松山市へ子どもと一緒に引っ越してくる家族に向けて、転入届から児童手当・子ども医療費・国民健康保険まで、市役所で済ませる手続きの期限と持ち物、平日の夕方や土曜に開く窓口をまとめました。
先に結論です。
- 転入届は住み始めた日から14日以内。引っ越し前には出せません。
- 児童手当は、月の後半に転入した世帯でも、前の住所の転出予定日の翌日から15日以内に申請すれば転入した月の翌月分から受け取れます。
- マイナンバーカードは転入届の日から90日以内に継続利用の手続きをしないと使えなくなります。
- 平日に休めない人は、市民課の木曜の延長(19時まで)と第2土曜の開庁が使えます。ただし延長の時間帯は、他市や関係課に確認が取れず受け付けられない手続きがあります。
転入の手続きと期限の一覧
子育て世帯が転入のときに済ませる主な手続きと期限です。名前を押すと、その手続きの節へ移ります。

| 手続き | 期限 | 持ち物 | 担当 |
|---|---|---|---|
| 転入届 | 住み始めて14日以内 | 転出証明書・本人確認書類 | 市民課 |
| マイナンバー | 転入届から90日以内 | カードと暗証番号2種類 | 市民課 |
| 国保 | 原則14日以内 | マイナンバーが分かるもの・本人確認書類 | 健康保険課 |
| 児童手当 | 転出予定日の翌日から15日 | 請求者名義の口座が分かるもの | 子育て支援課 |
| 子ども医療費 | 転入日から対象(早めに申請) | 子の健康保険の資格確認書等 | 子育て支援課 |
| 転校 | 転入の手続きのとき | 前の学校の書類 | 学校教育課 |
市は転入届を出した人に、あわせて必要な手続きの一覧を渡しています。家族構成ごとに当てはまる手続きを丸で囲める形の案内は、各種届出に伴う手続きのご案内の「転入届に伴う手続き」(令和8年10月改訂)で事前に見られます。
転入届は住み始めて14日以内、引っ越し前は不可
転入届は新しい住所に住み始めた日から14日以内に、市民課か支所へ出します。引っ越し前の届出は受け付けていません。届け出られるのは本人(15歳未満は親権者)か世帯主で、代理人は委任状が必要になる場合があります。持ち物は、前の市区町村の転出証明書、マイナンバーカード(持っている人)、窓口に来る人の本人確認書類、国民年金手帳(持っている人)です。転入届(松山市)
マイナンバーカードで転出した人は転出証明書がいりませんが、別の期限も加わります。住み始めた日から14日以内と、転出予定日から30日以内の、どちらか早い日までに転入届を出さないとカードが廃止になり、前の住所地で紙の転出証明書を取り直すことになる場合があります。転入の窓口ではカードの暗証番号を入力します。転入届の特例(松山市)
マイナポータルで転出届をオンラインで出した人は、処理状況が「完了」になってから来庁してください。完了前は松山市で転入届を受け付けられません。処理には数日かかることがあると市は書いています。オンラインでお引越し(松山市)
マイナンバーカードは転入届から90日以内に継続利用
カードを持っている人は、転入届の日から90日以内に継続利用(住所の書き換え)をしないとカードが失効し、作り直しは有料です。手続きには、カード本体と、数字4桁の暗証番号、英数字6〜16桁の暗証番号を用意します。署名用電子証明書は転出の時点で失効するので、使う人は同じ窓口で発行を申請します。カードの追記欄が埋まっている人は、特急発行の再交付の申請になります。
代理人(委任状で頼まれた人)は転入届を出せても、カードの継続利用の手続きはできません。一緒に引っ越した家族のカードで転入届を出すときに暗証番号が分からないと、紙の転出証明書が必要になるので、出かける前に確かめておきます。問い合わせは市民課(089-948-6569)です。転入届の特例(松山市)
国民健康保険は転入の手続きと同時に
職場の健康保険や後期高齢者医療制度に入っていない人(生活保護を受けている人を除く)は、転入した日から松山市の国民健康保険に加入し、転入の手続きと一緒に届け出ます。世帯主と加入する人のマイナンバー、窓口に来た人の本人確認が必要です。転入した人には、保険料を決めるための所得申告書の提出も頼まれます。保険料を口座振替にする場合は、通帳の届出印と口座が分かるものを持っていきます。
