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帯状疱疹ワクチンの助成2026。九州5市の負担は3,000円から、期限は3月末

紅葉の並木道を歩く2人の後ろ姿の写真に「帯状疱疹ワクチン助成 自己負担と期限を比較」の文字

福岡市・北九州市・久留米市・熊本市・鹿児島市の2026年度の帯状疱疹ワクチン定期接種について、対象の生年月日、生ワクチン・組換えワクチンの自己負担(3,000〜12,000円)、3月31日の期限、無料の条件、問い合わせ先をまとめました。

帯状疱疹ワクチンは2025年度から定期接種になり、対象の年齢の人は住んでいる市の助成を使って受けられます。福岡市・北九州市・久留米市・熊本市・鹿児島市の5市について、2026年度(令和8年度)の対象者、2種類のワクチンごとの自己負担、期限、無料になる条件、予約と問い合わせの窓口をまとめました。

  • 対象は2026年度中に65・70・75・80・85・90・95・100歳になる人と、60〜64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害がある人。助成は1人1度きりです
  • 自己負担は生ワクチン(1回)が3,000〜4,950円、組換えワクチン(2回)が1回10,000〜12,000円
  • 期間はどの市も2027年3月31日まで。組換えワクチンは2回目もこの日までに終える必要があります
  • 生活保護世帯と市民税非課税世帯は、5市とも書類を見せれば無料(久留米市は事前の手続きが必要)

5市の自己負担を一覧で

5市とも助成の期間は2026年4月1日から2027年3月31日までで、生ワクチンなら3,000〜4,950円、組換えワクチンなら1回10,000〜12,000円を医療機関の窓口で払います。使うワクチンはどちらか1種類で、途中で種類を変える交互接種は助成の対象になりません。期間を過ぎた接種や対象外の年齢の人の接種は任意接種になり、費用は全額自己負担です(福岡市の50・55・60歳への助成は福岡市の節を参照)。

福岡市・北九州市・久留米市・熊本市・鹿児島市の生ワクチン1回と組換えワクチン1回あたりの自己負担を並べた図
九州5市の帯状疱疹ワクチンの自己負担(2026年度)。各市の公式ページをもとに編集部作成
市生ワクチン(1回)組換え(1回・2回接種)非課税世帯
福岡市4,900円12,000円無料
北九州市4,600円11,000円無料
久留米市3,000円10,000円無料(事前手続き)
熊本市4,950円11,000円無料
鹿児島市3,000円11,700円無料

組換えワクチンを2回受けたときの合計は、福岡市24,000円、北九州市22,000円、久留米市20,000円、熊本市22,000円、鹿児島市23,400円です(福岡市・熊本市・鹿児島市は1回の金額からの編集部計算)。

対象になるのは誰? 2026年度の生年月日

2026年度の対象は、昭和36年4月2日〜昭和37年4月1日生まれ(65歳)と、2025年度からの5年間の経過措置で70・75・80・85・90・95・100歳になる人です。経過措置の年齢の生年月日は、70歳が昭和31年4月2日〜昭和32年4月1日生まれ、75歳が昭和26年4月2日〜昭和27年4月1日生まれ、80歳が昭和21年4月2日〜昭和22年4月1日生まれ、85歳が昭和16年4月2日〜昭和17年4月1日生まれ、90歳が昭和11年4月2日〜昭和12年4月1日生まれ、95歳が昭和6年4月2日〜昭和7年4月1日生まれ、100歳が大正15年4月2日〜昭和2年4月1日生まれです。誕生日の前でも、期間中なら接種できます。

このほか、接種日に60〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある人(おおむね身体障害者手帳1級相当)も対象です。それ以外の理由で手帳1級の人は対象になりません。経過措置の期間中に対象になるのは1度だけで、その年度に受けなければ翌年度以降は助成を受けられません。何年度に対象になるかの早見表は、福岡市と北九州市のページにあります。対象者の考え方は厚生労働省のページにまとまっています。厚生労働省 帯状疱疹ワクチン

2種類のワクチンの違いと、選ぶときの相談先

生ワクチンは皮下に1回、組換えワクチンは2か月以上の間隔をあけて筋肉内に2回接種します。病気や治療で免疫の機能が低下している、または低下するおそれがある人は、医師が早期の接種が必要と判断した場合に、組換えワクチンの間隔を1か月まで短くできます。生ワクチンは、病気や治療で免疫が低下している人は受けられません。

厚生労働省は、2種類のワクチンは接種の回数や方法、予防効果とその持続期間、副反応の出方などが違うとして、特徴を確かめたうえで医師と相談して選ぶよう案内しています。心臓・腎臓・肝臓・血液の病気がある人、以前の予防接種で2日以内に発熱や全身の発疹が出た人、けいれんを起こしたことがある人などは、あらかじめ医師に相談する必要があります。接種を受けるかどうか、どちらを選ぶかは、かかりつけ医など接種する医師と決めてください。医療機関によって扱うワクチンが違う場合もあります。

