酒屋・ワイン佐賀・大分・宮崎・福岡市・長崎・鹿児島

九州の酒蔵見学50か所。予約の要否・料金・試飲の有無を県ごとに一覧

九州6県の酒蔵見学50か所のまとめ(テキスト画像)

福岡・佐賀・長崎・大分・宮崎・鹿児島の6県で、見学を受け付けていることが公式に確かめられた酒蔵50か所を県ごとの表にしました。予約の要否・見学できる時間・休みの日・料金・試飲の有無・所要時間が一度に見られます。車で行く人の試飲についても書いています。

九州の酒蔵は、見学を受け付けているところが少なくありません。ただし条件は蔵ごとにばらばらで、ふらりと立ち寄れる蔵もあれば、5日前までの予約が要る蔵、日曜だけの蔵、12月は受け付けない蔵もあります。福岡・佐賀・長崎・大分・宮崎・鹿児島の6県から、見学を受け付けていることが公式に確かめられた50か所を、県ごとの表にまとめました。予約の要否・見学できる時間・休みの日・料金・試飲の有無が一度に見られる形にしています。

土台にしたのは各県の酒造組合の蔵元ページと、各蔵元の公式サイトです。組合のページに「蔵見学」の欄があり、予約の要否や見学時間まで書かれている県(佐賀・大分・鹿児島)と、蔵元の公式サイトにしか見学の案内が出ていない県(長崎・宮崎)があるので、県によって表に入る情報の細かさが違います。福岡は福岡県酒造組合の蔵元マップにある「蔵見学の有無」の欄によります。

見学を受け付けている蔵は6県でこれより多く、福岡は24蔵、佐賀は13蔵、大分は23蔵、鹿児島は組合の蔵元ページに案内があるものだけで75蔵あります。全部を並べると読み切れないので、1県につき10か所までにしぼり、予約が要らない蔵や、時間・料金・所要時間がはっきり書かれている蔵を先に入れました。県ごとの蔵元の全体像は、各節の終わりからその県のまとめ記事へつないでいます。

予約については、「不要」と書かれている蔵でも、団体や人数が多いときは連絡を求めている蔵がほとんどです。また、酒造りの最盛期(おおむね12月から3月)は見学を止める蔵、見られる場所が変わる蔵があります。仕込みの様子を見たいのか、蔵の建物や道具を見たいのかで、行くべき時期は変わります。

車で行く場合、運転する人は試飲ができません。試飲つきの見学を申し込むときは、誰が運転するかを先に決めておいてください。酒類の販売は20歳以上が対象です。飲酒は20歳になってから。

福岡県(10か所)

この節のリンクは福岡県酒造組合の蔵元マップです。

福岡県酒造組合の蔵元マップには蔵ごとに「蔵見学の有無」の欄があり、24蔵に見学の案内が出ています。そのうち予約なしで行けると書かれているのは、福岡市西区の浜地酒造(杉能舎)、宗像市の伊豆本店、福津市の豊村酒造、糟屋郡粕屋町の光酒造の4蔵です。久留米市の山口酒造場は、10月1日から31日までの「筑後の土蔵」の期間中だけ予約なしで見学できると案内しています。

ここに挙げた10蔵のほか、嘉麻市の大里酒造、糟屋郡宇美町の小林酒造本店(5名から)、八女市の後藤酒造場(4月中旬から5月3日ごろの藤祭りの期間は予約不要)、大川市の若波酒造(1日1組限定)、京都郡みやこ町の林酒造場、飯塚市の瑞穂菊酒造が要予約で受け付けています。宗像市の勝屋酒造も要予約ですが、受け付けるのは4月から9月までで、酒造期間は見学できません。筑紫野市の大賀酒造は年2回の酒蔵開き、久留米市の千歳乃松は3月中旬の土日2日間の蔵開き、八女市の旭松酒造は4月中旬から5月上旬の大藤祭の期間に蔵を開けます。

蔵元場所予約時間・休み料金・試飲・人数
浜地酒造(杉能舎)福岡市西区不要営業時間(10:00〜17:00)内であれば随時受付—
伊豆本店宗像市不要10:00〜17:00—
豊村酒造福津市不要(営業日は電話かメールで確認)——
光酒造糟屋郡粕屋町—年中見学可能—
無法松酒造北九州市小倉南区—木曜日以外(祝日を除く)—
山口酒造場久留米市10月1〜31日は不要10月の「筑後の土蔵」の期間—
池亀酒造久留米市要予約——
筑紫の誉酒造久留米市要予約——
喜多屋八女市要予約営業日のみ—
高橋商店八女市要予約平日のみ—

福岡県の蔵元と代表銘柄は、福岡の蔵元44軒の一覧にまとめています。

佐賀県(13蔵のうち10か所)

