鹿児島県で子どもを育てるとき、どの市町村に住むかで、もらえる祝い金や助成が変わります。種子島・屋久島・奄美の島々では、島の外の病院へ通う交通費や宿泊費を町が助成する制度もあります。県と市町村の独自の制度を16件まとめました。国の児童手当のように全国どこでも同じ制度は外しています。
- 子ども医療費は、県内43市町村すべてで自己負担0円(対象年齢は市町村で違う)
- 出産の祝い金が大きいのは中種子町(第4子以降30万円)と湧水町(第3子以降30万円)
- 島の外での通院・健診・出産の交通費と宿泊費を、中種子町・喜界町・知名町が助成
- 志布志市の小・中学校入学支援金は、オンライン申請が2026年9月30日まで
鹿児島県の独自制度16件を一覧で
自治体名を押すと、その自治体の節に移ります。申請の窓口・書類・期限・電話は各節にまとめています。

| 自治体 | 制度 | 金額・内容 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 鹿児島県 | 子ども医療費助成 | 自己負担0円 | 年齢は市町村で違う |
| 中種子町 | 出産祝金 | 5万円〜30万円 | 3か月以上町に住む人 |
| 中種子町 | 島外の通院費助成 | 運賃の3分の2相当ほか | 18歳の年度末まで |
| 屋久島町 | すこやかベビー出産祝金 | 10万円・20万円 | 1年以上町に住む人 |
| 喜界町 | 健診・出産の旅費と宿泊費 | 1泊5,000円まで | 町外で健診・出産した人 |
| 知名町 | 子育て支援金 | 各5万円×4回 | 出生・小中高の入学時 |
| 知名町 | 島外旅費助成 | 実費の3分の2 | 島外で出産・治療する人 |
| 南大隅町 | 保育料の無償化 | 0〜2歳も無償 | 町に住む園児 |
| 伊佐市 | 第3子以降の保育料 | 無料 | 第3子以降の3歳未満 |
| 南さつま市 | 給食費の無償化 | 保護者負担0円 | 市立小・中学校 |
| 志布志市 | 入学支援金 | 1人3万円 | 新小1・新中1 |
| 湧水町 | 新生児子育て応援給付金 | 10万円〜30万円 | 町に住む母子 |
| 湧水町 | 入学祝金 | 1人3万円 | 新小1・新中1 |
| 阿久根市 | 妊産婦交通費助成 | 交通費の10分の8 | 2026年4月以降の出産 |
| 垂水市 | 乳児用品の応援券 | 月6,000円分 | 1歳未満の乳児 |
| 垂水市 | ママパパ応援チケット | 3万円分 | すべての妊産婦 |
鹿児島県:子ども医療費は全市町村で自己負担0円
鹿児島県の子ども医療費助成は、県と市町村が一緒に行う制度です。県内43市町村のすべてで自己負担は0円で、県内の医療機関なら受給資格者証を見せれば窓口で払いません。住民税非課税世帯は、すべての市町村で18歳の年度末まで入院・通院とも対象です。住民税課税世帯は市町村で対象年齢が違い、2026年4月1日現在、37市町村が18歳の年度末まで、鹿児島市・指宿市・日置市・霧島市・姶良市の5市が中学卒業まで、徳之島町が就学前までです。鹿児島県 子ども医療費助成制度(県内市町村の実施状況)
- 申請先:住んでいる市町村の子ども医療費の担当課
- 自動か申請か:申請が要る。市町村から受給資格者証の交付を受ける
- 問い合わせ:鹿児島県 子育て支援課 099-286-2763
中種子町:出産祝金は第4子以降30万円、島外の通院費も助成
中種子町(種子島)の出産祝金は、第1子5万円、第2子10万円、第3子20万円、第4子以降30万円です。出産前から続けて3か月以上町に住所がある人が対象です。2026年1月からは、全額を現金か町商工会の商品券で受け取れます。中種子町 出産祝金制度
- 申請先:地域福祉課 こども家庭センター(こども未来係)
- 自動か申請か:申請が要る
- 書類:申請者の本人確認書類、振込先の金融機関がわかるもの
- 期限:生まれた日から1年以内
- 問い合わせ:0997-27-1111(内線254・292)
