引っ越し・住まい福岡市・糸島市

生前整理・実家の片づけ。福岡市・糸島市の粗大ごみと業者の確かめ方

生前整理・実家の片づけ。福岡市・糸島市。市の仕組みで減らしてから頼む

親の家を元気なうちに片づけるとき、本人に決めてもらう段階を先に置き、市の粗大ごみやリユースで減らしてから業者に頼む範囲を決めると話が具体的になります。福岡市・糸島市の粗大ごみと持ち出しサービス、3Rステーションとリユース協力事業者、小型家電の回収、一般廃棄物収集運搬業の許可の確かめ方、見積もりで見る項目、悪質な回収業者への注意を整理しました。

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実家に帰るたび、物が増えている気がする。元気なうちに片づけておきたいけれど、勝手に捨てるわけにもいかない。生前整理は、遺品整理と違って本人がその場にいます。順番と、市の仕組みで減らせる範囲を先に押さえておくと、業者に頼む量も、家族の言い合いも小さくなります。

順番は、本人が決めるところから

最初にやることは、片づけではなく話です。本人がどれを残したいかを聞き、要るもの・迷うもの・手放すものに分けます。迷うものは無理に決めず、箱にまとめて日を置きます。この段階を飛ばして先に運び出すと、あとから探し物が出て、家族のあいだで話がこじれます。書類(通帳、保険証券、権利証、公共料金の契約先)は手放す箱に入れず、一か所にまとめておくと、あとの手続きが早くなります。

手放すと決まったものは、市で出せるもの、市が受け取らないもの、業者に頼むものの3つに分けます。ここまで分けてから見積もりを取ると、業者に渡す範囲がはっきりし、金額の話が具体的になります。

市の仕組みで減らせる範囲

指定袋に入らない大きさの家具や家電は粗大ごみです。福岡市は粗大ごみ受付センター(092-731-1153、月曜から土曜の9時から17時)のほか、インターネットとLINEが24時間受け付けています。処理券は300円・500円・1,000円の3種類で、受付番号か名前を書いて貼り、収集日の朝8時30分までに指定された場所へ。所定の場所まで運べない人には持ち出しサービスがあり、対象は65歳以上の高齢者、障がいのある人、妊婦など。屋内から運び出す場合は1個500円、玄関前まで出してある場合は1個300円で、1回5個まで、電話申込みと立ち会いが要ります。人力3人で運べる重さ・玄関口から出せる大きさが条件で、取り外し工事が要るものは除きます。糸島市は行政区ごとの担当業者へ収集指定日の7日前までに直接予約し、シールは1枚550円(25キログラム程度以下・3辺の合計2.5メートル以下・長さ2メートル以下)、3辺の合計が2.5メートルを超えるもの(50キログラム程度以下・長さ2メートル以下)は2枚1,100円です。福岡市の粗大ごみの出し方/糸島市のごみの出し方

福岡市の粗大ごみ処理券300円から1,000円、持ち出しサービスは屋内から1個500円・玄関前1個300円、糸島市の粗大ごみシールは1枚550円
出典:福岡市・糸島市公式サイト(2026年9月24日確認)/図解:この街手帖 編集部

まだ使えるものは、捨てる前に渡す先があります。福岡市の西部3Rステーション(092-882-3190)と臨海3Rステーション(092-642-4641)は、市民から持ち込まれた衣類・書籍・家具を希望者へ提供しています(家具は臨海のみ)。利用は10時から17時、リユースの持込みは16時まで、休館は月曜(祝日なら次の平日)と年末年始です。市はこのほか、粗大ごみ等のリユースにつながる取組みを行う民間事業者を「福岡市粗大ごみ等リユース協力事業者」として登録し、区ごとに店舗を紹介しています。市はこれらのサービス利用時のトラブルや損害について責任を負わないとしているので、規約は自分で読んでから使います。3Rステーション(福岡市)/福岡市粗大ごみ等リユース協力事業者

エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機とパソコンは、どちらの市でも粗大ごみに出せません。携帯電話やデジタルカメラ、ゲーム機、ACアダプターなど、投入口(横25センチメートル・縦8.5センチメートル)に入る小型家電は、区役所や公民館、地下鉄駅構内などの回収ボックスに無料で出せます。家電とパソコンの出し先は別の記事にまとめました。福岡市・糸島市の不用品処分。粗大ごみで済む範囲と業者に頼む場合

