東京23区には、区の専用アプリやPayPay商品券で、払った額の一部がポイントで戻る事業があります。2026年10月19日の時点で、まだ使える・申し込める9区について、還元率、上限、期限と、誰が使えるかをまとめました。
- 支払いで戻る率が高いのは板橋区の「いたばしPay」で、10月31日まで最大20%(1人月1万ポイントまで)です
- 北区の「ほくペイ」と江戸川区の「えどPay2026」は、10月25日が申込の締切です
- 区民でなくても使えるのは、渋谷区・港区・中野区・北区のアプリと、墨田区の商品券です。江戸川区と足立区の商品券は、その区に住む人だけが買えます
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どの区の事業を使うかの選び方
- 10月中に買い物の予定があるなら:板橋区(いたばしPay。商店街連合会に加盟する中小・個店で20%)
- 年末まで日々の買い物で使うなら:世田谷区(せたがやPay。中小個店で5%、12月31日まで)
- 渋谷区に住んでいるなら:渋谷区(ハチペイ。マイナンバーカードで区民認証すると8%、2027年3月31日まで)
- 一度にまとめて得をしたいなら:北区(ほくペイ。5,000円で6,500円分、抽選、区民以外も申込可)
- 申込に間に合わなかったなら:墨田区(PayPay商品券。1万円で1万2,000円分、先着で12月28日まで、居住地を問わない)
9区の還元率と期限を一覧で
支払いのたびに戻るのは板橋区・世田谷区・渋谷区・港区、チャージや購入の時点で上乗せされるのは中野区・北区・江戸川区・墨田区・足立区です。どの事業も、予算の上限に達すると期間の途中で終わることがあります。
| 区 | しくみ | 率・上乗せ | 期限 |
|---|---|---|---|
| 板橋区 | 支払いで還元 | 最大20%(月1万ポイントまで) | 10月31日 |
| 世田谷区 | 支払いで還元 | 最大5%(月3,000ポイントまで) | 12月31日 |
| 渋谷区 | 支払いで還元 | 区民認証8%・ほか4% | 2027年3月31日 |
| 港区 | 支払いで還元 | 10月は最大2% | 10月31日 |
| 中野区 | チャージで還元 | 3% | 2027年1月31日 |
| 北区 | 抽選で購入 | 5,000円で6,500円分 | 申込10月25日 |
| 江戸川区 | 抽選で購入 | 5,000円で6,000円分 | 申込10月25日 |
| 墨田区 | 先着で購入 | 1万円で1万2,000円分 | 販売12月28日 |
| 足立区 | 先着で購入 | 4,000円で5,200円分 | 販売11月2日〜30日 |
暮らしに要る日用品は、通販でも探せます。
期限の年は、書いていないものは2026年です。港区は11月に最大20%の還元を予定しています(下の港区の節)。
支払うとポイントが戻る4区
4区とも、還元の対象は現金などでチャージした残高での支払いで、ポイントで払った分には還元が付きません。ポイントが先に使われる設定のアプリは、設定を切り替えておくと還元を受けやすくなります。
板橋区「いたばしPay」は10月31日まで最大20%
「いたばしPay」は板橋区商店街振興組合連合会が運営する、板橋区内だけで使えるキャッシュレス決済です。10月1日から31日までの「しょうれんいたPayまつり」では、加盟店すべてが還元の対象になります。還元率は、商店街連合会(商連)に加盟する中小・個店が20%、商連加盟の大型店が10%、商連に加盟していない店は中小・大型とも5%です。
付与の上限は1人あたり月10,000ポイントで、ポイントは翌月15日に付く予定です。チャージしただけでは還元されません。区はアプリのマイページで「ポイントを優先的に利用する」をオフにしておくよう案内しています。詳しい条件は板橋区公式サイトの「デジタル地域通貨『いたばしPay』」のページに出ています。
世田谷区「せたがやPay」は12月31日まで最大5%
