理由を問わない預かりで、生後4か月から未就学の子が対象です。登録料やキャンセル料は施設ごとの規定でかかる場合があります。区立保育園の一時保育は8時半〜17時の利用料が無償、私立保育園などの一時保育は1日8時間まで無償です。一時預かり事業の種類および減免について(世田谷区)・お子さんの一時預かり「ほっとステイ」
ファミリー・サポート・センターの謝礼金は、2026年10月1日の活動から未就学児は無償、小学1〜6年生は1時間500円に変わりました。兄弟姉妹の2人目半額はなくなり、子どもごとの金額になります。利用会員は区内在住で生後5か月から小学6年生の子の保護者で、0歳は原則3時間まで、1歳以上は原則4時間までの短時間の預かりです。前日17時以降のキャンセルは800円かかります。令和8年4月に「預かり開始の月齢」、10月に「謝礼金」が変わります(世田谷区)
シッター補助(一時預かり利用支援)は小学3年生まで(障害児は小学6年生まで)が対象で、事前申請は要りません。利用後に内訳表・要件証明書・領収書・明細書をそろえて電子申請します。締切は四半期ごとで、10〜12月利用分は2027年1月14日、最終(1〜3月利用分)は2027年4月12日です。区の窓口では申請を受け付けておらず、問い合わせは委託先のアデコ(03-4455-5321)です。世田谷区ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)
事業者連携型は2026年4月に始まりました。待機児童の保護者と育児休業満了者が対象で、夜間帯保育の家庭は世田谷区では対象外です。本来1時間2,460円の料金のうち2,310円を区と都が負担し、利用者は150円を払います。アカウント発行の申請は区役所第2庁舎の窓口で、利用開始の10日前(土日祝を除く)までに行います。世田谷区ベビーシッター利用支援事業(事業者連携型)
練馬区:「ぴよぴよ」の一時預かりは3時間1,500円から
練馬区の乳幼児一時預かり「ぴよぴよ」は、1単位(3時間)で1歳以上1,500円、0歳2,000円です。理由を問わず預けられ、対象は区内在住の生後6か月から小学校入学前の子です。練馬ぴよぴよ(ココネリ4階)・光が丘・関・大泉・貫井の5か所で実施し、使う前にいずれかの施設で親子面談と登録(電話予約、30分程度)が要ります。子育てスタート応援券は1枚で1単位使えます。乳幼児一時預かり(練馬区)
ファミリーサポートの利用料は1時間あたり平日900円、土日・祝日・年末年始1,000円で、利用時間は7時〜20時です。利用会員は生後58日から小学6年生の子の保護者で、入会は電子申請か郵送です。区内6か所の保健相談所で預かる「ファミサポホーム」は9時〜17時、1時間900円で、実施日の2か月前の同日9時から予約できます。ファミリーサポート事業(練馬区)・ファミサポホーム
シッター補助は小学3年生まで(障害児は小学6年生まで)が対象で、保護者の残業・病気・リフレッシュ・学校行事など幅広い理由で使えます。申請は毎月15日前後が締切で、最終は2027年4月15日必着です。電子申請にはマイナンバーカードとスマートフォンのアプリ「xID」が要り、郵送も選べます。問い合わせは委託先のコールセンター(0120-221-266、平日9〜17時)です。ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)(練馬区)
江戸川区:シッターは最初の50時間が全額補助
江戸川区のシッター補助は、年度内の最初の50時間まで保育料が全額補助され、50時間を超えた分から1時間2,500円(夜間3,500円)の上限がかかります。対象は未就学児(障害の要件がある場合は小学6年生まで)で、24時間365日、日や月の上限時間はありません。子どもが2人いても144時間ずつで、兄弟で残り時間を分けることはできません。申請は毎月10日と25日が締切で、最終は2027年4月15日必着です。区は認定事業者の特徴を比べた一覧表(2026年10月1日時点)も出しています。令和8年度ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)(江戸川区)
保育園などの一時保育は、通院・冠婚葬祭・リフレッシュなど理由を問わず就学前の子を預けられます。料金は施設ごとですが、区の補助で無償にしている施設があり、無償は子ども1人あたり月5回まで(複数の施設を合わせて)です。利用には施設での事前登録が要ります。一時保育(江戸川区)
ファミリー・サポート・センターの援助報酬は、月曜〜土曜の8時〜19時が子ども1人1時間800円、それ以外と日曜・祝日・年末年始が900円です。2026年4月から、依頼会員1人あたり年14時間分が無償になり、払った報酬を申請すると返ってきます(2026年度分の申請期限は2027年4月2日)。依頼会員は区内在住・在勤で、説明動画を見て郵送かオンラインで入会するか、毎月第3水曜の登録説明会に参加します。ファミリー・サポート・センターとは(江戸川区)・依頼会員になるには
待機児童向けの事業者連携型では、1時間150円の利用料のうち保育料の部分を、区がさらに月33,000円まで補助します。2023年4月2日以降に生まれた子が対象で、2か月ごとに申請します。事業者連携型の利用料補助(江戸川区)
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足立区:一時保育も預かり支援も1時間500円から
足立区の一時保育は、理由を問わず1人1時間500円(給食・おやつ代は別)で、時間単位で預けられます。対象は在宅で育児をしている家庭の就学前の子で、すべての施設で事前予約が要り、区立保育園は利用希望日の前月1日から電話で受け付けます。区立保育園14園の事前登録は、区のホームページから仮登録して面談を受ける流れです。一時保育(足立区)
