都営住宅は抽せんの「定期募集」が年4回(5月・8月・11月・2月)ですが、2人以上の家族向けには、空きがあればいつでも先着順で申し込める「随時募集」もあります。2026年11月の定期募集は、オンラインも郵送も11月17日が締切です。
- 申込はオンライン(都営住宅入居者募集サイト)か郵送。申込のときに証明書類は要りません
- 家族向けは都内に住んでいること、単身者向けは都内に3年以上住み60歳以上などの要件があり、どちらも所得の上限があります
- 2026年5月の倍率は23区の平均が15.3倍、市部の平均が3.1倍。当せん後も資格審査に合格しないと入居できません
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東京の都営住宅の募集の選び方(時期・決め方・入居まで)
- 家族で早く入りたいなら:随時募集(先着順。資格審査が順調なら申込から3〜5か月程度で入居)
- 家族で住む区や市を選びたいなら:5月・11月の定期募集(抽せん)か、2月・8月の定期募集(住宅に困っている度合いで決めるポイント方式)
- 単身なら:年4回の定期募集の単身者向けか、4月・7月・10月・1月の毎月募集の単身者向け
- 結婚の予定がある2人なら:毎月募集の結婚予定者向け(期限付きの定期使用住宅)
都営住宅の募集は4種類。時期と決め方の比較表
定期募集は5月・8月・11月・2月の年4回で、5月と11月は家族向けも単身者向けも抽せん、2月と8月の家族向けはポイント方式です。募集はJKK東京(東京都住宅供給公社)の都営住宅募集センターが受け付けます。JKK東京 都営住宅 家族向・単身者向 年4回 定期募集のページ
| 募集 | 時期 | 対象 | 決め方 |
|---|---|---|---|
| 定期募集 | 5月・11月 | 家族向・単身者向 | 抽せん |
| 定期募集 | 2月・8月 | 家族向/単身者向・シルバーピア | 家族向はポイント方式、単身者向は抽せん |
| 毎月募集 | 各月中旬〜下旬 | 結婚予定者向・単身者向(単身は4・7・10・1月だけ) | 抽せん |
| 随時募集 | いつでも | 2人以上の家族向 | 先着順 |
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ポイント方式は、申込書と一緒に出す住宅状況申告書の内容で住宅に困っている度合いを判定し、度合いの高い人から順に資格審査に進む方式です。抽せんは「一連番号方式」で、すべての申込地区に共通の当せん順位を1回の抽せんで決めます。
毎月募集の結婚予定者向けは、2026年4月から結婚後半年以内の人も対象になりました。若年夫婦・子育て世帯向けは、2026年4月に毎月募集から外れ、8月から先着順の随時募集で受け付けています。JKK東京 都営住宅 毎月募集のページ
随時募集の住宅は、定期募集と毎月募集で申し込みのなかった住宅の一部で、23区では足立区・葛飾区など、市町部では八王子市・町田市・東村山市・東大和市などにあります。申し込むと、ほかの都営住宅の応募は辞退することになり、2026年8月1日の受付分から、随時募集を辞退すると180日たつまで随時募集に申し込めません。申込はオンラインか専用ダイヤル(03-5467-9266)の電話で、窓口での受付はありません。JKK東京 都営住宅 家族向 随時募集のページ
2026年11月の都営住宅の定期募集は11月2日〜17日
2026年11月の定期募集は、オンラインなら11月2日から17日の23時59分まで、郵送なら11月17日までに渋谷郵便局に届いたものが受け付けられます。対象は家族向・単身者向などの抽せん方式で、募集戸数は3,802戸(世帯向3,050戸、若年夫婦・子育て世帯向の定期使用住宅450戸、居室内で病死等があった住宅302戸)です。JKK東京 令和8年11月 都営住宅 定期募集のページ
| 項目 | 日程(2026年) |
|---|---|
| オンライン申込 | 11月2日〜17日23時59分 |
