子どもが夜になって急に熱を上げた、休みの日に吐き続けている。山口県では、夜の電話相談は県が一本でまとめ、実際に診てもらう場所は市や地域ごとに分かれています。下関・山口・宇部・周南・岩国の5市で、夜に子どもを診る場所と時間、駐車場を並べました。この記事は症状を判断するものではありません。迷ったら下の電話相談へ、命に関わると感じたらためらわず119番に電話してください。
電話で相談する窓口は、子どもは#8000、大人は#7119
15歳未満の子どものことは#8000(毎日19時〜翌朝8時)、おおむね15歳以上は#7119(毎日24時間)にかけます。どちらも山口県の事業で、#7119は岩国市・和木町と萩市・阿武町だけ仕組みが違います。
| 窓口 | 番号 | 受付 | 対象 |
|---|---|---|---|
| #8000 | #8000/083-921-2755 | 毎日19時〜翌8時 | 15歳未満の子ども |
| #7119 | #7119/083-921-7119 | 毎日24時間 | おおむね15歳以上 |
| 小児科オンライン | LINE・Web | 夜間相談は平日18〜22時 | 県内の小児の保護者 |
#8000は県内どこからでも、毎晩7時から朝8時まで
山口県小児救急医療電話相談(#8000)は県内全域が対象で、毎日19時から翌朝8時まで受け付けます。電話に出るのは看護師で、医師の指示が必要なときは小児科医の指示を仰ぐと県は説明しています。相談の目的は、医療機関にかかった方がよいかどうかなどの助言で、診察や治療はしません。
#8000は携帯電話とプッシュ回線の固定電話から使えます。それ以外の電話は083-921-2755です。県境の近くでは#8000が他県につながることがあり、そのときは083-921-2755にかけ直すよう案内されています。山口県小児救急医療電話相談(#8000)(山口県)
家での対応や連絡先をまとめた県の冊子「必携!子ども救急〜休日・夜間の受診の手引き〜」も、県のページからPDFで読めます。対象は生後1か月から6歳までです。山口県小児救急医療ガイドブック(山口県)
中学生より上は#7119。岩国・和木と萩・阿武は別の窓口
#7119「山口県救急安心センター」は、救急車を呼ぶか、すぐ病院へ行くかで迷ったときに看護師などが電話で助言する窓口で、毎日24時間、相談料は無料です。対象は県内にいるおおむね満15歳以上の人で、短縮ダイヤルが使えない電話(IP電話・ひかり電話など)からは083-921-7119にかけます。災害時の「非常時事業者間ローミング」を使っている間は#7119がつながらないため、083-921-7119を使うよう県は書いています。#7119・救急医療電話相談について(山口県)
岩国市と和木町は、広島広域都市圏の救急相談センター(#7119)の区域です。県は携帯電話からは082-246-2000にかけるよう案内し、岩国市はこの窓口を年齢を問わず使えると書いています。萩市と阿武町は「萩・阿武健康ダイヤル24」という別の窓口です。救急医療の電話相談事業(#7119)について(岩国市)
急ぎでない心配は、県の小児科オンライン相談へ
県内に住む子どもの保護者は、小児科医・産婦人科医・助産師に無料で相談できる「小児科オンライン」を使えます。平日18〜22時の「夜間相談」はLINEのチャット・音声・動画で1回10分以内の予約制、「いつでも相談」は専用サイトからメールで送り、原則24時間以内に返事が来ます。会員登録には県限定の合言葉が要り、市町の保健センターにあるチラシか県医療政策課(083-933-2961)で確かめます。夜の急な病気やけがの相談は#8000を使うよう、県は分けて案内しています。産婦人科・小児科オンライン相談について(山口県)
5市で夜に子どもを診る場所
入院の要らない子どもを夜や休日に診る場所は、市の急病診療所と、病院の中に置かれた「こども急病センター」の2つの形があります。下関と山口は毎晩、周南は毎晩と休日の昼、宇部は曜日によって、岩国は木曜と日曜の夜にオンライン診療という形です。

| 施設 | 市 | 夜の小児科 | 駐車場 |
|---|---|---|---|
| 夜間急病診療所 | 下関市 | 毎日19〜23時 | 専用駐車場あり |