この節のリンクは佐賀県酒造組合の蔵元ページと、幸姫酒造の公式サイトです。

佐賀県酒造組合の蔵元ページは、蔵ごとに「蔵見学」の欄で予約の要否・時間・休みまで書いています。23蔵のうち13蔵が受け付けており、そのうち4蔵は予約が要りません。伊万里市の松浦一酒造と有田町の宗政酒造は9:00〜17:00で年中無休、鹿島市の光武酒造場は平日が9:00〜17:00で、観光酒蔵は土日祝も開いています。

この中で料金と所要時間まで公式に出しているのは、鹿島市の幸姫酒造です。祐徳稲荷神社の御神酒を造っている蔵で、見学は完全予約制(前日まで)、見学料は無料、所要は15〜30分。無料の試飲と有料の試飲が選べます。受付は9:00〜11:30と13:30〜15:30で、11:30と15:30を過ぎると案内できないと書かれています。表に入れていない3蔵は、佐嘉酒造(3月の蔵開きなどイベント時のみ)、唐津市の小松酒造、嬉野市の瀬頭酒造です。

Instagramでこの投稿を見る
蔵元場所予約時間・休み料金・試飲・人数
幸姫酒造鹿島市完全予約制(前日まで)9:00〜11:30/13:30〜15:30。12月31日〜1月3日は休み見学無料・所要15〜30分。無料試飲と有料試飲
松浦一酒造伊万里市不要9:00〜17:00。年中無休—
宗政酒造西松浦郡有田町不要9:00〜17:00。年中無休蔵限定酒の試飲あり
光武酒造場鹿島市不要9:00〜17:00。土日祝休(観光酒蔵は土日祝も営業)—
天吹酒造三養基郡みやき町要予約10:00〜17:00—
天山酒造小城市要予約9:00〜17:00。日祝休(土曜も休む場合あり)—
小柳酒造小城市要予約9:00〜16:00。日曜休—
鳴滝酒造唐津市要予約10:00〜16:30。4〜9月は土日祝休、10〜3月は日祝休—
井手酒造嬉野市要予約8:30〜17:00。日曜休—
矢野酒造鹿島市要予約10:00〜17:00。日曜休—

佐賀県の蔵元と代表銘柄は、佐賀の蔵元23軒の一覧にまとめています。

長崎県(3か所)

この節のリンクは蔵元の公式サイトです。

長崎県酒造組合の酒蔵一覧には見学の欄がないため、各蔵元の公式サイトを見て回りました。蔵の中まで入れる見学の案内が出ているのは3蔵で、そのうち2蔵は料金まで書いています。佐世保市の梅ヶ枝酒造は入場無料、同じ佐世保市の潜龍酒造は本陣屋敷が1人300円、もと蔵が1人150円(どちらも20名以上だと200円・100円)です。

3蔵とも、行きたい日の数日前には連絡が要ります。梅ヶ枝酒造は大人10名からで3日前まで、潜龍酒造は5名からで2〜7日前まで。潜龍酒造は12月が酒造りの繁忙期のため見学を受けておらず、1〜3月は本陣屋敷のみになる場合があると案内しています。平戸市の福田酒造は2階建ての博物館と蔵を回る形で、電話かメールで申し込みます。

このほか、諫早市の杵の川は直売店に併設した蔵元ギャラリーでテイスティングができますが、酒蔵そのものへの入館はできないと公式に書いています。平戸市の森酒造場も工場内部の見学は行わず、明治蔵での説明と販売を案内しています。壱岐市の壱岐の蔵酒造は、公式サイトの先頭で蔵見学の一時休業を知らせています。

蔵元場所予約時間・休み料金・試飲・人数
梅ヶ枝酒造佐世保市城間町要予約(3日前までに電話)10:00〜12:00/13:00〜16:00。1月1〜3日を除き通年入場無料・大人10名から。説明約10分のあと試飲と販売
潜龍酒造佐世保市江迎町要予約(2〜7日前までに連絡)受付は平日9:00〜16:00。12月は受け付けない本陣屋敷300円、もと蔵150円(20名以上は200円・100円)・5名から
福田酒造平戸市志々伎町要予約(電話かメール)9:00〜15:00。元旦と日曜は休み(日祝は1週間前の予約で対応)試飲あり

長崎県の蔵元と代表銘柄は、長崎の蔵元13軒の一覧にまとめています。

大分県(23蔵のうち10か所)

この節のリンクは大分県酒造組合の蔵元ページと、久保酒蔵の公式サイトです。

大分県酒造組合の蔵元ページは、予約の要否・見学時間に加えて受付人数まで書いているのが特徴です。35蔵のうち23蔵が受け付けており、そのうち22蔵は予約が必須。予約なしで行けるのは玖珠郡九重町の八鹿酒造だけで、それも団体は予約が要ります。

