山口県の空き家は、県の移住サイト「住んでみぃね!ぶちええ山口」の空き家バンクのページから、市町ごとの空き家バンクへたどれます。ただし宇部市の住宅情報バンクは2024年4月から市外から移り住む人だけが使え、岩国市の空き家情報は中山間地域の物件だけです。買ったあとの改修の補助も市ごとで、下関市は空き家バンクで買った家の改修に最大50万円、山口市は若い世帯・子育て世帯なら最大60万円です。
- 物件の所在地や持ち主の連絡先は、どの市も「利用登録」をしてから教えてもらう流れです
- 市は情報を出すだけで、交渉と契約は当事者どうしか不動産会社の仲介で行います
- 改修の補助は、どの市も工事の契約・着手より前に申請が要ります
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山口で空き家バンクを選ぶときの目安
- 海の近くや市街地の家も探したいなら:下関市(旧市内・彦島・豊浦・豊北・菊川・豊田の地区別に検索できる)
- 改修費の補助を厚くしたいなら:山口市(45歳未満の世帯・15歳未満の子がいる世帯は改修費の3分の2、最大60万円)
- 家財の片付けも補助を使いたいなら:山口市(処分費の半分、最大10万円)
- 市内で住み替えたいなら:宇部市の住宅情報バンクは使えないので、宅建協会宇部支部のサイトで探す
- 山あいの暮らしを考えるなら:岩国市(中山間地域の物件。移住相談員が案内)
山口県5市の空き家バンクと補助の比較表
市名を押すと、その市の節に移ります。2026年10月27日に各市の公式ページで確かめました。
| 市 | 使える人・物件 | 利用登録 | バンクの物件の補助(上限) |
|---|---|---|---|
| 下関市 | だれでも | オンラインで1〜2週間 | 改修50万円 |
| 山口市 | だれでも | 見学の1〜2週間前までに | 改修60万円・家財処分10万円 |
| 宇部市 | 市外から移り住む人だけ | 申込書かフォーム | — |
| 周南市 | だれでも | オンラインか書類 | — |
| 岩国市 | 中山間地域の物件 | まず問い合わせフォーム | — |
表の「—」は、その市の空き家バンクの案内に、バンクの物件だけを対象にした補助が見当たらない項目です。周南市は築20年以上の中古住宅を買った人向けの「空き家リフォーム事業補助金」があり、金額と受付の状況は山口県5市の住まいの補助金の記事にまとめています。
県のサイトから各市町の空き家バンクへ
県の移住サイト「住んでみぃね!ぶちええ山口」の空き家バンクのページでは、地図か一覧から市町を選ぶと、その市町の空き家バンクに移ります。周南市は物件を全国版の空き家バンク(LIFULL HOME’S)に載せるなど、載せ方は市町ごとに違います。物件の見方は住んでみぃね!ぶちええ山口の空き家バンクのページから各市町のサイトで確かめます。
下関市:オンラインで照会、買った家の改修に最大50万円
下関市の物件は「下関市空き家バンクナビ」に載っていて、旧下関市(本庁・彦島・山陽・山陰地区)・豊浦町・豊北町・菊川町・豊田町の地区別や、売買・賃貸、価格帯で絞れます。所在地と持ち主の連絡先を知るには、オンラインか紙で利用登録をして物件を照会します。オンラインなら1〜2週間後にメールで届き、紙なら届くまで10日ほどです。1回に照会できるのは3件までで、利用登録の期間は3年です。電話・FAX・メールでの申し込みは受け付けていません。流れは下関市の空き家バンクについてのページにあります。
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下関市の住宅政策課は、新しく登録された物件をInstagramでも紹介しています。
空き家バンクの持ち主から2026年4月1日以降に買った(贈与を含む)一戸建ては、登記から1年以内なら、改修費の2分の1・最大50万円の補助を受けられます。工事は市内の業者に頼み、交付決定の前に契約・着手した工事は対象外です。受付は2027年2月26日まで先着順で、住宅政策課(本庁舎2階)に出します。条件は下関市の空き家バンク活用促進改修補助金のページにあります。
山口市:改修は最大60万円、家財の処分も最大10万円
山口市の「空き家・空き地バンク」は、北部・南部のほか阿東・徳地・仁保・名田島・秋穂二島・秋穂の地域別に、売却・賃貸・農地付き・空き地で探せます。使うには先に利用登録申込書を出し、現地の見学を希望するなら1〜2週間前までに出します。申し込みはオンラインの登録フォームでもできます。物件は山口市の移住サイトの空き家・空き地バンクのページで見られます。