離島地域子ども通院費等支援助成金は、島の外の医療機関での治療が必要と医師が証明した18歳の年度末までの子と、付き添い1人が対象です。交通費は離島割引などを使った後の運賃の3分の2相当(毎年度6往復まで)、宿泊費は1人1泊5,000円を上限にその3分の2相当(1回の通院で2泊まで)、文書料は全額です。中種子町 離島地域子ども通院費等支援助成金
- 申請先:地域福祉課 福祉係
- 書類:島外で医療を受ける必要を示す証明書(年度に1回)、交通費・宿泊費・文書料の領収書、医療費の領収書か明細書、印鑑
- 期限:通院した日から1年以内
- 問い合わせ:0997-27-1111(内線219・281・261)
屋久島町:すこやかベビー出産祝金は第3子以降20万円
屋久島町のすこやかベビー出産祝金は、第1子・第2子が10万円、第3子以降が20万円です。1年以上町に住所がある人が対象で、1年に満たない場合は1年たった時に対象になります。屋久島町 すこやかベビー出産祝金
- 申請先:本庁 福祉支援課、または各出張所
- 書類:申請書、請求書、通帳かキャッシュカードの写し
- 注意:住所を置いて1年たった時点で子がすでに1歳の誕生日を迎えている場合は対象外
- 問い合わせ:0997-43-5900
喜界町:鹿児島での健診・出産の旅費と宿泊費を助成
喜界町は、町外の医療機関で妊婦健診・産婦健診を受けた人と、町外で出産した人の旅費と宿泊費を助成します。旅費は鹿児島までの往復の航空運賃(離島割引)か船の2等運賃です。宿泊費は1泊5,000円が上限で、健診は1泊まで、出産は出産予定日か出産日の前38泊までです。健診は妊婦健診14回・産婦健診2回までが対象です。喜界町 妊娠・出産の支援
- 申請先:保健福祉課 包括・保健チーム
- 書類:母子手帳、領収書、通帳
- 期限:健診を受けてから1年以内、出産してから1年以内
- 問い合わせ:0997-65-3522
知名町:出生と小・中・高の入学で5万円ずつ、島外の出産は90泊まで助成
知名町(沖永良部島)の子育て支援金は、生まれた時、小学校・中学校・高校などに入る時に、それぞれ5万円分の町の商品券(知名町商工スタンプ会商品券)を渡します。出生時は、出産時点を含めて1年以上続けて町に住所がある母(子も生まれた日に町に住民登録していること)、入学時は、入学する子と生計を同じくする町に住所がある養育者が対象です。知名町 子育て支援金
- 申請先:子育て支援課。申請書と誓約書を出す
- 書類:出生時は印鑑。入学時は印鑑と入学決定通知書(高校などは受験票や合格通知書など)
- 期限:出生時は生まれた日から1年以内、入学時は入学式の日まで
- 問い合わせ:0997-84-3170
島外旅費助成は2つあり、どちらも実費の3分の2を助成します(宿泊費は1泊5,000円が上限)。医師に島の外での妊娠管理や出産を勧められた妊婦と、未熟児などで島外に滞在した子と産婦は、島外に滞在して出産・治療した場合に交通費1往復と宿泊90泊まで、定期的な通院は交通費5往復と1回3泊までです。医師に島の外での治療・検査・療育が必要と言われた子と保護者1人は、1回につき交通費1往復と宿泊2泊まで(回数の制限なし)で、証明書の文書料も対象です。知名町 島外旅費助成
- 申請先:子育て支援課
- 書類:妊産婦は母子手帳と診断書の写し、治療の証明書類、交通費・宿泊費の領収書の原本など
- 期限:島外に滞在する必要がなくなった日から1か月以内(子どもは島に戻ってから1か月以内)
- 問い合わせ:0997-84-3170
南大隅町:0〜2歳も保育料が無償
南大隅町は、0〜2歳児の保育料も無償にし、町に住む子の保育料を完全に無償化しています。町に住所がある保育所入所児の保護者が対象で、町外の施設に通う場合も含みます。町税などの滞納があると対象外です。南大隅町 保育利用料の無償化
- 問い合わせ:介護福祉課 福祉係 0994-24-3126
伊佐市:第3子以降の3歳未満は保育料が無料
伊佐市の2026年度の保育施設入所申込の案内では、第3子以降で3歳未満の子がいる家庭は「第3子以降保育料無料化申請書」と「多子世帯保育料軽減同意書」を出すことになっています。第何子の数え方など、無料になる条件の詳細は案内に書かれていないため、こども課 保育係で確かめてください。伊佐市 令和8年度 保育施設の入所申し込み