以前に自費で帯状疱疹ワクチンを受けた人の扱いは、市の案内では「基本的には接種の必要はないが、医師が必要と認めた場合は助成を受けられる」という形です(福岡市・久留米市)。水ぼうそうや帯状疱疹にかかったことがある人も、定期接種の対象になると厚生労働省は説明しています。

福岡市は生4,900円・組換え12,000円、50歳からの任意接種にも助成

福岡市の自己負担は生ワクチン1回4,900円、組換えワクチン1回12,000円で、期間は2026年4月1日から2027年3月31日まで(原則、月〜金曜日)です。対象者には2026年4月27日〜30日に個別通知が送られています。組換えワクチンを選ぶ人は、期間が終わる2か月前までに1回目を受けます。

福岡市は定期接種とは別に、接種日に50歳・55歳・60歳の人の任意接種にも費用の一部を助成しています(55歳・60歳は2025〜2029年度の経過措置)。期間はその年齢になる誕生日の前日から1年間で、市は同じ自己負担額を示しています。対象になる誕生月の月末に個別通知が届きます。

接種は市の実施医療機関(「予防接種(高齢者用)実施医療機関」のステッカーを表示)に予約して受けます。かかりつけ医が市外の場合などは、福岡県定期予防接種広域化実施医療機関でも福岡市の自己負担額で受けられます。持ち物は、マイナンバーカードや健康保険資格確認書、介護保険被保険者証、運転免許証など住所・氏名・年齢が分かるもの1つと、届いた予診票です。予診票が無くても医療機関に備え付けのもので受けられます。

生活保護受給者、中国残留邦人等の支援給付を受けている人、市県民税非課税世帯の人は、最新の確認書類を医療機関に出すと自己負担が免除されます。非課税世帯の書類は、所得段階が第1〜第3段階の介護保険料の通知書、区分Ⅰ・Ⅱの後期高齢者医療資格確認書、介護保険負担限度額認定証などの写しです。どれも無い人は「予防接種用」のゴム印が押された市県民税非課税証明書を使えます(コンビニ交付の証明書は使えません)。問い合わせは各区保健福祉センター健康課です(東区092-645-1078、博多区092-419-1091、中央区092-761-7340、南区092-559-5116、城南区092-831-4261、早良区092-851-6012、西区092-895-7073)。福岡市 令和8年度 帯状疱疹の予防接種について

北九州市は生4,600円・組換え11,000円

北九州市の自己負担は生ワクチン4,600円、組換えワクチン1回11,000円(2回で22,000円)で、期間は2026年4月1日から2027年3月31日までです。対象者への案内は7月上旬の送付予定と市は案内しています。接種は各医療機関での個別接種で、予約が必要な場合があるため、区ごとの実施医療機関の一覧を見て事前に確かめます。

生活保護受給者と、世帯全員が市民税非課税の人は無料です。非課税世帯の人は、直近の介護保険料納入通知書(保険料段階が1〜3段階のもの)か介護保険負担限度額認定証などを医療機関で見せるか、本人確認書類と予診票を持って各区役所保健福祉課で減免確認を受けます。非課税世帯で後期高齢者医療制度の人は、マイナンバーカードか、後期高齢者医療の限度額適用・標準負担額減額認定証または資格確認書を見せる方法もあります。生活保護の人はマイナンバーカードか生活保護受給証明書を見せます。

市は、帯状疱疹ワクチンは医師が特に必要と認めた場合にインフルエンザや新型コロナのワクチンと同時に接種できること、生ワクチンはほかの生ワクチンと27日以上あけることを案内しています。ワクチン接種の問い合わせは保健福祉局保健所保健企画課(093-522-8711)です。北九州市 帯状疱疹ワクチンの接種について

久留米市は生3,000円・組換え10,000円、免除は事前に手続き

久留米市の自己負担金は生ワクチン3,000円、組換えワクチン1回10,000円(2回で20,000円)で、期間は2026年4月1日(水)から2027年3月31日(水)までです。対象者には2026年4月に接種券(ハガキ)が送られていて、届いたら医療機関へ予約の問い合わせをします。接種は市内の受託医療機関か、福岡県定期予防接種広域化実施医療機関で受けられます。

持ち物は、マイナンバーカードや運転免許証など年齢と久留米市民であることが分かるもの1つと、接種券(ハガキ)です。予診票は医療機関にあります。接種券を無くしたときは、保健予防課への電話か電子申請で再送付を頼めます(1週間〜10日程度)。

