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物置を開けたら、壊れた自転車と古い電子レンジと、中身の分からない段ボールが出てきた。回収を頼む前に、市の粗大ごみで出せるものと市が受け取らないものを分けておくと、業者に渡す量が決まります。自分で出せる範囲と、頼むときに確かめることを並べました。
粗大ごみで出せるもの、出せないもの
市の指定袋(45リットル)に入らない大きさのものが粗大ごみです。北九州市は事前申込制で、インターネットは収集日の3日前まで、電話は前日まで(どちらも日曜日と年末年始は数えません)。粗大ごみ受付センターは093-513-3005、月曜から土曜の9時から17時(祝日も受付、12月29日から1月3日は休止)で、収集日は地区ごとに月1回です。処理手数料は1個あたり300円・500円・700円・1,000円の4種類。指定袋取扱店で納付券を買って貼るか、インターネット受付でPayPayやクレジットカードを選び、収集日の朝8時30分までに家の前か指示された場所へ出します。北九州市の粗大ごみと家庭ごみ

粗大ごみに出せないのは、家電リサイクル法の対象になる家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)です。市は回収も処分も行っていません。このほかバイク、消火器、ガスボンベ類、医療廃棄物、増改築や解体で出たごみも市では収集しません。市が収集しないもの(北九州市)
家電・パソコン・小型家電の出し先
家電4品目は、リサイクル料金を消費者が負担し、販売店が引き取り、メーカーがリサイクルすることが家電リサイクル法で決まっています。買い替えなら新しい製品を買う店へ、処分だけなら買った店へ引き取りを頼みます。料金や対象品の見分け方、指定引取場所は、一般財団法人家電製品協会の家電リサイクル券センター(0120-319-640)が案内しています。家電リサイクル券センター(一般財団法人家電製品協会)
パソコンとディスプレイは、メーカーの回収か、小型家電リサイクル法にもとづく国の認定事業者の宅配便回収です。市が案内している宅配便回収は1箱20キログラム以内・3辺の合計140センチメートル以内で、パソコンを含む場合は1箱目が無料、含まない場合と2箱目からは税込1,848円。申込みはその事業者のホームページから行い、自分で段ボールに詰めて宅配業者が自宅で引き取ります。家庭用パソコンのリサイクル(北九州市)
携帯電話、デジタルカメラ、携帯音楽プレーヤー、ゲーム機、ドライヤー、電気シェーバー、アダプターやケーブル、充電器は、投入口(25センチメートル×8.5センチメートル)に入れば回収ボックスへ無料で出せます。設置は区役所や一部の市民センターなど138か所で、一度入れると取り出せません。電池・ビデオテープ・CDは対象外で、取り外せる電池は電池の回収ボックスへ。大きなパソコン、プリンター、電子レンジ、ビデオデッキ、ステレオの5品目は粗大ごみの手続きです。小型電子機器のリサイクル(北九州市)
引っ越しなどで一度に多く出るとき
家じゅうから一度に出るぶんは「引越ごみ」として扱われます。収集希望日の1週間前までに粗大ごみ受付センターへ申し込むと認定員が訪問して量を認定し、手数料は100キロごとに2,300円(100キロ未満は切り上げ)。認定のときに支払い、あとで量が減っても返金されません。自分で運べるなら焼却工場への自己搬入があり、10キログラムごとに150円。事前に「廃棄物搬入申込書」を記入して持参し、計量受付で運転免許証やマイナンバーカードなど公的機関発行の写真付き証明書を見せます。かん・びん・ペットボトル、蛍光管や水銀体温計は受け入れていません。ごみの自己搬入について(北九州市)/北九州市の遺品整理の進め方
業者に頼むときに確かめること
先に確かめるのは許可です。家庭から出るごみを回収できるのは、市の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者だけで、事業所のごみが対象の産業廃棄物処理業の許可や、売買のための古物商の許可では家庭ごみを運べません。北九州市は7区それぞれの許可業者名簿をPDFで公開していて、担当は環境局循環社会推進部業務課(093-582-2180)です。一般廃棄物収集運搬業許可業者の名簿(北九州市)
次に見積もりです。運び出す物の量と大きさ、追加料金が出る条件、階段やエレベーターなしの搬出で加算があるか、処分費の内訳、キャンセル料、支払い後に領収書が出るかを、作業が始まる前に書面で確かめます。国民生活センターは、市区町村以外に依頼する場合は一般廃棄物処理業の許可業者を選ぶこと、複数社から見積もりを取って追加料金を確認すること、事前の見積もりと違う金額を請求されたら支払いを断ることを挙げています。見積もりを無料で出す会社は多いのですが、金額も作業範囲も家の間取りと荷物の量で変わるので、よその家の数字は目安になりません。同じ条件を伝えて、複数社の見積もりを並べて比べます。不用品回収サービスのトラブル(国民生活センター)
無許可の回収業者への注意
北九州市が挙げる手口は、「リサイクルするから許可は要らない」と言う、産業廃棄物処理業や古物商の許可を回収の許可のように見せる、許可業者と提携しているように装う、「正規登録業者」といった実体のない表示を出す、です。「無料」と言いながら搬出費などの名目で請求された例のほか、不法投棄、鉛やヒ素といった有害物質の未処理、フロンガスの大気放出も示されています。依頼した側が不法投棄の責任を問われたり、処理し直す費用を負うことがあります。家庭ごみの処分に「無許可の回収業者」を利用しないでください(北九州市)
環境省も、町中を大音量で巡回する、空き地で回収する、チラシを配る、インターネットで広告する、といった形を挙げています。国民生活センターへの不用品回収サービスの相談は2018年度の1,354件から2021年度の2,231件へ増え、「軽トラックパック7,000円」の広告を見て申し込んだら作業後に25万円を請求され、その場で支払わされた事例が公表されています。相談先は消費者ホットライン188と、北九州市立消費生活センター(093-861-0999)です。廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!(環境省)
公式情報確認:2026年9月24日(日本時間)。制度・料金は変更されることがあります。