届出は原則14日以内です。14日を過ぎても加入はできますが、保険料は加入日までさかのぼって計算され、届け出る前にかかった医療費は全額自己負担になる場合があると市は案内しています。修学のために転入した学生は前の住所地の国民健康保険を引き継ぐ場合があるので、窓口で伝えます。担当は健康保険課(別館3階、089-948-6363)です。国保に加入・喪失する人(松山市)
児童手当は「15日特例」に間に合わせる
児童手当は原則として申請した月の翌月分からの支給で、申請が遅れた月の分は受け取れません。月の後半に転入した場合は、前の住所地の転出予定日の翌日から15日以内に申請すれば、転入した月の翌月分から支給されます。書類がそろっていなくても、申請書だけ先に出すよう市は呼びかけています。
新規の申請には、認定請求書、請求者名義の振込先口座が分かるもの(ゆうちょ銀行は通帳かキャッシュカードのコピー)、来庁者の本人確認書類がいります。請求するのは夫婦のうち所得の高い人で、公務員は職場に申請します。窓口は子育て支援課(別館2階)、市民課、福祉届出コーナー、各支所(出口出張所を含む)で、郵送やマイナポータルからの申請もできます。児童手当の窓口申請(松山市)
月額は子ども1人あたり、0歳から3歳未満が15,000円、3歳から高校生年代までの第1子・第2子が10,000円、第3子以降が30,000円です。支給は偶数月の10日(休日なら直前の営業日)で、前の2か月分が振り込まれます。問い合わせは子育て支援課 児童手当担当(089-948-6354)です。児童手当(松山市)
子ども医療費は18歳の年度末まで、受給資格証の申請が必要
松山市に住民登録があり健康保険に入っている0歳から18歳になった年度の3月31日までの子は、医療費の自己負担分の助成を受けられますが、受給資格証の申請をしないと使えません。資格は、転入日と子が健康保険に入った日の両方がそろった日から始まります。申請の持ち物は、子の健康保険の資格情報が分かる書類と、窓口に来る人の本人確認書類です。書類が無くても市が情報連携で確かめますが、時間がかかります。勤め先で子の健康保険の加入が済んでから申請してください。
窓口は子育て支援課・市民課・各支所で、郵送と電子申請も受け付けています。入院時の食事代や予防接種など保険の外の費用は対象外です。問い合わせは子育て支援課 医療助成担当(089-948-6888)です。子ども医療費助成(松山市) 今治市・新居浜市など県内のほかの市との違いは「愛媛6市の子ども医療費は18歳の年度末まで」で比べています。
小中学生と乳幼児がいる世帯の手続き
市立の小中学校に転校する子は、転入の手続きのときに転校通知書を受け取り、前の学校の書類と一緒に新しい学校へ出します。新しい住所の校区以外の学校に通いたい場合は、事前の手続きがいるので学校教育課(089-948-6870)に先に相談します。転入届(松山市)
1歳未満の子がいる世帯は「転入赤ちゃん連絡票」の手続きを原則オンラインで行い、健診の受診票や予防接種の手帳が送られてきます(すくすく支援課、089-911-1821)。1歳以上の子は予防接種手帳を保健予防課で受け取ります(支所でも可)。妊娠中の人は母子健康手帳を持って、市役所本館1階など市内5か所の「すくすく・サポート」で転入用の「ママ・パパセット」を受け取れます。各種届出に伴う手続きのご案内(松山市)
窓口はいつ開いている? 木曜19時と第2土曜
市民課(総合窓口センター)は平日8時30分から17時までに加え、毎週木曜は19時まで、毎月第2土曜は8時30分から17時まで開いています。祝日と12月29日から1月3日は閉まります。3〜4月は臨時の時間延長や土曜の臨時開庁があります。延長と土曜は市民課のほかの課が閉まっているため、他市や関係課に確認が取れず受け付けられない手続きがありますが、国民健康保険の加入や予防接種手帳の受け取りはできます。市民課(総合窓口センター) 延長時等の国保手続き


| 窓口 | 受付 | できること | 駐車場 |
|---|---|---|---|
| 市民課 | 平日8:30〜17:00(木曜は19:00まで)・第2土曜 | 転入届と関連の手続き(予約可) | 地下駐車場(用務は1時間無料) |