業者に頼むときに確かめること

家庭から出るごみの収集運搬には、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可か市からの委託が要ります。産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可では家庭ごみを運べません。福岡市には遺品整理または引越時に発生する家庭系ごみに限った許可制度があり、業者名と電話番号が市のページに一覧で出ています。糸島市も許可業者を公式ページに載せています。遺品整理及び引越時に発生する家庭系ごみに限定した一般廃棄物収集運搬業許可について(福岡市)/違法な不用品回収業者にご注意ください!(糸島市)

見積もりで確かめるのは、作業の範囲(どの部屋までか、庭や物置を含むか)、追加料金が出る条件、買取がある場合の金額の出し方、処分費の内訳、キャンセル料です。生前整理は本人が立ち会うぶん、当日に「やっぱり残す」が出やすいので、その場合に金額がどう動くかも先に聞いておきます。見積もりを無料で出す会社は多いものの、金額も作業範囲も家の広さと荷物の量で変わります。よその家の数字は当てにならないので、同じ条件を伝えて複数社の見積もりを並べて比べます。国民生活センターも、複数社から見積もりを取るなど事業者の選定は慎重に行うこと、見積書の内容を十分に確認すること、残すものと処分するものを明確に分けておくことを挙げています。遺品整理サービスでの契約トラブル(国民生活センター)

声をかけてくる業者への注意

福岡市は無許可の回収業者の手口として、「リサイクルだから許可は要らない」と説明する、産業廃棄物処理業や古物商の許可しか持たない、許可業者と提携しているように装う、インターネットやチラシで「定額」「即日」「格安」「無料」とうたう、を挙げています。許可業者は街宣巡回による回収を行っていません。トラブルの例は、作業後に事前の説明と違う高額な請求、クーリング・オフはできないという説明、その書面の不交付、キャンセル料の強要です。糸島市は、無許可の業者に頼んだ住民の側が罪に問われる可能性にも触れています。「無許可の回収業者」を利用しないでください(福岡市)

国民生活センターへの不用品回収サービスの相談は2018年度の1,354件から2021年度の2,231件へ増え、「軽トラックパック7,000円」の広告を見て申し込んだら作業後に25万円を請求され、その場で支払わされた事例が公表されています。親だけが家にいる時間帯に訪ねてくる相手には、その場で決めず家族に連絡してもらう、と決めておくと防ぎやすくなります。相談先は消費者ホットライン188、福岡市消費生活センター(092-781-0999)、糸島市消費生活センター(092-332-2098)です。亡くなったあとの片づけと手続きの順番は、福岡市・糸島市の遺品整理の進め方にまとめています。不用品回収サービスのトラブル(国民生活センター)

公式情報確認:2026年9月24日(日本時間)。制度・料金は変更されることがあります。

利用する前に知っておきたいこと

時間・休み
福岡市粗大ごみ受付センター 092-731-1153 は月〜土9時〜17時(12/29〜1/3休み)、インターネットとLINEは24時間。3Rステーションは10時〜17時(リユースの持込みは16時まで、月曜・年末年始休み)。福岡市消費生活センター 092-781-0999、糸島市消費生活センター 092-332-2098
対象・回数
福岡市・糸島市で生前整理・実家の片づけをする人。粗大ごみの持ち出しサービスは65歳以上の高齢者・障がいのある人・妊婦など、所定の場所まで運べない人が対象
追加費用・持ち物
業者に依頼する場合の追加料金・キャンセル料の条件は契約前に見積書で確認する。当日に残すものが増えた場合の金額の扱いも先に確認する

場所・アクセス

施設・会場
福岡市 環境局/福岡市 西部3Rステーション・臨海3Rステーション/糸島市 生活環境部環境政策課
住所
福岡県福岡市中央区天神1丁目8番1号(福岡市役所)、福岡県糸島市前原西1丁目1-1(糸島市役所)
アクセス
福岡市の相談先は環境局(粗大ごみ受付センター 092-731-1153)。糸島市は環境政策課 092-332-2068

情報源・掲載について

確認に使用した公式情報:

情報確認日:2026-09-24

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