| 夜間こども急病センター | 山口市 | 毎日19〜22時 | 病院の東駐車場 |
| 休日・夜間救急診療所 | 宇部市 | 火・木・土と日祝 | — |
| 周南こどもQQ | 周南市 | 毎日19〜22時 | 病院の駐車場 |
| 医師会病院救急センター | 岩国市 | 木・日はオンライン | — |
どこも行く前に電話で今夜の状況を確かめておくと確実です。
下関市:大学町の夜間急病診療所が毎晩11時まで
「下関市夜間急病診療所」は毎日19時から23時まで内科と小児科を診ます(12月31日〜1月3日は翌0時まで)。市の医師会が運営し、市内の開業医や勤務医が交代で診療します。来院前には必ず電話で症状を伝えるよう市は求めています。擦り傷・切り傷・骨折などのけがは扱いません。看護師が先に緊急度を見て順番を決めるため、受付の順に診るとは限りません。健康保険の資格が確かめられないと自費になります。下関市夜間急病診療所(下関市)
23時から翌朝8時までは市内の救急当番病院が受けます。当番は#7119(083-921-7119)で確かめ、案内された病院にも事前に電話してから行きます。日曜・祝日の昼は下関市医師会の当番医が9〜18時(豊浦地区は9〜17時)に診ます。夜間・休日に急病になってしまったら(下関市)
場所は下関市大学町2-1-3で、専用の駐車場を使い、路上に止めないよう市は呼びかけています。地図。電話は083-252-3789。
山口市:山口赤十字病院の中で毎晩7時から10時
「山口・防府地域夜間こども急病センター」は山口赤十字病院の中にあり、毎日19時から22時まで、0歳から中学生までの内科の病気を診ます。開業医と勤務医が交代で出ています。来院の前に病院のWeb問診票に答えるよう求めていて、入力できるのは18時45分から22時までです。マイナ保険証と医療証は受付に出します。薬は1日分だけです。山口・防府地域夜間こども急病センター(山口赤十字病院)
子どものけがや軽いやけどは、糸米の「山口市休日・夜間急病診療所」(083-925-2266)の外科が毎日19〜22時に診ます。日曜・祝日の昼は地域の医師会の休日当番医があり、録音の案内(083-923-5000)で確かめられます。休日当番医情報(山口市)
場所は山口市八幡馬場53-1で、病院の東駐車場を使います。病院の駐車場は3か所・約400台で、30分まで無料、2時間まで100円です。平日19時以降と土日祝は西玄関・東玄関が閉まり、休日夜間入口から入ります。JR山口線の上山口駅から徒歩5分です。病院へのアクセス(山口赤十字病院)・地図。電話は083-921-8025。
宇部市:10月から小児科は火・木・土の夜と日祝に
「宇部市休日・夜間救急診療所」の小児科は2026年10月1日に時間が変わり、月・水・金の夜の診療がなくなりました。今は火曜が20〜22時、木曜と土曜が18〜22時(いずれも祝日・盆・年末年始を除く)、日曜・祝日・盆(8月14〜16日)・年末年始(12月30日〜1月3日)が9〜12時、13〜17時、18〜21時です。平日の夜に開いているのは小児科だけで、内科と外科は日曜・祝日などだけです。予約はできません。休日・夜間救急診療所(宇部市)
日曜・祝日・盆・年末年始は、今の待ち人数を家からWebで見られます(平日は動いていません)。受診にはマイナ保険証か資格確認書、福祉医療費受給者証などが要ります。
場所は宇部市琴芝町2-1-10です。地図。電話は0836-31-1099。
周南市:徳山中央病院の「周南こどもQQ」は毎晩と休日の昼
「周南地域休日・夜間こども急病センター(周南こどもQQ)」は徳山中央病院の中にあり、周南市・下松市・光市の小児科医が協力して診ます。毎日19〜22時、日曜・祝日・年末年始はさらに9〜12時と13〜17時も開き、受付はそれぞれ終わりの30分前までです。対象は0歳から中学生(15歳)までの内科の初期診療で、この時間なら直接来院するよう病院は案内しています。薬は原則1日分か休日分です。小児の休日・夜間の救急医療(周南市)・周南こどもQQ(徳山中央病院)
切り傷や骨折は対象外で、瀬戸見町の「周南市休日夜間急病診療所」(0834-39-0099)の外科が日曜・祝日などに診ます。休日・夜間の救急医療(周南市)