人数の幅は蔵によってかなり違います。杵築市の中野酒造は1名から、臼杵市の久家本店は30名程度まで、国東市の萱島酒造は20〜30名程度。佐伯市のぶんご銘醸と竹田市の佐藤酒造は1〜5名程度まで、豊後高田市の山田酒造場は2名程度までと書かれています。少人数で行くか大人数で行くかで、選べる蔵が変わります。

宇佐市長洲の久保酒蔵は、公式サイトに所要時間と試飲まで出しています。5日前までの予約が必要で、所要は約30分、見学の受付は16:00まで、日曜・祝日は休み。試飲はありますが、未成年と運転する人は飲めないと明記されています。日田市豆田町のクンチョウ酒造は、予約申込書をメールかFAXで送る形です。宇佐市の三和酒類は本社ではなく、辛島 虚空乃蔵・安心院葡萄酒工房・いいちこ日田蒸留所の3か所で見学を実施しています。

蔵元場所予約時間・休み料金・試飲・人数
八鹿酒造玖珠郡九重町不要(団体のみ必須)9:00〜16:00—
久保酒蔵宇佐市長洲要予約(5日前までに)9:00〜17:00(見学の受付は16:00まで)。日祝休所要約30分・20名程まで。試飲あり(運転する人は不可)
中野酒造杵築市南杵築必須9:00〜16:001名から
クンチョウ酒造日田市豆田町必須(申込書をメールかFAX)9:00〜16:3020名程度まで
三和酒類宇佐市辛島要予約10:00〜17:00(辛島 虚空乃蔵)—
小手川酒造臼杵市浜町必須8:30〜17:0020名程度まで
久家本店臼杵市江無田必須9:00〜16:0030名程度まで
井上酒造日田市大鶴町必須8:00〜17:00—
浜嶋酒造豊後大野市緒方町必須9:00〜17:0020名程度まで
萱島酒造国東市国東町必須13:00〜16:0020〜30名程度

大分県の蔵元と代表銘柄は、大分の蔵元35軒の一覧にまとめています。

宮崎県(7か所)

この節のリンクは蔵元の公式サイトです。

宮崎は本格焼酎の蔵が中心で、見学の案内を公式サイトに出しているのは7蔵です。この7蔵は、時間・所要時間・料金まで書いている蔵が多く、九州のなかでは条件が読み取りやすい県です。都城市の霧島酒造「KIRISHIMA WALK FACTORY」は1日5回・約60分・参加費無料で、1〜30人まで受け付け、最後に試飲がつきます。見学施設は志比田第二増設工場で、本社工場の見学は行っていないと明記されています。

採用動画/企業紹介|霧島酒造(霧島チャンネル)

日南市北郷町の櫻の郷酒造は、併設の「焼酎道場」だけなら予約が要りません。10:00〜16:00・年中無休(年末年始は休館)・入場無料・所要約30分で、焼酎とリキュールの試飲と、オリジナル焼酎のブレンド体験ができると案内されています。本工場と甕貯蔵庫の見学は問い合わせが必要です。

日南市南郷町の井上酒造は、チョウザメの養殖風景も見学コースに入っていて、製造期の9月上旬から11月下旬は貯蔵タンクから汲みたての原酒を、通年で仕込み水の「榎原湧水」を試飲できます。えびの市の明石酒造は、8月中旬から12月中旬の仕込み時期とそれ以外で見られるものが変わります。高千穂町のアカツキ酒造は4月から12月の日曜が中心で、2週間前までの電話予約が要ります。

蔵元場所予約時間・休み料金・試飲・人数
霧島酒造都城市志比田要予約(インターネット)毎日。10:00/11:00/13:30/14:30/15:30の1日5回、約60分参加費無料・1〜30人。最後に試飲あり
櫻の郷酒造日南市北郷町不要(本工場と甕貯蔵庫のみ要問い合わせ)10:00〜16:00。年中無休(年末年始は休館)、約30分入場無料。焼酎・リキュールの試飲あり
雲海酒造 綾蔵東諸県郡綾町事前予約制10:00〜16:00。月・火曜(祝日は翌日)と年末年始が休み—
井上酒造日南市南郷町予約制(フォームか電話。受付は平日9:00〜16:30)所要約30分製造期(9月上旬〜11月下旬)は原酒、通年で仕込み水の試飲
酒蔵王手門日南市北郷町完全要予約木・金・土曜。開始は9時〜15時、約40〜60分—
明石酒造えびの市栗下要予約(フォーム。希望日の1週間ほど前まで)土・日曜は休み。8月中旬〜12月中旬が仕込み時期—
アカツキ酒造西臼杵郡高千穂町予約制(2週間前までに電話)4〜12月の原則として日曜日、約60分5〜7名程度

宮崎県の蔵元と代表銘柄は、宮崎の蔵元の一覧にまとめています。

鹿児島県(75蔵のうち10か所)