「せたがやPay」は世田谷区商店街振興組合連合会が実施し、区が支援している決済アプリです。10月11日から12月31日までの「物価高に負けるな!せたがやくらし応援キャンペーン第3弾」では、中小個店で5%、コンビニ等で3%が戻ります。大型店は0%です。
上限は月3,000ポイントで、決済した月(1日〜末日)ごとに数えます。10月1日から10日までの支払いには、前の回の条件(最大10%、上限10,000ポイント)が当てはまります。ポイントは決済の3日後(土日・祝日を含む)に付き、有効期限は付与日から6か月後の月末です。チャージはセブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、銀行口座からのオンラインチャージでできます。出典は世田谷区公式サイトの「せたがやくらし応援キャンペーン第3弾」のページです。
渋谷区「ハチペイ」は区民認証で8%、2027年3月まで
渋谷区のキャッシュレス決済アプリ「ハチペイ」は、2026年10月1日から2027年3月31日まで、支払いの一部をポイントで戻しています。アプリでマイナンバーカードによる渋谷区民認証が有効な人は最大8%、認証していない人や期限が切れた人も最大4%です。
上限は認証の有無にかかわらず、1回の決済で888ポイント、1か月で8,000ポイントです。対象は「メインのサイフ」からの支払いで、ポイントを持っているとポイントが先に使われ、差し引いた残りのマネーの分だけが還元されます。渋谷区に住んでいない人もアプリを使えます。区民認証は15歳以上の区民が対象です。条件はハチペイ公式サイトの「4周年記念 10月以降もポイント還元キャンペーンを実施します」のお知らせによります。
港区「みなトクPAY」は10月2%、11月は最大20%の予定
港区商店街振興組合連合会が運営する「みなトクPAY」は、10月1日から31日まで対象店で最大2%を還元しています。上限は1,000ポイントで、ポイントは11月10日ごろに付きます。対象は「マネー」での支払いだけで、商品券やポイントで払った分は外れます。一部の医療機関・調剤・タクシーなども対象外です。10月の条件はみなトクPAY公式サイトの2026年9月30日のお知らせに出ています。
港区の2026年8月31日の区長記者発表によると、今年度は最大20%の還元を5・8・11月に、2%の還元を12月と1月にも行う予定です。2027年2月(予定)は、中小個店25%(月10,000ポイントまで)、大型店20%(月5,000ポイントまで)に引き上げ、どなたでも使える形です。11月の日程と上限は、10月19日の時点ではまだ発表されていません。
チャージや購入で上乗せされる5区
申込の締切が近いのは北区の「ほくペイ」と江戸川区の「えどPay2026」で、どちらも10月25日までです。墨田区はいま先着で販売中、足立区は11月2日から販売が始まります。
中野区「ナカペイ」はチャージのたびに3%
中野区のデジタル地域通貨「ナカペイ」は、2026年8月3日12時から2027年1月31日まで、チャージした額の3%をポイントで付けています。ポイントはチャージ完了から10分〜1時間ほどで付き、有効期限はチャージした月の翌々月末です(8月15日に付いた分は10月末まで)。
チャージはセブン銀行ATMの現金か、クレジットカードです。クレジットカードを使うには、事前にマイナンバーカードでの認証が要ります。チャージは1,000円単位で、1回5万円まで、残高10万円分までです。区民だけでなく、在勤・在学の人や中野区を訪れた人も使えます。出典は中野区公式サイトの「デジタル地域通貨『ナカペイ』を使おう」のページです。
北区「ほくペイ」は5,000円で6,500円分、申込は10月25日まで
北区のデジタル地域通貨「ほくペイ」は10月5日に始まりました。「プレミアム付ほくペイ」は1口5,000円で6,500円分になり、全28万口の抽選です。申込は10月25日まで、アプリのホーム画面の「お知らせ」から1人10口まで申し込めます。北区民でなくても申し込めます。
