福岡で部屋を探す前に家賃の水準を知りたいなら、国が5年ごとに行っている住宅・土地統計調査の数字にあたります。全国・都道府県・市区町村の区分で借家の1か月当たり家賃が集計されていて、政府統計の総合窓口(e-Stat)から誰でも見られます。不動産サイトの相場欄と違い、集計の範囲と時点がはっきりしているのが利点です。
どの調査を見るか
住宅・土地統計調査は総務省統計局が5年ごとに実施する調査で、直近は令和5年、10月1日を基準日として行われました。世帯と住宅との関係、居住室の規模、建て方の種類、土地の所有などを調べたものです。結果は段階を分けて公表されていて、住宅及び世帯に関する基本集計が令和6年9月25日、構造集計が令和7年1月29日、土地集計が令和7年3月26日に出ています。家賃を見るなら、まず基本集計です。次回は令和10年の調査が予定されています。調査は住宅に住んでいる世帯を対象に広く行われるもので、募集中の物件ではなく、実際に住んでいる人が払っている家賃を集めた数字になります。統計局 住宅・土地統計調査
e-Statで借家の家賃の表にたどり着く
基本集計は「全国・都道府県・市区町村」の区分で公開されていて、この中に「借家の家賃」という分類の統計表が並びます。たとえば、住宅の建て方と世帯人員の区分別に借家に居住する主世帯の1か月当たり家賃を載せた表や、住宅の所有の関係の区分別に1か月当たり家賃を載せた表があります。共益費・管理費は家賃とは別の表にまとめられています。e-Statの統計表一覧から詳細検索に進み、調査名と集計を選んで目的の表を開き、地域の欄で福岡県や福岡市、糸島市を選ぶ形になります。令和5年住宅・土地統計調査 調査の結果
読むときに気をつけること
数字は令和5年10月1日時点のものです。調査が5年に1度なので、いま募集されている部屋の相場そのものではなく、その地域の借家がどのくらいの家賃帯に分布しているかを見るための材料になります。借家は公営の借家、都市再生機構・公社の借家、民営借家、給与住宅といった所有の関係で分かれて集計されているので、民間の賃貸を探しているなら民営借家の欄を見ます。建て方や世帯人員でも数字が変わるため、自分の世帯に近い区分を選ぶことが要ります。住む場所を決める材料としては、災害の危険度も同じ段階で確かめておきたいところで、福岡市の防災情報の調べ方に総合ハザードマップの見方をまとめています。
公式情報確認:2026年9月21日(日本時間)。制度・料金は変更されることがあります。