自宅かサポーター宅で預かる「子ども預かり・送迎等支援事業」は、0歳から小学生までの家庭が対象で、平日8時〜18時が1時間500円、土日祝と早朝・夜間が800円です。年間登録料が2,400円かかり、予約は原則3日前までです。子ども預かり・送迎等支援事業(足立区)
あだちファミリー・サポート・センターは区が足立区社会福祉協議会に委託して運営し、料金は同じく平日8時〜18時が1時間500円、それ以外が800円、送迎だけなら1回500円です。利用会員は生後6か月から小学生の子の保護者(区内在住・在勤)で、登録説明会への参加が要ります。事前の打ち合わせに10日〜2週間かかります。あだちファミリー・サポート・センター事業(足立区)・説明会の日程(足立区社会福祉協議会)
シッター補助は未就学児が対象で、2026年度から学童保育室に入れず待機になった小学1・2年生も加わりました。上限は子ども1人年144時間で、288時間になるのは多胎児です。1か月の利用時間は日中・夜間ごとに合計して1時間未満を切り捨て、申請は利用月の翌月の15日前後が締切、最終は2027年4月15日です。ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)(足立区)
待機児童向けの事業者連携型は、1時間150円の利用料を区がさらに補助して無償になり、シッターの交通費も月20,000円まで補助します。保育園の申込で希望園を2園以上書いていることが条件です。ベビーシッター利用支援事業(待機児童支援)(足立区)
大田区:キッズなルームは1時間500円、ファミサポは朝6時から
大田区の一時預かり保育室「キッズなルーム大森」は、1時間500円(同じ世帯の2人目以降は250円)で、理由を問わず預けられます。対象は区内在住の生後5か月から就学前の子で、月曜〜土曜の9時〜18時です。初めて使う前に来所して登録し、予約は利用したい日の前月1日から電話・FAXで受け付けます(1日の9時〜10時は電子申請も可)。2026年9月24日にスマイル大森(大森北4-6-7)4階へ移りました。一時保育室「キッズなルーム大森」(大田区)
ほかにキッズなルーム六郷、萩中児童館、保育園など20か所以上で一時預かりがあり、料金と対象年齢は施設ごとに違います。一時預かり事業の実施施設(大田区)
ファミリー・サポートおおたの謝礼金は、月曜〜金曜の9時〜17時が1時間800円、それ以外の時間帯が900円で、6時〜22時に利用できます。利用会員は区内在住・在勤で生後4か月からおおむね12歳(小学生)の子の保護者です。区の公式YouTubeの説明動画(約10分)を見てから、入会申込書と視聴確認書を大森事務局に郵送か持参します。ファミリー・サポートおおた(大田区)
シッター補助は未就学児(障がい児は12歳の年度末まで)が対象です。年度の途中で転入した場合は、前の自治体で使った時間を合わせて144時間までになります。申請は利用した月の翌月15日が目安で、最終の提出期限は2027年4月15日必着です。問い合わせはコールセンター(0120-462-887、平日9〜17時)です。大田区べビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)
大田区の事業者連携型は、0〜2歳児クラスで入所保留になった子が対象で、利用料は1時間150円です。住民税課税世帯には、その負担分も月33,000円(保育短時間は24,000円)まで補助します。ベビーシッター利用支援事業のご案内(大田区)
東京5区でシッター補助・一時預かりを使う前に分かれる点
同じ都のシッター補助でも、世田谷区と練馬区は小学3年生まで、江戸川区・足立区・大田区は未就学児が中心で、申請の締切と窓口も区ごとに違います。

シッター補助の申請は、多くの区で区役所ではなく委託先の事務局やコールセンターが受けます。世田谷区は区の窓口で申請書類を受け付けていないと案内しています。
認定事業者のシッターでも、都の要件証明書が出せない人の保育は補助されません。契約のときに「一時預かり利用支援を使いたい」と伝え、要件証明書が出るシッターを頼みます。マッチングサービスでの依頼は対象外で、キッズラインは別の契約が要ると都が注記しています。
施設の一時預かりは、足立区の区立保育園と大田区のキッズなルーム大森が、利用したい日の前月1日から予約を受け付けます。大田区は、月の初日の空き状況の問い合わせは翌日以降にと案内しています。ファミサポは援助会員との事前の打ち合わせが要り、足立区は調整に10日〜2週間かかると案内しています。
子どもが熱を出した日は一時預かり・ファミサポに預けられない
一時預かりの施設とファミサポは、病気の子を預けられないところがあります。練馬区のぴよぴよは疾病のある子を受け付けず、大田区のキッズなルーム大森は発熱など体調がすぐれない日は預かれないとしています。江戸川区と足立区のファミサポも、子どもが病気のときの援助はできません。シッター補助では、世田谷区と大田区が病児・病後児の加算料金も補助の対象に含めています。夜中に急に熱が出たときの電話相談と夜間の診療先は、東京で夜に子どもが熱を出したらにまとめています。
東京のベビーシッター補助のよくある質問
保育園に通っていてもシッター補助は使える?
使えます。一時預かり利用支援は保育認定の有無を問わず、世田谷区・江戸川区・足立区は保育園や幼稚園に通っている子、育児休業中の家庭も対象と案内しています。
きょうだい2人なら288時間を2人で分けられる?
分けられません。上限は子ども1人ごとに144時間で、江戸川区は兄弟間で残り時間を共有できないと案内しています。288時間になるのは多胎児・障害児・ひとり親家庭の子で、足立区は多胎児だけです。
保育園の4月入園も考えている
待機児童向けの事業者連携型は、保育園に申し込んで入所保留になった家庭が対象です。申込の締切は東京23区の保育園2027年4月入園にまとめています。
公式情報確認:2026年11月1日(日本時間)。料金や時間は変更されることがあります。
