天神で買い物のついでに、20分だけ寄れる展示を探している人に。10月5日(月)まで、ONE FUKUOKA BLDG.の1階グランドロビーで、美術家・牛嶋均の企画展「シアター・オブ・プレイグランド 記憶・身体・検証」が開かれています。観覧は無料で、申し込みもいりません。
百貨店の屋上遊園地の記憶を、廃棄された遊具から立ち上げる
かつて天神の百貨店の屋上には遊園地がありました。屋上で遊んで、大食堂で昼を食べる。観覧車やサーキット型の遊具、キディライドに夢中になった子どもがいて、その多くは今は姿を消しています。本展は、そこにあった時間を扱う展示です。
牛嶋均は、廃棄された遊具の経年変化や、たくさんの子どもが触れた痕跡に美を見出して作品にしてきた作家です。戦車の形の代名詞になった「T-54/55」や、未来への希望の象徴だった「アポロ」「スプートニク」といった形に記憶を投影しながら、現代のイメージとして組み直していきます。本展は、現代から切り離された時間や意識の断片を縫い合わせ、「今を生きる私達の次へ繋ぐ物語」として検証し直す試みとして案内されています。キュレーターは工藤健志。
牛嶋均は1963年、福岡県生まれ。九州造形短期大学を卒業後に田中泯に師事し、パフォーマーとして海外で活動しました。帰国後は家業の遊具製作業を手伝いながら、遊具の要素を取り入れた、触れて遊べる体験型の彫刻を手がけるようになります。第2回福岡アジア美術トリエンナーレ(2002年)、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(2003年)、奥能登国際芸術祭2023などに参加してきた作家です。
会期と時間、料金
会期は2026年9月19日(土)から10月5日(月)まで。時間は平日が11時から20時、土日祝が10時から20時です。料金は無料で、予約や事前の申し込みはいりません。福岡市が展開するアートの祭典「FaN Week 2026」のプログラムのひとつとして開かれています。FaN Week 2026のプログラムページに会期が載っています。
会場は天神のビルの1階ロビー
会場は福岡市中央区天神1-11-1のONE FUKUOKA BLDG.、その1階グランドロビーです。美術館の展示室ではなくビルの共用部なので、通りかかって立ち寄る形でも見られます。屋内なので天気は関係ありません。よかなびの開催案内にも会期・時間・料金が出ています。
同じFaN Weekの期間には、福岡市美術館やArtist Cafe Fukuokaでも企画展が開かれています。天神で1本見てから大濠方面へ移す、といった回り方もできます。
公式情報確認:2026年9月20日(日本時間)。料金・営業時間は変更されることがあります。