| 支所 | 平日8:30〜17:00 | 転入届・児童手当・子ども医療 | 各支所へ確認 |
| 証明窓口 | 土日祝も(店ごとに休みあり) | 住民票などの証明書だけ | 各店へ確認 |
市民課は住所の変更に伴う手続きを1つの窓口で受けるワンストップの窓口で、2026年1月からは職員が申請書を作り、署名だけで手続きできる窓口支援の仕組みを入れています。来庁の日時は、翌日から2週間先まで、スマートフォンやパソコンで30分ごとに優先予約ができます。予約の時間帯は9時から16時(木曜と臨時延長日は18時)までです。予約できるのは市民課だけで(支所は予約不可)、転入届の予約は引っ越しが終わった後の日時に限られます。「もっとやさしい窓口」 届出受付の予約
支所は市内22か所と出口出張所で、住所の異動の手続きを扱いますが、北条・中島支所と出張所は市民課と扱う業務が違う場合があります。いよてつ高島屋とフジグラン松山の市民サービスセンターは土日も開いていますが、証明書の発行だけで、転入届や児童手当は受け付けていません。
車で行く場合、市役所前地下駐車場(290台、24時間)は30分130円で、市役所の用務なら精算前に本館総合案内窓口などの駐車券認証機に通すと1時間分が無料になります。認証は木曜の延長と第2土曜の時間帯も使えます。市営の駐車施設
松山市役所 本館1階 市民課:愛媛県松山市二番町四丁目7-2(JR松山駅から車で約5分)。Google マップで見る 市民課(住民記録)089-948-6337、松山市コールセンター 089-946-4894。松山市役所案内
愛媛で選ぶときの事情
愛媛県と市が組んで行う子育ての支援には、県外からの転入か県内からの転入かで扱いが変わるものがあります。
子ども医療費の受給資格証が窓口で使えるのは愛媛県内の医療機関だけです。帰省先など県外で受診したときは自己負担分をいったん払い、後から払い戻しを申請します。子ども医療費助成(松山市)
第2子以降で1歳未満の子を育てている世帯には「愛顔(えがお)っ子応援券」50,000円分(1,000円券50枚)が出ます。使えるのは、県の協賛企業3社(花王・大王製紙・ユニ・チャーム)が県内で生産する乳幼児用紙おむつ(メリーズ・グーン・ムーニー・マミーポコ)で、松山市内の登録店舗に限られます。申請は1歳の誕生日の前日までで、母子健康手帳と本人確認書類がいります。四国中央市を除く県内の市町から移ってきて、前の市町の有効期間内の未使用券がある人は、松山市の券への引き換えを申請できます。松山市愛顔っ子応援券
県と市が連携する「出産世帯応援事業」は、2025年4月2日以降に生まれた子の育児用品や時短・省エネ家電の購入費を、父母とも35歳以下なら30万円まで、どちらかが36歳以上なら20万円まで補助します。ただし県内の他の市町で同じ事業の交付決定を受けた人と、父母の勤務地がどちらも県外の人は対象外です。出産世帯応援事業(松山市)
75歳以上などで後期高齢者医療制度に入っている家族が県外から移る場合は、前の住所地の「負担区分証明書」を持って住所変更を届けます(健康保険課、089-948-6941)。また、市外から転入した人には、転入届のときに道後温泉本館(神の湯階下)・松山城天守(ロープウェイ・リフト乗車券付き)・坂の上の雲ミュージアムで使える優待引換券「だんごチケット」が渡されます。有効期限は届出日の翌月から数えて12か月目の末日までです。松山にいらっしゃい事業
出かける前のチェックリスト
- 住み始めた日を確かめ、14日以内(カードで転出した人は転出予定日から30日以内のほうが早ければその日まで)に行く日を決める
- オンラインで転出した人は、マイナポータルの処理状況が「完了」かを見る
- 家族全員のマイナンバーカードと2種類の暗証番号、本人確認書類をそろえる
- 児童手当の請求者名義の口座が分かるもの、子の健康保険の資格確認書等を持つ
- 木曜の夕方や第2土曜に行くなら、受け付けられない手続きがあることを前提に、児童手当は郵送・オンラインも考える
- 校区外の学校を希望するなら、先に学校教育課へ連絡する
窓口の受付時間や手続きは変わることがあります。出かける前に市の各ページで最新の案内を確かめてください。
公式情報確認:2026年10月4日(日本時間)。料金・営業時間は変更されることがあります。