この節のリンクは蔵元の公式サイトと、鹿児島県酒造組合の蔵元ページです。

鹿児島は蔵の数がそもそも多く、県酒造組合の蔵元ページに工場見学の案内が出ているだけで115軒のうち75軒あります。予約が要らない蔵も多いので、ここでは時間と休みがはっきり書かれている10か所を選びました。

料金まで公式に出ているのは3か所です。枕崎市の薩摩酒造「明治蔵」は入館無料で9:00〜16:00、12月30日から1月3日が休み。出水市の出水酒造は見学・試飲とも無料で、20分のコースと50分のコースがあり、受付は10:00〜16:00・年中無休。鹿児島市のさつま無双は「無双蔵」で見学無料・試飲可で、平日のみの営業です。

薩摩川内市の祁答院蒸溜所は予約が必須ではなく、「事前に予約をいただけるとスムーズに案内できる」という書き方をしています。所要は約15分で、希望すれば試飲もできますが、運転する人は飲めません。受付は16:30まで、休みは1月1〜2日。霧島市の霧島町蒸留所(明るい農村)も予約なしで、9:00〜17:00・蔵見学の最終受付が16:30、1月1〜3日が休みです。

予約が要る蔵では、いちき串木野市の薩州濵田屋伝兵衛が11:00と14:00の1日2回・所要約40分で、水曜が定休。日置市の小正醸造は9:00〜16:00(12:00〜13:00を除く)で所要40〜60分、日曜・祝日・お盆・年末年始が休みです。姶良市の白金酒造は電話での予約で、10:00〜17:00、水曜と年末年始・お盆が休みと公式に書かれています。

蔵元場所予約時間・休み料金・試飲・人数
薩摩酒造 明治蔵枕崎市不要9:00〜16:00。12月30日〜1月3日は休み入館無料
出水酒造出水市不要(団体10名以上は要予約)10:00〜16:00。年中無休見学・試飲無料。20分と50分のコース
さつま無双鹿児島市要予約9:00〜17:00。土日祝は休み見学無料。試飲できる
祁答院蒸溜所薩摩川内市不要(予約すると案内がスムーズ)9:00〜17:00(受付は16:30まで)。1月1〜2日は休み所要約15分。試飲あり(運転する人は不可)
霧島町蒸留所霧島市不要(団体は連絡)9:00〜17:00(蔵見学の最終受付は16:30)。1月1〜3日は休み—
萬世酒造南さつま市不要(館内案内が必要なときは連絡)9:00〜16:00—
田苑酒造 焼酎資料館薩摩川内市樋脇町不要(予約すると案内がスムーズ)9:00〜16:00—
白金酒造姶良市要予約(電話)10:00〜17:00。水曜・年末年始・お盆は休み—
薩州濵田屋伝兵衛いちき串木野市事前予約制9:00〜17:00。蔵見学は11:00と14:00の1日2回、約40分。水曜休売店で試飲と購入ができる
小正醸造日置市要予約(電話かフォーム)9:00〜16:00(12:00〜13:00を除く)。日祝・お盆・年末年始は休み所要40〜60分

鹿児島県の蔵元と代表銘柄は、鹿児島の蔵元115軒の一覧にまとめています。

出かける前に確かめておきたいこと

予約が「不要」の蔵でも、人数が増えると扱いが変わります。さつま無双は10名以上、出水酒造は10名以上、八鹿酒造と霧島町蒸留所は団体のときに連絡か予約を求めています。家族や友人と4〜5人で行くぶんには不要のままですが、会社や地域の集まりで行くなら先に電話を入れておくほうが確実です。

行く時期も、条件を大きく変えます。酒造りの最盛期は、蔵にとっていちばん忙しい季節です。潜龍酒造は12月の見学を受け付けておらず、勝屋酒造は4〜9月のみで酒造期間は見学できません。逆に、井上酒造のように製造期でなければ味わえないものを用意している蔵もあります。仕込みの音や匂いまで見たいなら冬、蔵の建物や道具をゆっくり見たいなら春から秋、という選び方になります。

そして、運転する人の試飲についてはもう一度。多くの蔵が受付で確認しますが、聞かれる前に自分たちで決めておくほうが気持ちよく回れます。公共交通機関で行けない場所も多いので、誰が運転するか、代行を使うか、あらかじめ相談しておいてください。

公式情報確認:2026年9月23日(日本時間)。見学の条件は変更されることがあります。

利用する前に知っておきたいこと

時間・休み
蔵による(見学できる時間と休みは本文の県ごとの表を参照)
対象・回数
酒類の販売は20歳以上。運転する人は試飲できない

情報源・掲載について

確認に使用した公式情報:

情報確認日:2026-09-23

内容の訂正を連絡する →