空き家・空き地バンクで売買か賃貸の契約をした空き家に移住者が入るとき、改修費の補助があります。入る人かその配偶者が45歳未満の世帯か、15歳未満の子がいる世帯は改修費の3分の2・最大60万円、それ以外は2分の1・最大30万円です。市内の業者が工事をし、契約から6か月以内、改修費10万円以上、5年以上住む見込みなどが条件です(山口市の空き家バンク改修事業補助金のページ)。
残った家財の処分・運び出しにも、費用の2分の1・最大10万円の補助があり、処分の前に手続きが要ります(山口市の家財道具等処分補助金のページ)。
宇部市:住宅情報バンクは市外から移る人だけ
宇部市の空き家バンクは「住宅情報バンク」という名前で、山口県宅地建物取引業協会と全日本不動産協会山口県本部と協定を結び、持ち主が登録した物件と不動産会社が扱う物件を載せています。2024年4月1日からは、市外から宇部市へ移り住みたい人だけが使え、市内に住む人は宅建協会宇部支部のサイトで探すよう案内しています。
問い合わせ先が宇部市の物件は、利用希望者登録申込書(申込フォームも可)を出し、持ち主の承諾を得てから連絡先を教えてもらいます。問い合わせ先が不動産会社の物件は登録が要らず、直接その会社に問い合わせます。仕組みは宇部市のおうち探し(住宅情報バンク)のページにあります。県外から移る人の住宅購入には「宇部市UIJターン奨励助成金」があり、山口県の移住支援金の記事もあわせて見てください。
周南市:全国版の空き家バンクに物件を掲載
周南市の空き家情報バンクは、物件を市と全国版空き家情報バンクのサイトに載せています。所在地などの詳しい情報を知りたいときや内覧したいときは、先に利用希望者登録をします。申し込みはオンラインフォームか、申込書・誓約書・本人確認書類の写しを窓口・郵送・FAX・メールで住宅課空家対策室(0834-22-8385)に出します。
契約は当事者どうしで行い、仲介を頼むなら山口県宅建協会周南支部の協力会員を紹介しています。土砂災害特別警戒区域や市街化調整区域の物件などは、バンクに登録できない場合があります。仕組みは周南市の空き家情報バンクのページ、改修の補助の一覧は周南市の利活用(リフォーム・改修等)支援制度一覧にあります。
岩国市:中山間地域の物件を移住相談員が案内
岩国市の空き家情報登録制度は、中山間地域の空き家を使ってUJIターンの定住を進める制度で、周東・玖珂・本郷・美和・美川・錦・由宇・柱島群島などの地区の物件を載せています。物件の詳しい情報は公開していないので、見学や問い合わせをしたいときは、まず問い合わせフォームで名前・住所・メールアドレスを送り、移住相談員から届く申込書と誓約書を出します。
登録される空き家は、中山間地域にあり、不動産会社が管理していない物件などに限られます。交渉と契約は当事者どうしで行います。問い合わせは岩国市シティプロモーション課(0827-29-5012)で、物件と仕組みは岩国市の移住サイトの空き家情報のページと岩国市の空き家情報登録制度についてのページにあります。
山口で空き家を買う前に知っておきたい事情
5市とも、市は物件の情報を出して持ち主と利用希望者をつなぐまでで、売買・賃貸の交渉や契約には関わりません。下関市・周南市は、トラブルを防ぐため不動産会社の仲介をすすめています。仲介で契約すると、不動産会社への手数料がかかります。
利用登録から物件の情報が届くまでに日数がかかります。下関市はオンラインで1〜2週間、紙で10日ほど、山口市は見学の1〜2週間前までの申し込みを求めています。
補助は「買う前・工事の前」の順番が大事です。下関市の改修補助は交付決定の前に契約・着手した工事を対象にせず、山口市は契約から6か月以内の申請が条件です。移住そのものへの支援金は山口県の移住支援金の記事、新築や購入・リフォームの補助は山口県5市の住まいの補助金の記事にまとめています。
よくある質問
山口県の空き家バンクの物件はどこで探せますか?
県の移住サイト「住んでみぃね!ぶちええ山口」の空き家バンクのページから、市町ごとの空き家バンクのサイトへ移って探します。周南市の物件は全国版の空き家バンク(LIFULL HOME’S)に載っています。
宇部市に住んでいても宇部市の住宅情報バンクを使えますか?
いいえ、2024年4月1日からは市外から宇部市に移り住みたい人だけが対象です。市内に住む人は、宅建協会宇部支部のサイトで物件を探します。
空き家を買ってから改修の補助を申し込めますか?
はい、買ったあとに申し込みます。ただし工事の契約・着手の前です。下関市は登記から1年以内、山口市は売買・賃貸の契約から6か月以内が条件です。
公式情報確認:2026年10月27日(日本時間)。料金や時間は変更されることがあります。