| 申込書の配布 | 11月2日〜11日(ダウンロードは11日18時まで) |
| 郵送の締切 | 11月17日 渋谷郵便局 必着 |
| 倍率表の掲載 | 12月21日 18時ごろ |
| 抽せん会 | 12月23日 都庁第二本庁舎1階ホール |
出典:JKK東京 令和8年11月 都営住宅 定期募集のページ(2026年10月27日確認)
オンラインの都営住宅入居者募集サイトは5時30分から翌1時まで使え、最初に利用者登録をします。抽せん番号と抽せん結果はメールで届き、次の回からは前回入力した世帯の情報を写して使えます。都営住宅募集センターは申込の操作の代行をしていません。都営住宅入居者募集サイト(東京都住宅政策本部)
申込書は、都営住宅募集センター、JKK東京の窓口センター、都庁、区役所・市役所・町村役場で配ります。11月3日(祝日)・7日(土)・8日(日)は、9時30分から17時まで都庁第一本庁舎1階北側の東京観光情報センター前でも配ります。申込は1世帯1通だけ有効で、申込書を2通出したり、オンラインと郵送の両方で申し込んだりすると、すべて無効になります。
抽せん会への出欠は当落に影響しません。当せん番号は抽せん会の日の14時ごろから都庁第二本庁舎1階に掲示され、結果はオンラインならメール、郵送ならはがきで届きます。
都営住宅の申込資格と所得の上限はいくら?
家族向けは「都内に住む成年者が申込者」「同居する親族がいる」「所得が基準内」「住宅に困っている」「暴力団員でない」をすべて満たすことが条件です。単身者向けは、都内に続けて3年以上住んでいること、配偶者がいないこと、60歳以上か障害者手帳を持っているなどの要件に当てはまることが加わります。JKK東京 都営住宅募集情報のページ(お申込み資格の概要)
| 家族の人数 | 一般区分 | 特別区分 |
|---|---|---|
| 1人 | 189万6,000円まで | 256万8,000円まで |
| 2人 | 227万6,000円まで | 294万8,000円まで |
| 3人 | 265万6,000円まで | 332万8,000円まで |
| 4人 | 303万6,000円まで | 370万8,000円まで |
| 5人 | 341万6,000円まで | 408万8,000円まで |
出典:JKK東京「所得基準表」(PDF、2026年10月27日確認)。金額は収入ではなく年間の所得です。
特別区分になるのは、障害者手帳(身体1〜4級など)を持つ人がいる世帯、申込者が60歳以上で同居する人が全員60歳以上か18歳未満の世帯、高校修了期(18歳になった後の最初の3月31日)までの子どもがいる世帯などです。7人以上の家族は1人増えるごとに38万円を足します。基準に入るかは、JKK東京の所得基準判定シミュレータでも確かめられます。JKK東京 所得基準表(PDF)
「住宅に困っている」は、申込者と同居する親族に住宅や土地の持ち主、UR・公社住宅・公営住宅などの名義人がいないことです。UR・公社住宅などに住んでいても、家賃が世帯の月の収入の20%以上の世帯、ひとり親世帯、高齢者世帯などは申し込めます。ほかに、配偶者と別居したままの申込はできません。JKK東京 5月・11月募集 家族向の入居資格(PDF)
11月の定期募集の若年夫婦・子育て世帯向け(定期使用住宅)は、「夫婦」「夫婦と子」「ひとり親と子」で全員が40歳未満などの世帯が対象で、原則10年の期限付きの住宅です。10年たった時点で子どもがいれば、いちばん下の子が18歳になった後の3月31日まで延長されます。JKK東京 若年夫婦・子育て世帯向(定期使用住宅)の入居資格(PDF)
東京で都営住宅に申し込むときの事情(倍率・優遇・地元割当)
2026年5月の定期募集では、世帯向の倍率が23区の平均で15.3倍、市部の平均で3.1倍でした。23区では1,344戸に20,541人、市部では1,706戸に5,240人が申し込み、全体では3,050戸に25,781人で8.5倍です。JKK東京 令和8年5月 都営住宅入居者募集 区市町別倍率表(PDF)