市県民税非課税世帯、生活保護受給世帯、中国残留邦人等の支援給付受給世帯の人は自己負担金の免除を受けられますが、事前の手続きが必要です。本人が非課税でも、同じ世帯に市県民税を払っている人が一人でもいると免除は受けられません。過去に任意接種で帯状疱疹ワクチンを受けた人は原則対象外で、医師と相談して必要と認められた場合は対象になります。問い合わせは健康福祉部保健所保健予防課(0942-30-9730)です。久留米市 高齢者の帯状疱疹予防接種

熊本市は生4,950円・組換え11,000円、1回目は1月中に

熊本市の費用は生ワクチン4,950円、組換えワクチン1回あたり11,000円で、組換えワクチンは2回目を3月末までに終えるため、1回目は遅くとも2027年1月中に済ませるよう市は案内しています。組換えワクチンの通常の費用はおよそ1回22,000円で、市はその半額を助成する形です。2026年度の対象者への勧奨ハガキは7月末〜8月上旬の送付予定と案内されていました。

接種は熊本市の実施医療機関で、高齢者の予防接種の実施医療機関名簿を見て事前に予約します。市外で受けたいときは事前の手続きが必要で、1〜2週間かかります。持ち物はマイナ保険証など本人確認ができるもの。市民税非課税世帯、生活保護世帯、中国残留邦人等の支援給付を受けている人は、自己負担免除の確認書類を医療機関で見せると無料です。接種後は医療機関で予防接種済証を受け取り、保管します。

熊本市は、2026年の熊本地震で被災し、やむを得ず対象期間内に定期接種を受けられず対象年齢を過ぎた人について、公費で接種できる期間の延長を設けています(帯状疱疹は2026年7月29日から1年間、り災証明書を持って事前に申請)。問い合わせは熊本市感染症予防課(096-364-3189)です。熊本市 帯状疱疹定期予防接種について・熊本市 定期予防接種の対象期間の延長について

鹿児島市は生3,000円・組換え11,700円、非課税世帯は無料

鹿児島市の接種料金は生ワクチン3,000円、組換えワクチン1回11,700円で、助成期間は2026年4月1日から2027年3月31日までです。65歳などの対象者には4月に案内と予診票が送られています。組換えワクチンの2回目が2027年4月1日以降になると、2回目は全額自己負担の任意接種になるため、市は早めに医療機関へ相談するよう呼びかけています。

生活保護受給者と市県民税非課税世帯(世帯全員が非課税)の人は、証明書を医療機関に見せると無料です。生活保護の人は生活保護受給証や生活保護法医療券などのいずれか1つ。非課税世帯の人で確認書類が無い場合は、「市民税・県民税非課税証明書(市保健事業用)」を本庁資産税課、谷山支所税務課か各支所市税窓口係で取ります。この証明書はコンビニや市民サービスステーションでは発行できず、4〜6月は令和7年度分でも使え、7月以降は令和8年度分が必要です。国民健康保険の限度額適用・標準負担額減額認定証は非課税世帯の証明になりません。

接種は市内の実施医療機関か、鹿児島県医師会の相互乗り入れ協力医療機関で受けます。持ち物は予診票と、マイナンバーカードや運転免許証など年齢・住所が分かるものです。問い合わせは健康福祉局保健部感染症対策課(099-803-7023)です。鹿児島市 帯状疱疹予防接種の定期接種

よくある質問

組換えワクチンの2回目が3月31日を過ぎたらどうなる?
2回目は助成の対象外になり、全額自己負担です(福岡市・鹿児島市の案内)。2か月以上の間隔が必要なので、組換えワクチンを選ぶなら1回目は1月中までに受けるのが目安です(熊本市は1月中と案内)。

組換えワクチンの1回目を自費で受けていたら、2回目は助成を使える?
福岡市は、助成を受けて2回目を接種できると案内しています。ほかの市は、住んでいる市の窓口に問い合わせてください。

以前に全額自費で受けた分は払い戻される?
福岡市は、定期接種が始まる前(2025年3月以前)に全額自費で受けた分の払い戻し制度は無いと案内しています。

住んでいる市の外の医療機関で受けられる?
福岡市と久留米市は福岡県定期予防接種広域化実施医療機関で、鹿児島市は鹿児島県医師会の相互乗り入れ協力医療機関で受けられます。熊本市は市外で受けるとき1〜2週間かかる事前の手続きが必要です。県外で受けるときは、どの市も事前の手続きを確かめてください。

公式情報確認:2026年10月4日(日本時間)。対象・料金は変更されることがあります。

利用する前に知っておきたいこと

対象・回数
その市に住民票があり、2026年度中に65・70・75・80・85・90・95・100歳になる人(昭和36年4月2日〜昭和37年4月1日生まれなど)、または60〜64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある人。助成は1人1度きり

情報源・掲載について

確認に使用した公式情報:

情報確認日:2026-10-04

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