抽選結果は11月2日10時以降にアプリとメールで届き、当選した人は11月22日までに当選口数分をチャージします。プレミアム分のポイントもチャージした額も、使えるのは2027年3月31日までです。このほか、アプリに新規登録した先着6万人に500ポイント、マイナンバーカードで北区民認証をした先着3万人に1,500ポイントを配っています。条件はほくペイ公式サイトの「プレミアム付ほくペイ」申込のお知らせによります。
江戸川区「えどPay2026」は区民向け、申込は10月25日まで
江戸川区の「えどPay2026」はPayPayアプリで買う商品券です。江戸川区に住む16歳以上が、1口5,000円で6,000円分(全店舗共通券3,000円分+大型店・チェーン店を除く限定店舗券3,000円分)を、1人10口まで申し込めます。申し込みが多いと、抽選で当選口数が減ることがあります。
申込は10月25日まで、当選発表は11月2日10時以降の予定で、購入は11月8日まで、使えるのは12月31日までです。申込にはPayPayの本人確認(マイナンバーカード・運転免許証など)が要り、ICチップを読み取る方法なら最短で当日に終わります。出典はPayPay公式サイトの江戸川区「えどPay2026」のページです。
墨田区のPayPay商品券は誰でも先着、12月28日まで
「すみだプレミアム付デジタル商品券」の2次販売は、10月2日から12月28日まで、PayPayアプリで先着順に売っています。居住地にかかわらず12歳以上なら買え、1口1万円で1万2,000円分です。内訳は、商店街の加盟店で使えるA券7,000円分と、大型店・スーパー・ドラッグストアでも使えるB券5,000円分です。
1人5口まで買え、1次販売で買った人も上限まで買い足せます。販売予定額に達するとその時点で終わります。使えるのは2027年1月17日までです。出典はPayPay公式サイトの「すみだプレミアム付デジタル商品券」のページです。
足立区のPayPay商品券は11月2日から区民に先着販売
足立区の「スマホでゲット!足立区プレミアム商品券(PayPay商品券)」は、11月2日10時から30日まで、足立区に住む12歳以上に先着順で売り出されます。1口4,000円で5,200円分(全店舗共通券3,200円分+小規模店舗専用券2,000円分)で、1人10口までです。
使えるのは2027年3月7日までで、足立区とPayPayが指定した区内の加盟店が対象です。出典はPayPay公式サイトの2026年9月30日の自治体キャンペーンのお知らせです。
東京23区で選ぶときの事情
23区の事業は、区ごとに使うアプリが違い、住んでいる区以外でも使えるものが多いのが特徴です。
- 板橋・世田谷・渋谷・港・中野・北の6区は、区の専用アプリ(いたばしPay・せたがやPay・ハチペイ・みなトクPAY・ナカペイ・ほくペイ)です。江戸川・墨田・足立の3区は、PayPayアプリの中で買う商品券です。使うには、その区のアプリを入れてチャージする必要があります
- 通勤・通学で区をまたぐ人は、勤め先や学校の近くの区の事業も使えます。渋谷区・中野区・北区・港区のアプリは区民以外も使え、墨田区の2次販売も居住地を問いません。江戸川区と足立区の商品券は区民だけです
- マイナンバーカードで区民認証をすると、条件が上がる区があります。渋谷区のハチペイは4%が8%に、北区のほくペイは1,500ポイントが付きます。ナカペイとほくペイは、クレジットカードでチャージするときにもマイナンバーカードでの確認が要ります
- 板橋区・世田谷区・港区・渋谷区の還元は、チャージした残高で払った分だけが対象です。ポイントで払うと還元が付きません
よくある質問
チャージしただけでポイントは付きますか?
中野区のナカペイはチャージの時点で3%が付きます。板橋区のいたばしPayは、チャージしただけでは還元されず、加盟店で支払ったときに付きます。世田谷区・渋谷区・港区も支払いが還元の対象です。
期間の途中で終わることはありますか?
あります。板橋区・世田谷区・港区は予算の上限に達しだい終わると案内しており、墨田区の商品券も販売予定額に達するとその時点で販売を終えます。渋谷区のハチペイも、予算の上限に達する見込みになると早く終えることがあるとしています。
公式情報確認:2026年10月19日(日本時間)。料金や時間は変更されることがあります。