場所は周南市孝田町1-1です。病院の駐車場は30分まで無料で、その後は1時間ごとに100円、診察を受けた人は割引の処理をすると10時間以内100円です。徳山駅からはタクシーで約10分です。交通アクセス(徳山中央病院)・地図。電話は0834-28-9650。
岩国市:医師会病院で木・日の夜にオンラインの小児科
岩国市医療センター医師会病院の救急センターは、2026年4月から診療の形を変えました。対面の小児科は日曜・祝日の9時から正午までです。木曜と日曜の19〜22時は、4歳以上の子どもを対象に、病院に来て看護師が付き添い、院外の医師が画面越しに診る「来院型オンライン診療」があります。医師会病院救急センター診療体制の変更について(岩国市)
オンライン診療は先に電話(0827-21-1199)で症状を伝え、保護者が付き添い、問診の入力に使うスマートフォンを持って行きます。受付は19時から21時30分までです。意識の異常、異物を飲み込んだとき、けいれん、呼吸の異常、強い腹痛、けがは対象外と市は書いています。小児科来院型オンライン診療(岩国市)
日曜の当番医は、市の広報紙と市医師会の当番表で確かめます。休日・救急医療(岩国市)
場所は岩国市室の木町3-6-12で、JR岩国駅からバスで約5分、医師会病院バス停から徒歩2分です。アクセス(岩国市医療センター医師会病院)・地図。救急センターの電話は0827-21-1199。
山口で選ぶときの事情
同じ県でも、住む市によって夜に子どもを連れて行ける先と曜日がかなり違います。公式のページに書かれている山口の事情をまとめました。
- 夜の子どもの電話相談(#8000)は県が一本で受けますが、大人向けの#7119は岩国市・和木町が広島広域都市圏の窓口、萩市・阿武町が「萩・阿武健康ダイヤル24」と、地域で窓口が分かれています。
- 2026年に入って2市が体制を変えました。岩国市の医師会病院救急センターは4月から、医師不足や高齢化などを理由に診療の形を見直し、宇部市の休日・夜間救急診療所は10月1日から小児科の曜日と時間を変えています。古い案内や紙のチラシの時間で動かないようにしてください。
- 病院の中のこども急病センターは周りの市と一緒に運営されています。山口赤十字病院のセンターは「山口・防府地域」の名前で、周南こどもQQは周南・下松・光の3市の小児科医が出ています。
- 今開いている医療機関は、県も市も厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」で探すよう案内しています。山口県のページから入れます。医療情報ネット(ナビイ)山口県(厚生労働省)
出かける前に用意するもの
どこも応急の診療が目的で、翌日以降はかかりつけ医で診てもらう前提です。宇部市は、昼から様子がおかしいと感じたら夜まで待たず、かかりつけ医の診療時間内に受診するよう呼びかけています。
- 迷ったら先に#8000(15歳未満)か#7119(おおむね15歳以上)に電話する。
- 行く前に施設へ電話して、今夜の時間と受診の可否を確かめる(下関は来院前の電話が必須、岩国のオンライン診療も事前の電話が必要)。
- マイナ保険証か資格確認書、子どもの医療証(福祉医療費受給者証)を持つ。山口赤十字はWeb問診、岩国はスマートフォンも。
- けがは、こども急病センターではなく各市の急病診療所の外科か#7119へ。
- 意識がない、息が苦しいなど命に関わると思ったら119番。
よくある質問
#8000が他県につながったら? 県境の近くでは起こることがあり、県は083-921-2755にかけ直すよう案内しています。
#8000で診察や薬の指示は受けられますか? 県は、この電話相談では診察や治療は行わないと書いています。
こども急病センターでけがは診てもらえますか? 山口と周南のセンターは内科の病気が対象で、けがは各市の急病診療所の外科を案内しています。
診療の曜日や時間は、医師の確保の状況で変わることがあります。出かける前に、お住まいの市のページか施設への電話で今の案内を確かめてください。
公式情報確認:2026年10月4日(日本時間)。料金・営業時間は変更されることがあります。