- 23区は区で大きく違います。2026年5月は中央区が7戸に472人で67.4倍、目黒区が5戸に417人で83.4倍、渋谷区が2戸に198人で99.0倍。足立区は272戸に1,528人で5.6倍、葛飾区は122戸に958人で7.9倍でした
- 市部には倍率の低い市があります。八王子市は249戸に487人で2.0倍、町田市は98戸に244人で2.5倍、青梅市は18戸に12人で0.7倍でした
- 5月と11月の世帯向には「優遇抽せん」のある地区があり、ひとり親世帯・高齢者世帯・心身障害者世帯・18歳未満の子が3人以上の多子世帯などは抽せん番号が7つ(当せんの確率が7倍)、軽度の障害者を含む世帯などは5つ付きます
- 都の募集のほかに、一部の区市が地元に住む人向けの「地元割当」の募集を、5月・8月・11月・2月ごろに区市ごとの日程で行います。詳しくは区・市の広報か、区役所・市役所で確かめられます
優遇抽せんの資格で申し込んで当せんしても、資格審査で優遇の要件に当てはまらないと分かれば、一般の資格があっても失格になります。JKK東京 優遇抽せんの資格(PDF) 申込の代行をうたう業者は、東京都・JKK東京とは関係がないと募集のページに書かれています。
抽せんから入居までの流れ(2026年5月募集の例)
当せんしても、入居資格審査に必要な書類を出して合格しないと入居できず、2026年5月募集の当せん者の入居は12月から翌年8月ごろの予定です。5月募集の日程を例にすると、流れは次のとおりです。JKK東京 令和8年5月募集 申込みから入居までのスケジュール(PDF)
- 申込(5月7日〜21日)。源泉徴収票や住民票などの書類は、この時点では出しません
- 抽せん番号の通知(オンラインは6月12日のメール)→抽せん会(6月26日)→結果の通知(オンラインは7月3日のメール)
- 当せん者に資格審査通知書が7月下旬〜12月初めに届き、8月〜12月に書類を出して審査を受けます
- 合格通知は書類がそろってから原則1か月程度で届き、申込地区で空き家が出た順にあっせんの通知が届きます。棟・間取り・階は選べません
- 使用許可日の約1か月前に1回だけ平日に下見ができ、使用許可日から15日以内に引っ越します
入居のときに、家賃(使用料)の2か月分の保証金を払い、同居しない国内に住む成人1人(または法人1つ)を連絡先として届けます。補欠の人は、当せん者の辞退や新しい空き家が出たときに順に繰り上がります。
区営・市営住宅の募集は区市ごと
区営・市営住宅は都営住宅とは別の募集で、時期も申込先も区市ごとに違います。たとえば世田谷区の区営住宅は年2回(6月・11月)の公募の抽選で入居者を決め、2026年は11月の募集を予定しています。世田谷区 区営住宅・公的住宅のページ
町田市営住宅と中野区営住宅は、JKK東京が募集の案内をしています。都営住宅や区営住宅の所得の基準を超える人には、JKK東京の公社住宅とURの賃貸住宅があり、どちらも先着順で申し込めます。
都営住宅の募集のよくある質問
東京都に住んでいないと都営住宅に申し込めませんか
はい、申込者が都内に住んでいることが条件です。家族向けは申込のときに都内に住んでいれば申し込め、単身者向けは都内に続けて3年以上住んでいることが必要です。どちらも住民票の写しで確かめられます。
オンラインと郵送で両方申し込めば当たりやすくなりますか
いいえ、申込は1世帯につき1通だけ有効で、オンラインと郵送の両方で出すと、すべての申込が無効になります。同じ人の名前が2つ以上の申込に入っている場合も無効です。
都営住宅の定期募集と随時募集は同時に申し込めますか
いいえ、随時募集は申し込むとほかの都営住宅の応募を辞退する決まりです。定期募集と毎月募集は同時に申し込めますが、先に合格した方の募集で入居の手続きが進みます。
公式情報確認:2026年10月27日(日本時間)。料金や時間は変更されることがあります。
