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軒先に灰色の塊ができている。台所でゴキブリが走った。天井裏で何かが動く音がする。市が来て取ってくれるのか、自分で業者を呼ぶのか。福岡市と糸島市が公式に書いている線を先に見ておきます。
民有地の駆除は、市はしない
福岡市は市政だよりで、敷地内にスズメバチの巣を見つけたら専門業者に依頼して早めに駆除するよう案内し、「市では、民有地内にあるハチの巣などの駆除は行っていません」と書いています(有料)。早良区の説明も「区役所ではハチやハチの巣の駆除は行っていません」。ただし種類によっては自分での駆除が危険なので、種類が分からないときは区役所へ尋ねてほしい、とあります。ゴキブリやネズミなどの衛生害虫の相談先も各区役所の生活環境課で、東区092-645-1061、博多区092-419-1068、中央区092-718-1090、南区092-559-5374、城南区092-833-4086、早良区092-833-4340、西区092-895-7050、西部出張所092-806-9430。受付は月〜金の8時45分から17時15分までです。害虫(セアカゴケグモ・スズメバチ等)の相談(福岡市早良区)/相談窓口ガイド(福岡市)

糸島市はもっとはっきりしています。市民相談の「対応していないもの」に、私有地の管理(原則として所有者や管理者の責任、賃貸物件は管理会社や大家へ)、害虫・害獣駆除(市での駆除や業者のあっせんは行っていない、各自で民間業者を探す)、ハチ駆除(民地のハチの巣の駆除は行っていない)が並びます。シロアリのように床下で進むものも、この害虫・害獣駆除の扱いです。市民相談(糸島市)
市や国へ連絡するもの
特定外来生物のツマアカスズメバチは別です。糸島市は、個体や巣を発見したら近寄らず刺激せず、環境政策課(092-332-2068)または九州地方環境事務所へ連絡するよう求めています。定着すると根絶が困難になるため、という理由です。ツマアカスズメバチについて(糸島市)
コウモリやイタチのような野生鳥獣は、鳥獣保護管理法により保護されていて自由に捕獲することはできません。福岡市は、適切な被害防除策を講じてもなお被害を防ぎきれない場合に「有害鳥獣捕獲許可」を受けたうえで捕獲が可能になり、原則として捕獲の方法に応じた狩猟免許が必要だと説明しています。手続きは農林水産局森づくり推進課で、市では基本的に鳥獣の捕獲を行っていません。先にやるのは、出入口を防ぐ、落下した庭木の果実などエサとなるものを片づける、といった被害防除策です。野生鳥獣対策について(福岡市)
業者を呼ぶ前に
賃貸なら、業者より先に管理会社か大家さんです。国民生活センターも、賃貸住宅ならば事業者へ依頼する前に管理会社や大家等に相談するのも一法、と書いています。
広告の「〇〇円から」はうのみにしないこと。同センターは2025年3月4日、作業後に高額請求する害虫駆除トラブルに注意を呼びかけています。「約500円〜」と書いてある業者に電話し、点検後に「室内全体の燻蒸作業が必要」などと言われて約20万円を請求された例(2024年8月受付・20歳代女性)、「約1,000円から」の業者に頼み作業後に約50万円と言われた例(同・20歳代男性)が挙がっています。作業内容や料金は住宅の大きさや構造、害虫の発生状況によって異なり、特に3ケタ台など極端な格安料金で依頼できることはまずない、という説明です。作業後に高額請求する害虫駆除トラブル(国民生活センター)/害虫・害獣駆除のトラブルにご注意(同)
確かめるのは4つ。来る会社の名前(ウェブや電話で受け付けて加盟している事業者を手配する紹介型の窓口もあり、電話した時点では誰が来るかが決まっていません)、出張費や見積もり料が別に立つか、作業前の総額、キャンセルの費用。「すぐに薬剤を撒かないと害虫が増えてしまう」などと不安をあおり、比較・検討する機会を奪うような事業者とは契約しない、とも案内されています。事前の提示額と実際の請求額が大きく異なる場合などは、特定商取引法の訪問販売によるクーリング・オフが適用できる可能性があります。相談は消費者ホットライン188、福岡市消費生活センター(092-781-0999)、糸島市消費生活センター(092-332-2098)。消費生活センター(福岡市)/鍵の紛失・締め出しの連絡の順番/水まわりのトラブルで自己負担になる範囲
公式情報確認:2026年9月23日(日本時間)。制度・連絡先は変更されることがあります。