- 申請先:こども課 保育係(1号認定は各保育施設へ直接)
- 自動か申請か:申請が要る。入所の申し込み書類と一緒に出す
- 書類:第3子以降保育料無料化申請書、多子世帯保育料軽減同意書
- 問い合わせ:0995-23-1311(内線1220)
南さつま市:2017年度から給食費が無償
南さつま市は2017年度から学校給食費を無償にしています。2026年度は、小学校の月5,400円、中学校の月6,200円の給食費を市が負担し、保護者の負担は0円です。市立の小・中学校と義務教育学校の子が対象で、市立以外の学校に通う子には市の給食費と同じ額を補助します。南さつま市 学校給食費の無償化
- 問い合わせ:市立学校給食センター 0993-59-1800、市立以外の学校は教育委員会 学校教育課 0993-76-1806
志布志市:小・中学校の入学時に3万円、オンライン申請は9月30日まで
志布志市は2026年度から市独自に、新小学1年生と新中学1年生(義務教育学校7年生を含む)に1人3万円の入学支援金を支給します。入学の日などに、子と保護者が市に住所があることが条件です。志布志市 小・中学校入学支援金
- 申請先:こども子育て課 子育て支援グループ(オンラインが難しい場合は各庁舎の児童福祉担当窓口)
- 自動か申請か:申請が要る。市から案内が郵送される
- オンライン:7月中旬に届いた案内文書に載っている入口から申請する
- 書類:窓口の場合は振込口座がわかるもの
- 期限:オンライン申請は2026年9月30日(水)まで(窓口で出す場合の締切日は市のページに書かれていない)
- 問い合わせ:099-472-1111(内線281〜283)
湧水町:新生児に第3子以降30万円、入学時に3万円
湧水町の新生児子育て応援給付金は、第1子10万円、第2子20万円、第3子以降30万円です。母が出産前から町に住所があって住んでいること、申請時に母子とも町に住所があること、町民税などの未納がないこと、受け取った後も町に住み続ける意思があることが条件です。湧水町 新生児子育て応援給付金
- 申請先:健康増進課
- 書類:申請書、同意書(住民税などの納付状況の照会)、印鑑(スタンプ印は不可)、保護者名義の通帳
- 問い合わせ:0995-74-3111(代表)
入学祝金は、小・中学校の新1年生1人あたり3万円です。入学する年の4月6日時点で町の住民基本台帳に載っている新1年生の養育者が対象で、4月下旬ごろに対象の人へ案内が届きます。湧水町 入学祝金支給事業
阿久根市:出産のための交通費を10分の8助成
阿久根市の妊産婦交通費助成金は、出産のために分娩を取り扱う施設まで行く1回(往復)の交通費の10分の8を助成します。市に住所があり、母子手帳の交付を受けて2026年4月1日以降に出産した人が対象で、市税の滞納がないことが条件です。国や県の補助を受けた分は差し引きます。阿久根市 妊産婦交通費助成金
- 申請先:こども保健課 こども家庭係
- 書類:交付申請書兼請求書、出産日と分娩施設がわかる母子手帳などの写し、交通費の領収書か利用証明書、通帳の写し
- 期限:出産した日の翌日から6か月以内
- 問い合わせ:0996-79-3039
垂水市:乳児用品に最大72,000円分、妊産婦に3万円分のチケット
垂水市の乳児用品等購入助成事業は、乳児1人につき月6,000円分の応援券を、生まれた月の翌月から満1歳の月まで、最大72,000円分渡すものです。市内の指定店で使えます。市に住所があって住んでいる1歳未満の乳児と、同じ世帯の保護者が対象です。垂水市 乳児用品等購入助成事業
- 問い合わせ:保健課 子育て支援係 0994-32-1111
ママパパ応援チケットは、すべての妊産婦に3万円分(1,000円のチケット30枚)を渡すもので、ガソリン代・タクシー代・垂水フェリーに使えます。母子手帳を受け取る時に一緒に渡され、交付日から1年間使えます。未熟児養育医療が必要な乳幼児の家庭も対象です。垂水市 ママパパ応援チケット
- 問い合わせ:保健課 健康増進係 0994-32-1111
公式情報確認:2026年9月28日(日本時間)。料金・営業時間は変更されることがあります。

